人生100年時代と言われる現代、医療の進歩により、平均寿命と健康寿命の差が拡がり、生涯中、介護を必要とする期間が拡大しています。
「これまで長く通院してきた患者が通えなくなったが、その後どうすべきか?」日常でそんな場面に遭遇する頻度が高くなり、歯科医師が「最期まで診る」という課題は、避けて通れないものとなってきています。
「まずは何をすべきか」「どこまで設備投資が必要なのか」「どこを診て判断すれば良いのか」
本書では、導入に際して必要な情報が、動画、イラスト、漫画などのビジュアルで明快に説明されています。
また、新たな訪問歯科診療という分野に一歩踏み出すとき、そこには、人生の先輩方が示してくれる、他にはない感動的な学びがあります。人生の最終部分をどう生きるのかに寄り添い、真の必要を見極め、提案する。それに応えるように、食べること、生きることに喜びを取り戻す患者の変化や、関係する人々の真摯な取り組みにふれるとき、訪問歯科診療での醍醐味とも言える、伴走者としての深い感動があります。
「時代に合わせてこれからの歯科医院をどのようにつくっていくのか」という問いを模索し、
訪問歯科診療の導入を考えている方、はじめたものの壁にぶつかってしまった方、
地域で深く根付き、選ばれる歯科医院となるため、訪問歯科診療を視野に入れている全ての方におすすめする一冊。
1 まずは始めの1歩を踏み出そう ?これだけはおさえておきたい訪問歯科診療のキホン?
1 介護現場における歯科の立ち位置
1 波平さんと郷ひろみさん
2 口の中はブラックボックス!
3 ライフステージを見据えよう!
2 訪問歯科診療に向けられるニーズ
1 まずは歯ブラシ1本を持って出かけよう!?あぜんとするエピソード?
2 病院・施設・在宅で
1)病院
2)施設
3)在宅
3 要介護高齢者への歯科的対応
1 一命は取り留めても口は寝たきり?!
2 口腔ケアフローチャートを使おう!
1)口腔ケアフローチャートの活用
2)チャートの先の機能的口腔ケアへ
4 口腔ケアから食べるケアへの流れとは?
1 口は全身への窓口!
2 “0”と“1”とでは大きく違う?!
5 まずは食事風景を診に行こう!
1 姿勢
2 食べ物
3 食べ方
6 むせる体験をしてみましょう!
1 猫背嚥下
2 息吐き出し嚥下
3 舌不動嚥下
7 嚥下スクリーニングテストの使い方
■ ここが知りたい! 訪問歯科診療導入に関するQ&A
■ いざ出発! その前の最終チェック
■ What's in my bag? 寺本先生の7つ道具 シンプルかつコンパクトをモットーに
■ 開業医で新たに取り入れる場合のオススメ週間スケジュール
■ 件数が増えてきたら! 効率よく回るためのルート取り
2 開業医こそ取り組もう! 根拠に基づく食支援
1 摂食嚥下障害への確定診断(精査)とは?
1 嚥下造影検査(videofluoroscopic examination of swallowing)
2 5期モデルごとのVF画像
1)先行期障害
2)咀嚼期・口腔期障害
3)咽頭期障害
4)食道期障害
3 嚥下内視鏡検査(videoendoscopic evaluation of swallowing)
1)自浄機能に対する評価
2)咀嚼機能に対する評価
3)嚥下機能に対する評価
2 精査を踏まえた指導手順
1 異常を認めたら
2「先生、どうしても胃瘻はイヤなんです……」
3 まずは現状を改善。それから訓練を!
1)キュアよりサポートを
2)訓練を落とし込むのはこのタイミング!
3 摂食嚥下リハビリテーション
1 根拠に基づく間接訓練を!
1)「食事中のむせが多くて困っています!」
2)「食べていないときや夜中に喉がゴロゴロしているんです!」
3)「咳がうまくできないんです!(強い咳ができません!)」
4)「いつまでも口の中に食べ物が残ってるんです!」
2 嚥下は嚥下で治す。直接訓練を!
1)食物形態の決定
2)姿勢(ポジショニング)
3)訓練メニュー
4 成功例と失敗例から学ぶ!―3ステップと4つのアプローチ
1 3 ステップ(Problem・Goal・Plan)を明確に!
1)Problem 抽出
2)Goal 設定
3)Plan 遂行
2 4つのアプローチという考え方
■ 成功例
Case1 /グループホーム
Case2 /特別養護老人ホーム
Case3 /在宅
■ 失敗例
Case4 /在宅
3 『忘れられない物語』から学ぶもの
1 スーパーマン?!
2 優先されるべき“彩り”を……
3 “聴く”という医療も
4 “別れ”と“出逢い”の繰り返し
5 “食べる”がどこにつながるのか?
