"◦これから自家歯牙移植に取り組む歯科医師
◦より成果の上がる本当のノウハウを知りたい歯科医師に最適な一冊!
【自家歯牙移植を臨床導入する際に生じる「よくある臨床上の疑問」をスッキリ解決します!】
◦自家歯牙移植の成功率はどれくらい?
◦ビギナーは避けたほうがよい症例は?
◦術前にチェックしておくべきことは?
◦移植に適した受容部の特徴は?
◦ドナーの生着のために配慮すべき点は?
◦移植手術前に注意すべきことは?
【まず知りたいことを直球解説!】
◦保険適用と自費診療の違いはどこにある?
◦自家歯牙移植の生存率・成功率・患者満足度はどれくらい?
◦ビギナー向きの適応症と、ビギナーは避けたほうが症例の違いは?
◦ドナーとしてどんな歯が向いている?
◦準備しておくとよい器具・機材は?
◦ドナーが根未完成歯と根完成歯では行うべきことはどう変わる?
【術式をSTEPごとに丁寧に解説!】
◦効率よく治療を進める順序は?
◦歯根膜を保存したまま行うドナー抜歯のコツは?
◦受容部の粘膜骨膜弁形成に向いている術式は?
◦受容部の緊密な閉鎖を実現するには?
◦術後の経過観察時にチェックすべき項目と臨床症状は?
◦患者に伝えておくべきことは?
【豊富な臨床例で事前シミュレーションもできる】
監修&執筆の辻 要先生(大阪歯科大学口腔外科学第一講座 講師)は、自家歯牙移植の価値に魅了され、大阪歯科大学附属病院の各専門部署の先生方とチームを組み、同病院における自家歯牙移植の確立と普及に尽力している大阪歯科大学が誇る自家歯牙移植の第一人者。辻先生の取り組みにより、現在の同病院では「自家歯牙移植はなくてはならない治療オプションの1つ」となり、患者からも満足度の高い治療として認知されるまでになった。臨床・教育・研究の最前線に立つ著者陣だから書ける「臨床のポイント」を、ビギナー向けに余すことなく大放出!"
"PART 1 自家歯牙移植を日常臨床にプラスしよう!
CHAPTER 1 自家歯牙移植を臨床導入するメリット
1. 自家歯牙移植は保険診療でも患者ニーズに寄り添える治療が行える!
2. 自家歯牙移植は骨の再生も期待できる!
3. 自家歯牙移植は生存率・成功率・患者満足度が高い!
CHAPTER 2 自家歯牙移植のデメリット
1. 自家歯牙移植の適用には制約がある
2. ドナーの歯根・歯冠形態に左右される術式である
3. 生着しないことがある
CHAPTER 3 準備しておきたい器具・機材
1. 歯科用コーンビームCT
2. 歯科用マイクロスコープ
3. 外科器具(日常臨床での抜歯時に用いる器具と自家歯牙移植に特有の器具)
PART 2 自家歯牙移植の適応症を理解しよう!
CHAPTER 1 自家歯牙移植の適応症
1. 【前提条件①】 歯を移植することが、他の咬合再建の方法よりも絶対的あるいは相対的に有用と考えられること
2. 【前提条件②】 口腔内に保存不可能な歯もしくは歯の欠損部があり、ドナーとして利用できる歯が存在していること
3. 【全身疾患】 抜歯などの外科的処置が困難な全身的なリスクがないこと
4. 【受容部の状態】 受容部の咬合面クリアランス・歯槽骨の幅が十分に確保できること
5. 【ドナーの状態】 ドナーがう蝕や歯髄炎、慢性歯周炎に罹患していないこと
CHAPTER 2 ビギナーは控えたほうがよいアドバンス症例
1. 上下顎ともに受容部が第二大臼歯になる症例
2. 受容部とドナーが隣接している症例
3. (歯のない部位に歯を移植する)異時移植症例
PART 3 自家歯牙移植を成功につなげる臨床ステップ
CHAPTER 1 診査・診断 ①ドナー選定のポイント
1. ドナーとして使用できるのは「咬合機能に参加していない歯」
2. ドナーは根完成歯・根未完成歯のどちらでもよい
3. 抜歯しやすい歯こそ手術時間の短縮➡良好な予後につながる
4. う蝕のない歯(歯髄もしくは歯頸部までに達していない歯)が望ましい
5. 歯周ポケット4mm未満の歯が望ましい
6. 埋伏歯も候補になる
CHAPTER 2 診査・診断 ②移植に適した受容部の確認ポイント
1. ドナーの歯根が適切に移植できる幅と厚み、骨量を有しているか?
