・審美歯科臨床の新たなる未来〜ホワイトニング自由自在！〜
歯質の切削を伴わずに審美性を獲得できるホワイトニングは、広く普及している。
ホワイトニング材があらかじめ填塞されたトレーを用いるシステムの登場によって、さらに身近なものとなった。また、デュアルホワイトニングは、歯科医師にとっては患者の希望にこたえることを可能とするものであり、その満足度向上にもつながる。
本講演では、ホワイトニングによって無限に広がる審美歯科の未来を考えてみたい。

・ホワイトニング新時代の到来〜新時代に乗り遅れないための対応法〜
現在、各メーカーより様々なホワイトニング製品が発売されている。
オフィスホワイトニング材においては過酸化水素の濃度の違いだけでなく、光触媒の有無などその製品コンセプトは様々である。
また、ホームホワイトニング材においても、10％過酸化尿素のホワイトニングジェルやマウストレーシートの特徴の違いが明確化されている。
さらにマウストレー作製の必要のない6％過酸化水素ジェルを用いた製品も発売されている。このような流れの中で我々臨床家は製品の選択肢が増え、より患者に寄添った個別対応が可能になった。
そこで今回はホワイトニング新時代の到来に乗り遅れないために、どのように対応すべきかについて考えてみたい。