第一線の研究者と臨床家が歯周治療に対する最新の考え方と治療方法を臨床に応用することを目的に、620余点の図と豊富なカラー写真とともにわかりやすく解説する決定版。各章においてまず最新の概念を示し、臨床面での応用法を説明、さらに要約というスタイルをとっており、読者を選ばない名著。
本書を始めるにあたって:その使用指針
第8章から第12章までの使い方
索引
第I部 診査、診断、治療計画
第1章 歯周疾患患者の診査
現在の概念 I. Magnusson
軟組織の診査/口腔清掃の評価/歯の動揺の評価/コンピューターによるデータの収集/歯周プロービングの方法 T.G. Wilson,Jr
臨床への応用
種々の歯周診査/臨床チャート/細菌学的検査/再評価
要約
第2章 歯周治療における細菌学の役割
現在の概念 K.S. Kornman/M.G.Newman
細菌検査/抗生物質感受性/細菌学的情報の現時点での臨床への応用/個人診療所での細菌学的検査法の応用/抗生物質の局所投与療法
臨床への応用 T.G. Wilson,Jr
細菌学的検査の適応症/細菌サンプルの採取法
要約
第3章 歯周組織に対する画像技術 M.Jeffcoat
画像診断法入門(はじめに)/画像検査の適用/単純X線投影法/コンピューター断層投影法/磁気共鳴画像法(MRI)/核医学骨スキャン
要約
第4章 歯周疾患の活動性
現在の概念 R.C. Williams
歯周疾患の的確な診断の必要性/新しい診断のための検査法/歯周ポケット内の特定の細菌の検出
臨床への応用 W.B. Kaldahl/K.L. Kalkwalf
歯内炎/歯周炎/プロービングによるポケットの深さと臨床的な付着の位置/歯肉出血/歯肉の排膿/歯肉縁上のプラーク/X線写真の変化/歯の動揺度の変化/細菌学的監視/歯肉溝の評価/咬合性外傷/デンタルインプラント
第5章 慣例的な方法による歯周疾患の診断 T.G. Wilson,Jr/K.S. Kornman/M.G. Newman
展望/慢性の歯周炎および慢性の成人性歯周炎/特殊な歯周炎/進行性の歯周炎/全身疾患や全身状態に伴う歯周炎/歯肉退縮/インプラント周囲炎
第6章 炎症性歯周疾患の治療計画 K.S. Kornman/T.G. Wilson.Jr
治療計画作成の概要/慢性歯肉炎と慢性成人性歯周炎の治療計画/進行性歯周炎の治療計画
要約
第7章 一般歯科医と歯周病専門医との連携 R.D. Wilson
はじめに/歯周病専門医の選択/一般歯科医の紹介医としての責任
第2部 慢性歯肉炎と慢性歯周炎の治療
第8章 慢性歯肉炎
現在の概念 B. Stteffensen
慢性歯肉炎の定義/慢性歯肉炎の疫学/歯肉炎の原因/歯肉炎の病理組織学/慢性歯肉炎から歯周炎への移行/慢性歯肉炎の予防と治療の理論/予防と治療様式
臨床への応用 J.S. Sottosanti
治療のゴール/診査/患者への助言/プラーク・コントロール/口腔清掃のマニュアル/電動清掃器具/化学的プラーク・コントロール/通院回数/歯石除去/術後の評価
要約
第9章 軽度の慢性成人性歯周炎
現在の概念 B.G. Rosling
歯周炎治療への従来の取り組み方/軽度の慢性成人性歯周炎の治療/スケーリングの技術/機械的プラーク・コントロールの補助療法
臨床への応用 Michael K. McGuire
治療の対象/術前検査/口腔清掃指導、教育、そして動機づけ/患者と術者の防護/予約のたて方/基本的器具操作/掻爬/歯冠研磨と術後指導/スケーリング後の口腔清掃指導/再評価/化学的プラーク・コントロール/抗生物質の補助的利用/洗浄/メインテナンス(SPT)療法
第10章 中等度の慢性成人性歯周炎
展望 K.L. Kalkwarf
現在の概念 E.P. Barrington
中等度の慢性成人性歯周炎の治療へのアプローチ/スケーリングとルートプレーニング/外科治療/メインテナンス療法
臨床への応用 D.M. Loughlin
中等度の慢性成人性歯周炎の定義/歯周ポケット除去法の理論/ポケットを浅くする手肉弁移動術/ENAP(新付着術)/改良型ENAP/改良型ウィドマン-ランフォード法/骨切除を伴わない歯肉弁根尖側移動術/骨切除を伴った歯肉弁根尖側移動術/骨切除の形態/骨切除の手技
要約
第11章 進行した慢性成人性歯周炎 J.T. Mellonig
現在の概念
はじめに/骨移植/代用骨(人工骨)/組織誘導再生法
臨床への応用
要約
第12章 炎症性歯周病患者に対するメインテナンス療法 T.G. Wilson,Jr
現在の概念
