2000年3月に開催された磁性アタッチメント国際シンポジウム『21世紀における磁性アタッチメントの役割』と、平沼ミーティングプロジェクトで発表された講演の後抄録である。日本をはじめアジア諸国の磁性アタッチメントの使用状況やその評価、義歯の維持装置としての使用法の他、矯正・歯根挺出・高齢者への対応、MRIへの対応等について述べている。また、必要に応じて磁性アタッチメントの構造、物質データを記載する。
はじめに
執筆者一覧


第1部　現代の磁性アタッチメントを知るために
　現代の磁性アタッチメントを知る
藍　稔
　21世紀への展望－磁性アタッチメントの現在より－
平沼謙二
　パーシャルデンチャーの維持装置－とくにアタッチメントについて－
Harold W.Preiskel
　アジアにおける磁石の歯科敵応用に関する研究
蕭　裕源
　高齢者への磁性アタッチメントの適応
中尾勝彦
　インプラント上部構造への磁性アタッチメントの応用
小宮山彌太郎
　第3世代の維持装置－磁性アタッチメント－
染谷成一郎
　MRIと磁性アタッチメント
山田雅之


第2部　発展しつつある磁性アタッチメントの臨床応用
　磁性アタッチメントに関する国際的な動きを知る
　－第4回磁気歯科国際研究プロジェクト会議から－
藍　稔
　新たに開発されたポストキーパーシステム　－ハイコレックススリム－
五十嵐孝義
　緩圧型磁性アタッチメント・マグマソフトの開発および臨床応用
豊間　均／大山哲生／佐藤吉則／大木一三／荒井一生
　新たなる磁性体矯正装置の開発
宮島邦彰／荒井一生／度會亜紀／田　蕾／本蔵義信
　MRI対策キーパー
田中譲治
　ネジ式磁石を組み込んだ歯根挺出用アタッチメント
須賀康夫
　即日治療ルートキーパー
水谷　紘
　薄膜磁石の臨床応用
五十嵐順正／山下秀一郎
　マグマソフトの臨床報告
細見洋泰


付録　磁性アタッチメント一覧