"最新の知見を基に歯科医療従事者が把握しておくべき感染対策の実践方法を写真や図でわかりやすく解説。
新興感染症のみならず再興感染症が流行した場合においても歯科医療従事者として適切な対応ができる情報がまとめられた一冊。"
"CHAPTER1 歯科における医療関連感染対策の基本的な考え方
1 医療関連感染(HAI)の定義
2 歯科におけるHAI の例
1 歯科医療従事者から患者への感染
2 患者から歯科医師への感染
3 歯科診療施設の環境が原因で生じた感染
4 新興感染症によるクラスターの発生
3 歯科診療の特性と感染対策の原則
4 歯科における標準予防策
1 手指衛生
2 個人用防護具
3 患者に使用した器具・器材の取り扱い
4 周辺環境の取り扱い
5 鋭利な器材の取り扱い
5 歯科における感染経路別予防策
1 接触予防策
2 飛沫予防策
3 空気予防策
6 新興感染症・再興感染症に対する感染対策の考え方
7 アウトブレイク時の対応
8 各施設での感染対策マニュアルの作り方
CHAPTER2 薬剤耐性菌
1 医療関連感染(HAI)対策で重要な薬剤耐性菌
2 薬剤耐性菌の感染伝播
3 病院から市中へ拡大する薬剤耐性菌
1 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA:methicillin-resistant Staphylococcus aureus )
2 多剤耐性緑膿菌(MDRP:multiple-drug resistant Pseudomonas aeruginosa )
3 バンコマイシン耐性腸球菌(VRE:vancomycin-resistant Enterococcus )
4 基質特異性拡張型β - ラクタマーゼ(ESBL:extended spectrum β -lactamases)産生菌
5 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE:carbapenem-resistant Enterobacteriaceae 、またはMBL〈metallo-βーlactamase〉産生菌)
6 多剤耐性アシネトバクター(MDRA:multidrug-resistant A cinetobacter sp.)
4 その他の薬剤耐性菌 13
1 ペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP:penicillin-resistant Streptococcus pneumoniae )
2 薬剤耐性淋菌(antimicrobial-resistant Neisseria gonorrhoeae )
5 薬剤耐性菌(AMR:antimicrobial-resistant bacteria)対策
CHAPTER3 歯科診療で用いられる消毒薬
1 消毒薬の基礎
1 滅菌と消毒
2 滅菌と消毒方法の判断基準
3 消毒薬の効果に影響を与える因子
4 主な消毒薬
5 誤飲等の主な症状と対応
2 各病原微生物への対応
3 消毒薬使用の実際
4 消毒薬の管理
CHAPTER4 歯科領域で使用する器械・器具の滅菌・消毒
1 歯科用器械・器具の滅菌・消毒
1 歯科領域で使用する器械・器具とスポルディングの分類
2 一次洗浄
3 滅菌
4 滅菌インジケーター
5 消毒
6 ディスポーザブル製品
2 感染性廃棄物の処理
1 医療廃棄物と感染性廃棄物
2 感染性廃棄物の分別
3 感染性廃棄物処理の委託
CHAPTER5 環境整備
1 接触感染・飛沫感染・空気感染対策
1 呼吸器系の衛生管理・咳エチケット
2 水際対策
3 環境整備
4 密集・密接の回避
2 臨床現場の接触および飛沫感染対策
1 clinical contact surface の感染対策
2 housekeeping surface の感染対策
3 歯科治療時のエアロゾル対策
3 清潔域・不潔域のゾーニング
4 片付け環境
5 感染性廃棄物
CHAPTER6 歯科用ユニット給水系
1 歯科用ユニット給水系の細菌汚染について
1 わが国の水質基準
2 歯科用ユニットから患者の口腔内に注水される部位
3 歯科用ユニット給水系の細菌の存在
2 歯科用ユニット給水系の院内感染対策について
1 フラッシング
2 ショックトリートメント
3 その他
3 歯科用ユニット上で実施する外科手術などにおける術野への注水時のポイント
CHAPTER7 歯科診療時の感染予防対策 具体的実践法
1 チェアサイドにおける感染予防対策の基本 歯科診療での感染リスク
2 治療前の準備
