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デンタルカリエスエッセンシャル原著第4版

デンタルカリエスエッセンシャル原著第4版の画像です
「齲蝕は感染症であり伝染病である」という概念は過去のもの
-すべての齲蝕はシンプルな方法でコントロール可能である

『デンタルカリエス』の編者であるカリオロジーの重鎮2人が,齲蝕を学ぶためのスタート地点として書いた実践的テキスト,原著第4版の翻訳版!

齲蝕とは何か? どんなときに修復を行うべきか? 患者のモチベーションがうまくいかないときはどうしたらよいのか? ―最新の科学的根拠に基づいた数々の提言が,カリエスコントロールを成功に導く
訳者まえがき
 プロローグ
Chapter 1 イントロダクション
 Introduction
 1.1 オーラルヘルスケアの目標
 1.2 なぜ患者は歯を失うのか
 1.3 齲蝕の定義
 1.4 齲蝕の分類
Chapter 2 齲蝕病変はどのようにして発生するのか
 How does a caries lesion develop?
 2.1 バイオフィルム
  2.1.1 バイオフィルムの代謝
 2.2 齲蝕の発生と進行
  2.2.1 エナメル質の再石灰化
 2.3 象牙質齲蝕の進行
 2.4 齲蝕におけるミュータンス連鎖球菌の役割
 2.5 根面齲蝕
 2.6 齲蝕発生における唾液の役割
 2.7 齲蝕における糖の役割
  2.7.1 代替甘味料
Chapter 3 診療での齲蝕の検出・診断・記録
 Detection,diagnosis,and recording in the clinic
 3.1 何を,何のために知る必要があるのか
 3.2 検出・診断のための前提条件
 3.3 一般的に使用される視診の基準
  3.3.1 齲蝕活動性の評価
  3.3.2 病変の深さの評価
  3.3.3 根面齲蝕
  3.3.4 再発性齲蝕
 3.4 診断のための補助的手段
  3.4.1 透照診
  3.4.2 歯間分離
  3.4.3 咬翼法X線撮影
 3.5 検査のチャート化
  3.5.1 筆者らの診断方法
  3.5.2 不確実性と意思決定の関連性
 3.6 齲蝕の分類
Chapter 4 齲蝕病変の発生と進行のコントロール
 Control of caries lesion development and progression
 4.1 カリエスコントロールの概念
 4.2 カリエスコントロールにおける口腔衛生の役割
  4.2.1 口腔衛生指導
 4.3 カリエスコントロールにおけるフッ化物の役割
  4.3.1 フッ化物の歯科への導入経緯
  4.3.2 歯のフッ素症
  4.3.3 フッ化物の抗齲蝕メカニズム
  4.3.4 フッ化物の使用方法の違いによる臨床効果と費用対効果
  4.3.5 フッ化物応用法
  4.3.6 フッ化物の毒性─扱いに際しての注意点
 4.4 カリエスコントロールにおける食事の役割
  4.4.1 糖と歯:一問一答
  4.4.2 多国籍企業の責任
 4.5 カリエスコントロールの原則のまとめ
Chapter 5 どんなときに齲窩を修復するべきか
 When should a dentist restore a cavity?
 5.1 フィッシャーシーラント
  5.1.1 シーラントの適応症
  5.1.2 使用される材料
  5.1.3 さらなる考察
 5.2 どのような場合に充填が必要になるのか
  5.2.1 咬合面
  5.2.2 隣接面
  5.2.3 平滑面
  5.2.4 再修復
 5.3 齲窩はどこまで「きれい」にするべきか
  5.3.1 窩洞形成の前に確認すること
  5.3.2 脱灰象牙質はどのように除去するのか
  5.3.3 歯髄の上にある軟化象牙質はどこまで除去するべきか
 5.4 乳歯への対応
  5.4.1 齲窩のある乳歯の治療方法
  5.4.2 治療法の選択に関わる要素
 5.5 永久歯への対応
  5.5.1 標準的な治療法
  5.5.2 標準的な治療法が使えないときの対応
 5.6 ミニマルインターベンションは保存修復の解決策となるか
Chapter 6 患者とコミュニケーションを図り行動に影響を与える
 Communicating with the patient and trying to influence behaviour
 6.1 誰が齲蝕をコントロールするのか
 6.2 モチベーション
 6.3 コミュニケーション
  6.3.1 言語でのコミュニケーション
  6.3.2 非言語的コミュニケーション(ボディーランゲージ)
  6.3.3 メッセージの伝達
 6.4 行動変容
 6.5 モチベーショナルインタビューイング
  6.5.1 経緯と根拠
  6.5.2 MIの基本原則
  6.5.3 MIにおけるコミュニケーションのヒント
  6.5.4 情報提供
 6.6 意志を行動に移す
  6.6.1 目標を定めて計画を立てる
  6.6.2 進捗状況の確認と問題点の修正
  6.6.3 成功の報酬
 6.7 失敗
Chapter 7 活動性齲蝕の患者のカリエスコントロール
 Caries control for the patients with active lesions
 7.1 はじめに
 7.2 個人の齲蝕経験の原因究明
  7.2.1 バイオフィルムのコントロール
  7.2.2 食事の調査
  7.2.3 唾液量の測定
 7.3 活動性齲蝕の患者への口腔衛生上のアドバイス
  7.3.1 専門家によるプラークコントロール
  7.3.2 清掃のための齲窩の開放
 7.4 フッ化物
 7.5 食事分析に基づくアドバイス
  7.5.1 安全な間食と飲み物
  7.5.2 食事に関する誤解
 7.6 特別な配慮の必要なグループ
  7.6.1 乳幼児と年少児
  7.6.2 萌出中の臼歯
  7.6.3 歯列矯正中の患者
  7.6.4 ドライマウスの患者
  7.6.5 Functionally-dependent adults(機能依存生活者)
 7.7 ガイドライン
  7.7.1 リコール間隔
Chapter 8 集団におけるカリエスコントロール
 Caries control in populations
 8.1 齲蝕の疫学
  8.1.1 評価の指標
 8.2 齲蝕の疫学情報の分析
  8.2.1 定義
  8.2.2 研究デザインの例
  8.2.3 齲蝕の普遍的パターン
  8.2.4 年齢や性別との関連性
  8.2.5 人種・民族,社会的階級,地理,遺伝子との関連性
  8.2.6 WHOの12歳児齲蝕データベース
 8.3 カリエスコントロールの集団研究
  8.3.1 デンマークの子供たちのデンタルヘルスケア
  8.3.2 オッダー市のデンタルヘルスケアプログラム
  8.3.3 スコットランドの取り組み:Childsmile

 エピローグ 効果的な口腔保健医療を提供するために歯科医療従事者はどう変わるべきか

 索引

デンタルカリエスエッセンシャル原著第4版

  • 著者

    Edwina Kidd
    Ole Fejerskov
    大庭 俊太朗
    伊藤 直人

  • 出版社

    医歯薬出版株式会社

  • ページ

    192ページ

  • サイズ

    B5判

  • ISBN

    978-4263446775

  • 価格

    8,360円(税込)

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