6 千羽鶴の物語
7 医科歯科連携を通じて思うこと
「これまで長く通院してきた患者が通えなくなったが、その後どうすべきか?」日常でそんな場面に遭遇する頻度が高くなり、歯科医師が「最期まで診る」という課題は、避けて通れないものとなってきています。
「まずは何をすべきか」「どこまで設備投資が必要なのか」「どこを診て判断すれば良いのか」
本書では、導入に際して必要な情報が、動画、イラスト、漫画などのビジュアルで明快に説明されています。
また、新たな訪問歯科診療という分野に一歩踏み出すとき、そこには、人生の先輩方が示してくれる、他にはない感動的な学びがあります。人生の最終部分をどう生きるのかに寄り添い、真の必要を見極め、提案する。それに応えるように、食べること、生きることに喜びを取り戻す患者の変化や、関係する人々の真摯な取り組みにふれるとき、訪問歯科診療での醍醐味とも言える、伴走者としての深い感動があります。
「時代に合わせてこれからの歯科医院をどのようにつくっていくのか」という問いを模索し、
訪問歯科診療の導入を考えている方、はじめたものの壁にぶつかってしまった方、
地域で深く根付き、選ばれる歯科医院となるため、訪問歯科診療を視野に入れている全ての方におすすめする一冊。
1 まずは始めの1歩を踏み出そう ?これだけはおさえておきたい訪問歯科診療のキホン?
1 介護現場における歯科の立ち位置
1 波平さんと郷ひろみさん
2 口の中はブラックボックス!
3 ライフステージを見据えよう!
2 訪問歯科診療に向けられるニーズ
1 まずは歯ブラシ1本を持って出かけよう!?あぜんとするエピソード?
2 病院・施設・在宅で
1)病院
2)施設
3)在宅
3 要介護高齢者への歯科的対応
1 一命は取り留めても口は寝たきり?!
2 口腔ケアフローチャートを使おう!
1)口腔ケアフローチャートの活用
2)チャートの先の機能的口腔ケアへ
4 口腔ケアから食べるケアへの流れとは?
1 口は全身への窓口!
2 “0”と“1”とでは大きく違う?!
5 まずは食事風景を診に行こう!
1 姿勢
2 食べ物
3 食べ方
6 むせる体験をしてみましょう!
1 猫背嚥下
2 息吐き出し嚥下
3 舌不動嚥下
7 嚥下スクリーニングテストの使い方
■ ここが知りたい! 訪問歯科診療導入に関するQ&A
■ いざ出発! その前の最終チェック
■ What's in my bag? 寺本先生の7つ道具 シンプルかつコンパクトをモットーに
■ 開業医で新たに取り入れる場合のオススメ週間スケジュール
■ 件数が増えてきたら! 効率よく回るためのルート取り
2 開業医こそ取り組もう! 根拠に基づく食支援
1 摂食嚥下障害への確定診断(精査)とは?
1 嚥下造影検査(videofluoroscopic examination of swallowing)
2 5期モデルごとのVF画像
1)先行期障害
2)咀嚼期・口腔期障害
3)咽頭期障害
4)食道期障害
3 嚥下内視鏡検査(videoendoscopic evaluation of swallowing)
1)自浄機能に対する評価
2)咀嚼機能に対する評価
3)嚥下機能に対する評価
2 精査を踏まえた指導手順
1 異常を認めたら
2「先生、どうしても胃瘻はイヤなんです……」
3 まずは現状を改善。それから訓練を!
1)キュアよりサポートを
2)訓練を落とし込むのはこのタイミング!
3 摂食嚥下リハビリテーション
1 根拠に基づく間接訓練を!
1)「食事中のむせが多くて困っています!」
2)「食べていないときや夜中に喉がゴロゴロしているんです!」
3)「咳がうまくできないんです!(強い咳ができません!)」
4)「いつまでも口の中に食べ物が残ってるんです!」
2 嚥下は嚥下で治す。直接訓練を!
1)食物形態の決定
2)姿勢(ポジショニング)
3)訓練メニュー
4 成功例と失敗例から学ぶ!―3ステップと4つのアプローチ
1 3 ステップ(Problem・Goal・Plan)を明確に!
1)Problem 抽出
2)Goal 設定
3)Plan 遂行
2 4つのアプローチという考え方
■ 成功例
Case1 /グループホーム
Case2 /特別養護老人ホーム
Case3 /在宅
■ 失敗例
Case4 /在宅
3 『忘れられない物語』から学ぶもの
1 スーパーマン?!
2 優先されるべき“彩り”を……
3 “聴く”という医療も
4 “別れ”と“出逢い”の繰り返し
5 “食べる”がどこにつながるのか?
6 千羽鶴の物語
7 医科歯科連携を通じて思うこと
最期まで診る歯科医院をつくろう!
感動する訪問歯科診療への第一歩
-
著者
寺本 浩平
-
出版社
永末書店
-
ページ
104ページ
-
サイズ
B5判
-
ISBN
978-4816013812
-
価格
5,500円(税込)