3 手指衛生
4 個人用防護具
5 感染レベルに合わせた感染予防対策
1 観血的治療での感染予防対策
2 観血的治療に準じた治療での感染予防対策
3 非観血的治療での感染予防対策
6 治療後の後片付け
1 治療後の器材の取り扱い
2 治療後のユニットの処理
CHAPTER8 歯科技工に関する感染予防対策
1 はじめに
2 印象体の消毒
3 印象体の診療室からの持ち出しと技工室での受け取り
4 技工操作中の感染対策
5 完成した技工物の消毒法
6 口腔内に装着されていた破折義歯などの修理時の注意
7 おわりに
CHAPTER9 歯科の画像検査における感染対策
1 はじめに
2 検査前の準備
1 口内法X 線撮影
2 パノラマX 線撮影
3 歯科用コーンビームCT
3 検査中の留意事項
4 検査後の画像処理と接触面への配慮
1 口内法X 線撮影
2 パノラマX 線撮影
3 歯科用コーンビームCT
5 おわりに
CHAPTER10 血液・体液曝露事故対策とワクチン
1 血液・体液曝露事故とは
2 血液・体液曝露事故を防ぐための一般的ルール
1 処置や作業を行う際の環境整備
2 作業時のグローブの着用
3 適切な個人用防護具の活用
4 歯科用局所麻酔薬シリンジの注射針のリキャップの禁止
5 採血や処置時の鋭利物の取り扱い
6 鋭利な歯科用器具の取り扱い
7 使用後の注射針、メス刃、縫合針などの廃棄
8 エピネットヘの報告(EPINetTM:Exposure Prevention Information Network)
3 血液・体液曝露事故(針刺し、切創など)発生時の対応
1 対象感染症と曝露リスク
2 血液・体液曝露事故発生時の対応
4 病原体別対応策
1 針刺しや切創などによる体液媒介病原体の感染率(発生確率)
2 各血液媒介感染症への対応
CHAPTER11 歯科訪問診療における感染対策
1 歯科診療室でない環境での診療の特殊性
1 歯科訪問診療は「アウェイ」
2 訪問先別の特殊性
2 病院に準じた訪問先での標準的なHAI 対策
1 MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)
2 包交車の使用制限
3 薬剤耐性グラム陰性桿菌
4 ICU などでの経口気管挿管中の患者の口腔衛生管理
3 歯科診療室でない環境での実際の対応
1 訪問の前に
2 訪問先での留意事項
3 歯科訪問診療後の対応
索引"
新興感染症のみならず再興感染症が流行した場合においても歯科医療従事者として適切な対応ができる情報がまとめられた一冊。"
"CHAPTER1 歯科における医療関連感染対策の基本的な考え方
1 医療関連感染(HAI)の定義
2 歯科におけるHAI の例
1 歯科医療従事者から患者への感染
2 患者から歯科医師への感染
3 歯科診療施設の環境が原因で生じた感染
4 新興感染症によるクラスターの発生
3 歯科診療の特性と感染対策の原則
4 歯科における標準予防策
1 手指衛生
2 個人用防護具
3 患者に使用した器具・器材の取り扱い
4 周辺環境の取り扱い
5 鋭利な器材の取り扱い
5 歯科における感染経路別予防策
1 接触予防策
2 飛沫予防策
3 空気予防策
6 新興感染症・再興感染症に対する感染対策の考え方
7 アウトブレイク時の対応
8 各施設での感染対策マニュアルの作り方
CHAPTER2 薬剤耐性菌
1 医療関連感染(HAI)対策で重要な薬剤耐性菌
2 薬剤耐性菌の感染伝播
3 病院から市中へ拡大する薬剤耐性菌
1 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA:methicillin-resistant Staphylococcus aureus )
2 多剤耐性緑膿菌(MDRP:multiple-drug resistant Pseudomonas aeruginosa )
3 バンコマイシン耐性腸球菌(VRE:vancomycin-resistant Enterococcus )
4 基質特異性拡張型β - ラクタマーゼ(ESBL:extended spectrum β -lactamases)産生菌
5 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE:carbapenem-resistant Enterobacteriaceae 、またはMBL〈metallo-βーlactamase〉産生菌)
6 多剤耐性アシネトバクター(MDRA:multidrug-resistant A cinetobacter sp.)
