摂食嚥下障害のある在宅要介護高齢者は全国で約40万人（要介護高齢者全体の18％）以上と考えられており、その数は益々増える傾向にあります。
在宅医療における嚥下障害の治療ではその目標を必ずしも「完全治癒」とするのではなく、生命を脅かす因子を最小限に抑えた上で患者本人とその家族の「願いに寄り添い応える」とすることが安心を提供できるポイントと言っても過言ではありません。
講義では嚥下障害を有する地域在宅高齢者への対応について、地域医療連携および診療アルゴリズムと嚥下ニューロリハビリテーションにクローズアップして解説いたします。

・嚥下障害における地域医療連携
・在宅における嚥下障害の診療アルゴリズム
・嚥下ニューロリハビリテーション