近年、患者の主訴の複雑化にともないOFP(口腔顔面痛)領域への関心がますます高まっている。AAOP(米国口腔顔面痛学会)によるガイドライン第4版は、国内外の臨床家・研究者の間で広く指針とされてきた第3版に、さらに重要な最新情報を盛り込んだ10年ぶりの徹底改訂版。的確な問診・完全な病歴聴取・専門医への紹介等の場面で重要な指針となり、熟練した専門家にも経験の浅い臨床医にも、研究者にとっても座右になくてはならないガイドラインである。
1 口腔顔面痛序論
口腔顔面痛におけるヘルスケア専門家の責任
口腔顔面痛の疫学
痛みの構造
口腔顔面痛の解剖学的生理学的考察
口腔顔面痛の神経生理
生物心理社会的モデル:アロスターシスと情緒的運動システム
苦悩(suffering)と痛み(pain):併発症
慢性口腔顔面痛症:TMD(顎関節症)と併発症
頭痛と口腔顔面痛症
2 口腔顔面痛患者の一般的評価
スクリーニング評価
包括的評価
要約
3 口腔顔面痛の鑑別診断
専門用語
診断の分類体系
鑑別診断
4 血管性および非血管性頭蓋内障害
予備的検討
血管性障害による頭痛
非血管性頭蓋内障害に関連した頭痛
要約
5 一次性頭痛
片頭痛
緊張型頭痛
群発頭痛
発作性片側頭痛
6 発作性および持続性ニューロパシー性疼痛
発作性ニューロパシー性疼痛
持続性ニューロパシー性疼痛
7 口腔内疼痛症
歯原性疼痛
非歯原性歯痛
歯肉歯槽粘膜と舌の疼痛症
8 TMD(顎関節症)
咀嚼機構の解剖学
TMD(顎関節症)の定義
TMD(顎関節症)の疫学
TMD(顎関節症)の病因学
TMD(顎関節症)の診断的分類
TMD(顎関節症)の管理
臨床研究
9 口腔顔面痛と頭痛の頸原性機序
疫学:TMD(顎関節症)を合併したCSD(頸部障害)の有病率
頸椎と頭蓋下顎の連結
頸椎のスクリーニング評価
頸部が原因の頭蓋顔面痛症候群
代表的なCSD
要約
10 頭痛・顔面痛の頭蓋外および全身的原因
頭蓋骨
眼
耳
副鼻腔
咽頭
リンパ系
血管系
唾液腺
全身的原因
11 II軸:生物行動学的考察
生物行動学的モデルの基盤
発展しつつある生物行動学的枠組み
2軸診断化の実行
一般的障害の定義と一般的特徴
要約
Glossary
索 引
1 口腔顔面痛序論
口腔顔面痛におけるヘルスケア専門家の責任
口腔顔面痛の疫学
痛みの構造
口腔顔面痛の解剖学的生理学的考察
口腔顔面痛の神経生理
生物心理社会的モデル:アロスターシスと情緒的運動システム
苦悩(suffering)と痛み(pain):併発症
慢性口腔顔面痛症:TMD(顎関節症)と併発症
頭痛と口腔顔面痛症
2 口腔顔面痛患者の一般的評価
スクリーニング評価
包括的評価
要約
3 口腔顔面痛の鑑別診断
専門用語
診断の分類体系
鑑別診断
4 血管性および非血管性頭蓋内障害
予備的検討
血管性障害による頭痛
非血管性頭蓋内障害に関連した頭痛
要約
5 一次性頭痛
片頭痛
緊張型頭痛
群発頭痛
発作性片側頭痛
6 発作性および持続性ニューロパシー性疼痛
発作性ニューロパシー性疼痛
持続性ニューロパシー性疼痛
7 口腔内疼痛症
歯原性疼痛
非歯原性歯痛
歯肉歯槽粘膜と舌の疼痛症
8 TMD(顎関節症)
咀嚼機構の解剖学
TMD(顎関節症)の定義
TMD(顎関節症)の疫学
TMD(顎関節症)の病因学
TMD(顎関節症)の診断的分類
TMD(顎関節症)の管理
臨床研究
9 口腔顔面痛と頭痛の頸原性機序
疫学:TMD(顎関節症)を合併したCSD(頸部障害)の有病率
頸椎と頭蓋下顎の連結
頸椎のスクリーニング評価
頸部が原因の頭蓋顔面痛症候群
代表的なCSD
要約
10 頭痛・顔面痛の頭蓋外および全身的原因
頭蓋骨
眼
耳
副鼻腔
咽頭
リンパ系
血管系
唾液腺
全身的原因
11 II軸:生物行動学的考察
生物行動学的モデルの基盤
発展しつつある生物行動学的枠組み
2軸診断化の実行
一般的障害の定義と一般的特徴
要約
Glossary
索 引
口腔顎顔面痛の最新ガイドライン 改訂第4版
─米国AAOP学会による評価,診断,管理の指針─
-
著者
Reny de Leeuw
杉崎 正志
今村 佳樹 -
出版社
クインテッセンス出版
-
ページ
344ページ
-
サイズ
B5判変型
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ISBN
978-4781201054
-
価格
8,250円(税込)