明日、2022年1月29日(土)、30日(日)に第115回歯科医師国家試験が施行される。
試験地は北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県および福岡県。
試験時間は午前と午後それぞれ2時間15分で、2日間にわたり実施される。また、必修問題80問、一般問題180問、臨床実地問題100問の合計360問が出題される。
来年の第116回歯科医師国家試験から、出題基準の改定を踏まえた出題が予定されており、現行の出題基準をもとに行われる最後の国家試験となる可能性が高い。
合格者の発表は、3月16日(水)の午後2時に厚生労働省サイトの資格・試験情報のページに、受験地および受験番号を掲載して行われる。
まん延防止等重点措置適用地域における新型コロナウイルス感染症対策
全面的に新型コロナウイルス対策が敷かれて開催された昨年から1年。
今年はオミクロン株による感染拡大を踏まえ、多くの都道府県でまん延防止等重点措置が行われる中での、歯科医師国家試験施行となる。
令和3年度医療関係職種国家試験に係る新型コロナウイルス感染症対策については、以下の通りである。
① 新型コロナウイルス感染症に罹患し、入院中または宿泊療養中、自宅療養中の受験者は、他の受験者への感染の恐れがあるため、受験を認めない。
② 濃厚接触者については、以下の要件を全て満たしている場合には感染対策を講じた上で受験を認める。
(1)初期スクリーニング(自治体等によるPCR等検査)の結果、陰性であること※
(2)受験当日も無症状であること
(3)公共の交通機関を利用せず、かつ人が密集する場所を避けて試験場に行くこと
(4)終日、別室で受験すること
ただし、検査の結果が試験当日までに判明しない場合またはその余裕がない場合、(2)(3)を満たした上で試験場へ来場し、試験場にて行う抗原検査キットによる検査の結果が陰性であれば、別室での受験を認める。
※ 自治体等の指示する検査に限る。自治体等によるPCR等検査の結果が陰性であった場合には、別添の確認票を事前にダウンロードし、必要事項を記載の上、試験場に持参すること。なお、事前に確認票を準備できなかった場合には、当日試験場入り口にて確認票を必ず記載すること。また、自治体等から交付された陰性証明書を持参している場合は、併せて試験場に持参すること。
③ 海外から日本に入国して受験する場合、受験者は防疫対策として要請される事項に基づき行動する必要があることから、余裕をもって入国する。
④ 試験場入口(原則施設外)にてサーモグラフィカメラによる検温を実施し、37.5度以上の者は再度接触型体温計により検温。再び37.5度以上あった場合は、抗原検査キットによる検査を実施する。抗原検査の結果が陽性となった場合は、受験を認めない。陰性となった場合は、別室で受験させる。
⑤ 試験当日、以下のうち一つ以上に該当していることを理由に受験できなかった者については、試験日前後2週間における診断書の提出等によって確認の上、受験手数料を返還する。
(1)新型コロナウイルス感染症に罹患し、入院中または宿泊療養中、自宅療養中の者
(2)濃厚接触者であり、② に掲げる要件を満たさない者
(3)日本の入国制限により試験場に行くことができず、受験を断念した者
(4)試験当日に実施した抗原検査の結果が陽性となった者
⑥ 密集状態が生じることのないよう、受験者への止むを得ない付き添いや送迎を除いては、受験者自身や関係者が試験場の周辺で参集するといった行為を自粛する。
⑦ 受験者が新型コロナウイルス感染症と診断された場合には、積極的疫学調査を目的とした保健所等関係機関の要請により、受験者の連絡先等の個人情報を当該機関に提示することがある。
⑧ 新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)をインストールしていることが望ましい。
⑨ 試験当日、以下の(1)〜(3)に該当し、別室で受験する者については、確認票の提出や抗原検査に時間を要すことから、説明開始時刻や試験開始時刻、試験終了時刻を予定より遅らせることがある。
(1)② の(1)~(4)をすべて満たした者
(2)② の(1)のみ満たしておらず、当日試験場にて行う抗原検査キットによる検査の結果が陰性であった者
(3)試験場の検温で37.5度以上あり、抗原検査キットによる検査の結果が陰性であった者
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第115回(2022年)歯科医師国家試験詳細 | 合格者数2,000人を切り、合格率も過去最低
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参考資料
執筆者
WHITE CROSS編集部
臨床経験のある歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科関連企業出身者などの歯科医療従事者を中心に構成されており、 専門家の目線で多数の記事を執筆している。数多くの取材経験を通して得たネットワークをもとに、 歯科医療界の役に立つ情報を発信中。