2. 骨に病変はないか?
CHAPTER 3 インフォームドコンセント
CHAPTER 4 移植方法の種類と特徴
1. 即時型移植―受容部の歯とドナーを同時に抜歯してすぐに移植する方法―
2. 遅延型移植―受容部の抜歯後1〜2か月経過時にドナーの移植を行う方法―
3. 異時移植―歯を喪失後、長時間経過した受容部にドナーを移植する方法―
CHAPTER 5 移植手術のステップとポイント
1. 受容部およびドナーの機械的清拭・浸潤麻酔
2. ドナーおよび固定に利用する歯の酸処理
3. 受容部の歯の抜歯
4. ドナーの抜歯
5. 移植床の形成
6. 受容部の縫合
7. ドナーの植立・固定
8. 咬合調整
CHAPTER 6 移植手術後の歯内治療
1. 根完成歯は移植後3週に1回目、さらに1か月後に2回目の歯内治療を行う
2. 根未完成歯は歯内治療を行わず、 臨床検査による歯髄治癒と歯根発育の確認を行う
3. 歯内治療後、咀嚼機能歯として使用を開始し、移植歯の生着を促す
CHAPTER 7 移植手術後の保存・補綴治療
1. 根完成歯は支台築造が必要、根未完成歯は不要なことが多い
2. 装着する最終補綴装置の決定は通常の補綴治療と同様に行う
3. パラファンクションを認める症例では、 スタビライゼーション型スプリントの装着も検討する
CHAPTER 8 移植手術後の予後判定
CHAPTER 9 治療期間中によく遭遇する症状への対応法
1. 移植手術後に腫脹・出血・排膿がある
2. 移植歯に違和感がある・動揺がある
PART 4 自家歯牙移植治療における口腔管理
CHAPTER 1 移植治療開始に向けた口腔管理
CHAPTER 2 移植治療中の口腔管理
1. 移植直後は移植歯周囲のプラークコントロールを徹底する
2. 移植歯周囲のスケーリングやデブライドメントは移植後3週から
3. 歯内治療終了後は「移植歯の生着」を促す
CHAPTER 3 メインテナンスとSPT
PART 5 アドバンス症例に学ぶ移植治療時の臨床ポイント"
◦より成果の上がる本当のノウハウを知りたい歯科医師に最適な一冊!
【自家歯牙移植を臨床導入する際に生じる「よくある臨床上の疑問」をスッキリ解決します!】
◦自家歯牙移植の成功率はどれくらい?
◦ビギナーは避けたほうがよい症例は?
◦術前にチェックしておくべきことは?
◦移植に適した受容部の特徴は?
◦ドナーの生着のために配慮すべき点は?
◦移植手術前に注意すべきことは?
【まず知りたいことを直球解説!】
◦保険適用と自費診療の違いはどこにある?
◦自家歯牙移植の生存率・成功率・患者満足度はどれくらい?
◦ビギナー向きの適応症と、ビギナーは避けたほうが症例の違いは?
◦ドナーとしてどんな歯が向いている?
◦準備しておくとよい器具・機材は?
◦ドナーが根未完成歯と根完成歯では行うべきことはどう変わる?
【術式をSTEPごとに丁寧に解説!】
◦効率よく治療を進める順序は?
◦歯根膜を保存したまま行うドナー抜歯のコツは?
◦受容部の粘膜骨膜弁形成に向いている術式は?
◦受容部の緊密な閉鎖を実現するには?
◦術後の経過観察時にチェックすべき項目と臨床症状は?
◦患者に伝えておくべきことは?
【豊富な臨床例で事前シミュレーションもできる】
監修&執筆の辻 要先生(大阪歯科大学口腔外科学第一講座 講師)は、自家歯牙移植の価値に魅了され、大阪歯科大学附属病院の各専門部署の先生方とチームを組み、同病院における自家歯牙移植の確立と普及に尽力している大阪歯科大学が誇る自家歯牙移植の第一人者。辻先生の取り組みにより、現在の同病院では「自家歯牙移植はなくてはならない治療オプションの1つ」となり、患者からも満足度の高い治療として認知されるまでになった。臨床・教育・研究の最前線に立つ著者陣だから書ける「臨床のポイント」を、ビギナー向けに余すことなく大放出!"
"PART 1 自家歯牙移植を日常臨床にプラスしよう!
CHAPTER 1 自家歯牙移植を臨床導入するメリット
1. 自家歯牙移植は保険診療でも患者ニーズに寄り添える治療が行える!
2. 自家歯牙移植は骨の再生も期待できる!
3. 自家歯牙移植は生存率・成功率・患者満足度が高い!
