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経営 2019/08/28

歯科医師の資産運用 第2回「資産運用の手段」

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こんにちは、ブリッジ・シー・エステート代表の澁谷と申します。

 

私は、公認会計士・税理士の資格を保有しながら、不動産会社の経営に携わっています。

これまでに富裕層向けの資産運用、個人向けライフプランニング、相続対策、不動産販売・管理、リノベーションなど、様々な事業を手がけてきました。

このような経験から得た資産運用ノウハウを、全6回にわたってご紹介しますので、先生方のライフプランニングにお役立ていただければ幸いです。

 

第2回は、資産運用の手段についてお伝えしたいと思います。 

 

様々な資産運用の手段

ひとことに資産運用といっても、その手段は、株式、FX、投資信託、不動産、金地金等々、多岐に渡ります。まず、それぞれの違いについてご紹介します。

 

 

 

 

株式

株式投資は、企業の株価売買を通じて、その差額で利益を得る投資商品です。保有していれば配当金や優待制度を受けることができます。

◆メリット 自分の知っている企業に投資することができ、売買や保有を通じてリターンを得ることができます。

デメリット 相場で株価が日々変動するため、値動きをウォッチしている必要があります。節税対策にはなりません。

 

 

FX(外国為替証拠金取引)

FXとは、異なる通貨の売買を通じて、その差額で利益を得る投資商品です。

メリット 少ない自己資金で大きな取引ができます。

デメリット レバレッジをかけすぎると、リスクが非常に高くなり、大きな損失を被る可能性があります。節税対策にはなりません。 

 

 

投資信託

投資信託とは、運用のプロ(ファンドマネージャー)が株式や債券などに投資運用をして、その運用で生まれた利益を還元する投資商品です。

メリット 分散投資をプロが行います。

デメリット 投資した元本を割れるリスクがあります。節税対策にはなりません。

 

 

不動産

不動産投資とは、不動産オーナーになって毎月の賃料収入を受け取る投資です。売却すれば売却益を得ることができます。

メリット 日本では、金融機関が融資をしてくれる唯一の投資です。節税対策や保険代わりになります。

デメリット 毎日の値動きは小さいため、短期間で大きな利益を得ることは難しいです。また、流動性が他の商品に比べて低いです。

 

 

金地金

金地金投資とは、現物の金へ投資する商品です。

メリット 政治経済の不安定さに左右されにくく、世界中で通用する資産です。

デメリット 運用収入はありません。また、保管コストがかかります。

  

 

歯科医師がどのくらい資産運用を考えているか

弊社が携わっている歯科医師の方々の統計では、「資産運用を全くしていない、もしくは運用するという考えがそもそもなかった」という方が62%、「興味はあるが何をやっていいか分からない、もしくは自己流でやってみている」という方が27%、「しっかりとした運用をしている自信がある」という方が11%という結果でした。

 

98名の歯科医師対象 ブリッジ・シー・エステート調べ(2019年6月)

 

歯科医師の先生は本業でお忙しいですから、「特に資産運用なんていう領域の情報を入手する機会すらない」、「入手したところで情報の正確性を検証する時間がない」「とりあえずやってみている」という方が多い印象です。

その一方で、労働集約型の職種の性質に危機感をもち、20代のときから将来のために資産形成を進めている方もいました。

 

大切なのは「攻め」と「守り」のバランス

今回先生方に知っていただきたいのは、資産運用というのは、資産を増やしていく「攻め」の側面だけではなく、ご自身の資産をできる限り減らさない「守り」の側面も大事だということです。どちらか一方だけではなくて、両方をバランスよく追求することが大切です。

 

簡単にいうと、こういうことです。

「攻め」資産収入を増やすこと

「守り」支出を減らすこと、万が一のリスクヘッジをしておくこと

 

弊社が長年に渡り、総額何十億円もの税負担や支出の軽減、そして資産を増やすことに貢献し続けているのは、資産運用において鍵となるいくつかのポイントを押さえているからだと自負しています。

次回からは、始めやすく、バランスのとれた運用手段である「不動産」について、詳しく解説をしていきたいと思います。

 

 

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前回の記事はこちら

第1回「資産運用を考えなくてはならない3つの理由」

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