4 その他の薬剤耐性菌 13
1 ペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP:penicillin-resistant Streptococcus pneumoniae )
2 薬剤耐性淋菌(antimicrobial-resistant Neisseria gonorrhoeae )
5 薬剤耐性菌(AMR:antimicrobial-resistant bacteria)対策
CHAPTER3 歯科診療で用いられる消毒薬
1 消毒薬の基礎
1 滅菌と消毒
2 滅菌と消毒方法の判断基準
3 消毒薬の効果に影響を与える因子
4 主な消毒薬
5 誤飲等の主な症状と対応
2 各病原微生物への対応
3 消毒薬使用の実際
4 消毒薬の管理
CHAPTER4 歯科領域で使用する器械・器具の滅菌・消毒
1 歯科用器械・器具の滅菌・消毒
1 歯科領域で使用する器械・器具とスポルディングの分類
2 一次洗浄
3 滅菌
4 滅菌インジケーター
5 消毒
6 ディスポーザブル製品
2 感染性廃棄物の処理
1 医療廃棄物と感染性廃棄物
2 感染性廃棄物の分別
3 感染性廃棄物処理の委託
CHAPTER5 環境整備
1 接触感染・飛沫感染・空気感染対策
1 呼吸器系の衛生管理・咳エチケット
2 水際対策
3 環境整備
4 密集・密接の回避
2 臨床現場の接触および飛沫感染対策
1 clinical contact surface の感染対策
2 housekeeping surface の感染対策
3 歯科治療時のエアロゾル対策
3 清潔域・不潔域のゾーニング
4 片付け環境
5 感染性廃棄物
CHAPTER6 歯科用ユニット給水系
1 歯科用ユニット給水系の細菌汚染について
1 わが国の水質基準
2 歯科用ユニットから患者の口腔内に注水される部位
3 歯科用ユニット給水系の細菌の存在
2 歯科用ユニット給水系の院内感染対策について
1 フラッシング
2 ショックトリートメント
3 その他
3 歯科用ユニット上で実施する外科手術などにおける術野への注水時のポイント
CHAPTER7 歯科診療時の感染予防対策 具体的実践法
1 チェアサイドにおける感染予防対策の基本 歯科診療での感染リスク
2 治療前の準備
3 手指衛生
4 個人用防護具
5 感染レベルに合わせた感染予防対策
1 観血的治療での感染予防対策
2 観血的治療に準じた治療での感染予防対策
3 非観血的治療での感染予防対策
6 治療後の後片付け
1 治療後の器材の取り扱い
2 治療後のユニットの処理
CHAPTER8 歯科技工に関する感染予防対策
1 はじめに
2 印象体の消毒
3 印象体の診療室からの持ち出しと技工室での受け取り
4 技工操作中の感染対策
5 完成した技工物の消毒法
6 口腔内に装着されていた破折義歯などの修理時の注意
7 おわりに
CHAPTER9 歯科の画像検査における感染対策
1 はじめに
2 検査前の準備
1 口内法X 線撮影
2 パノラマX 線撮影
3 歯科用コーンビームCT
3 検査中の留意事項
4 検査後の画像処理と接触面への配慮
1 口内法X 線撮影
2 パノラマX 線撮影
3 歯科用コーンビームCT
5 おわりに
CHAPTER10 血液・体液曝露事故対策とワクチン
1 血液・体液曝露事故とは
2 血液・体液曝露事故を防ぐための一般的ルール
1 処置や作業を行う際の環境整備
2 作業時のグローブの着用
3 適切な個人用防護具の活用
4 歯科用局所麻酔薬シリンジの注射針のリキャップの禁止
5 採血や処置時の鋭利物の取り扱い
6 鋭利な歯科用器具の取り扱い
7 使用後の注射針、メス刃、縫合針などの廃棄
8 エピネットヘの報告(EPINetTM:Exposure Prevention Information Network)
3 血液・体液曝露事故(針刺し、切創など)発生時の対応
1 対象感染症と曝露リスク
2 血液・体液曝露事故発生時の対応
4 病原体別対応策
1 針刺しや切創などによる体液媒介病原体の感染率(発生確率)
2 各血液媒介感染症への対応
CHAPTER11 歯科訪問診療における感染対策
1 歯科診療室でない環境での診療の特殊性
1 歯科訪問診療は「アウェイ」
2 訪問先別の特殊性
2 病院に準じた訪問先での標準的なHAI 対策
1 MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)
2 包交車の使用制限
3 薬剤耐性グラム陰性桿菌
4 ICU などでの経口気管挿管中の患者の口腔衛生管理
3 歯科診療室でない環境での実際の対応
1 訪問の前に
2 訪問先での留意事項
3 歯科訪問診療後の対応
索引"
エビデンスに基づく歯科診療における 医療関連感染対策 実践マニュアル
-
著者
一般社団法人 日本歯科医学会連合
-
出版社
永末書店
-
ページ
112ページ
-
サイズ
A4判
-
ISBN
978-4816014307
-
価格
6,600円(税込)