CHAPTER 2 自家歯牙移植のデメリット
1. 自家歯牙移植の適用には制約がある
2. ドナーの歯根・歯冠形態に左右される術式である
3. 生着しないことがある
CHAPTER 3 準備しておきたい器具・機材
1. 歯科用コーンビームCT
2. 歯科用マイクロスコープ
3. 外科器具(日常臨床での抜歯時に用いる器具と自家歯牙移植に特有の器具)
PART 2 自家歯牙移植の適応症を理解しよう!
CHAPTER 1 自家歯牙移植の適応症
1. 【前提条件①】 歯を移植することが、他の咬合再建の方法よりも絶対的あるいは相対的に有用と考えられること
2. 【前提条件②】 口腔内に保存不可能な歯もしくは歯の欠損部があり、ドナーとして利用できる歯が存在していること
3. 【全身疾患】 抜歯などの外科的処置が困難な全身的なリスクがないこと
4. 【受容部の状態】 受容部の咬合面クリアランス・歯槽骨の幅が十分に確保できること
5. 【ドナーの状態】 ドナーがう蝕や歯髄炎、慢性歯周炎に罹患していないこと
CHAPTER 2 ビギナーは控えたほうがよいアドバンス症例
1. 上下顎ともに受容部が第二大臼歯になる症例
2. 受容部とドナーが隣接している症例
3. (歯のない部位に歯を移植する)異時移植症例
PART 3 自家歯牙移植を成功につなげる臨床ステップ
CHAPTER 1 診査・診断 ①ドナー選定のポイント
1. ドナーとして使用できるのは「咬合機能に参加していない歯」
2. ドナーは根完成歯・根未完成歯のどちらでもよい
3. 抜歯しやすい歯こそ手術時間の短縮➡良好な予後につながる
4. う蝕のない歯(歯髄もしくは歯頸部までに達していない歯)が望ましい
5. 歯周ポケット4mm未満の歯が望ましい
6. 埋伏歯も候補になる
CHAPTER 2 診査・診断 ②移植に適した受容部の確認ポイント
1. ドナーの歯根が適切に移植できる幅と厚み、骨量を有しているか?
2. 骨に病変はないか?
CHAPTER 3 インフォームドコンセント
CHAPTER 4 移植方法の種類と特徴
1. 即時型移植―受容部の歯とドナーを同時に抜歯してすぐに移植する方法―
2. 遅延型移植―受容部の抜歯後1〜2か月経過時にドナーの移植を行う方法―
3. 異時移植―歯を喪失後、長時間経過した受容部にドナーを移植する方法―
CHAPTER 5 移植手術のステップとポイント
1. 受容部およびドナーの機械的清拭・浸潤麻酔
2. ドナーおよび固定に利用する歯の酸処理
3. 受容部の歯の抜歯
4. ドナーの抜歯
5. 移植床の形成
6. 受容部の縫合
7. ドナーの植立・固定
8. 咬合調整
CHAPTER 6 移植手術後の歯内治療
1. 根完成歯は移植後3週に1回目、さらに1か月後に2回目の歯内治療を行う
2. 根未完成歯は歯内治療を行わず、 臨床検査による歯髄治癒と歯根発育の確認を行う
3. 歯内治療後、咀嚼機能歯として使用を開始し、移植歯の生着を促す
CHAPTER 7 移植手術後の保存・補綴治療
1. 根完成歯は支台築造が必要、根未完成歯は不要なことが多い
2. 装着する最終補綴装置の決定は通常の補綴治療と同様に行う
3. パラファンクションを認める症例では、 スタビライゼーション型スプリントの装着も検討する
CHAPTER 8 移植手術後の予後判定
CHAPTER 9 治療期間中によく遭遇する症状への対応法
1. 移植手術後に腫脹・出血・排膿がある
2. 移植歯に違和感がある・動揺がある
PART 4 自家歯牙移植治療における口腔管理
CHAPTER 1 移植治療開始に向けた口腔管理
CHAPTER 2 移植治療中の口腔管理
1. 移植直後は移植歯周囲のプラークコントロールを徹底する
2. 移植歯周囲のスケーリングやデブライドメントは移植後3週から
3. 歯内治療終了後は「移植歯の生着」を促す
CHAPTER 3 メインテナンスとSPT
PART 5 アドバンス症例に学ぶ移植治療時の臨床ポイント"
無理なくできる 自家歯牙移植導入マニュアル
-
著者
辻 要
-
出版社
インターアクション株式会社
-
ページ
108ページ
-
サイズ
A4判
-
ISBN
978-4909066572
-
価格
8,580円(税込)