メインテナンス療法とは/SPT療法は効果的か/多くの患者が、推奨されるSPT療法の間隔に応じてくれるのか/もし患者が応じない場合にはどうなるのか
臨床への応用
カルテの再考/診療室および器具の感染防御/最新の健康歴/患者との対話/臨床データの収集/X線的診査/細菌学的モニター/患者自身の口腔清掃習慣の再考/歯肉縁下累積物の除去/歯肉縁上沈着物の除去/口腔衛生習慣の改善/いかにしてSPT療法の間隔を決定するか/平均的なSPT療法に要する診療時間/だれがSPT療法を行うべきか
要約
第3部 付随的治療、審美的治療、有病者治療
第13章 咬合性外傷
現在の概念 R.G. Caffesse
定義/咬合性外傷の病因論における咬合干渉とブラキシズムの役割/咬合性外傷の分類/咬合性外傷の病変/咬合性外傷と歯周組織破壊/咬合要因/皇后治療の指標/治療のアプローチ/咬合治療のゴール
臨床への応用 T.J. Fleszar
序論/病歴/臨床検査/診断/治療テクニック/治療計画
要約
第14章 修復保存学 R.D. Wilson
現在の概念
形態/マージンの適合性/マージンの位置/マージンの位置/修復処置計画を立てる上での歯周病の診断
臨床への応用
適切な修復環境/暫間被覆/全部被覆冠修復物/コンポジェットレジン修復/ポーセレンラミネートベニア修復/アマルガム修復/歯内療法処置を受けた歯の修復
第15章 歯肉歯槽粘膜形成術:歯肉退縮の審美療法
現在の概念 H.H. Takei
歴史的考察/臨床面からの見解
臨床への応用 L. Langer/B. Langer
有茎弁移植/自家遊離歯肉移植/根被覆のたの上皮下結合組織移植/移植前の修復物の除去/汚染された歯根面/多数歯にわたる広範囲な退縮/装着ずみクラウン辺縁の被覆/軟組織移植に際し失敗に陥りやすい10項目
要約
第16章 歯槽堤欠損部の審美的修復 O.Bahat/M. Handelsman
はじめに/歯槽堤再構築のためのフラップの分類/臨床検査/歯槽堤の保存と増大のための方法/血液供給に依存した方法/局部フラップを基礎にした方法/局部フラップおよび遠隔フラップを基礎にした方法/伸展具を用いた組織伸展術
要約
第17章 糖尿病患者
現在の概念 T.D. Ress
疫学/徴候と症状/口腔内症状/口腔内感染症/その他の粘膜疾患/スクリーニングテスト/治療法
臨床への応用 J. Otomo-Corgel
歯科診療時の糖尿病スクリーニング/内科的問題点/糖尿病患者の歯周管理/糖尿病性口腔内合併症の管理/歯科治療時の糖尿病患者の救急処置
要約
第18章 静脈内鎮静法
現在の概念 J.A. Giovannitti,Jr
術前のリスクファクター/リスクの管理/モニター/静脈内鎮静法に用いられる薬剤
臨床への応用 D.M. Loughlin
なぜ静脈内鎮静法なのか/ストレスを軽減させるためのプロトコール/歯科治療時のA沈静に推奨される薬剤/鎮静効果の作用発現と持続時間の決定因子/1つの薬剤または薬の組合せの選択/禁忌症と注意すべき患者/静脈内投与と他の投与経路の比較/鎮静前の準備/手技/合併症
第4部 インプラント
第19章 デンタルインプラントの術前治療計画と手術のガイドライン O. Bahat/M. Handelsman
はじめに/診断/軟組織の評価/硬組織の評価/歯槽堤間の関係/スペースの有効性/咬合の評価
要約
第20章 インプラントのための特殊なX線投影法 V.J. Iacono/H.N. Livers
インプラントの種類/骨構造の診査/従来のX線投影法/コンピューター断層画像装置(CTスキャン)とMRI/まとめ
要約
第21章 インプラントシステムの選択と臨床的処置
現在の概念 T.G. Wilson,Jr
骨結合が成功するための必要条件/組織結合/インプラント周囲の感染/歯槽骨の再生
臨床への応用
展望/インプラント埋入を成功させるために/デンタルインプラント周囲の組織誘導再生法/顎堤の骨陵の増大/骨結合性インプラントのための歯周治療/合併症
要約
本書を始めるにあたって:その使用指針
第8章から第12章までの使い方
索引
第I部 診査、診断、治療計画
第1章 歯周疾患患者の診査
現在の概念 I. Magnusson
軟組織の診査/口腔清掃の評価/歯の動揺の評価/コンピューターによるデータの収集/歯周プロービングの方法 T.G. Wilson,Jr
臨床への応用
種々の歯周診査/臨床チャート/細菌学的検査/再評価
要約
第2章 歯周治療における細菌学の役割
現在の概念 K.S. Kornman/M.G.Newman
細菌検査/抗生物質感受性/細菌学的情報の現時点での臨床への応用/個人診療所での細菌学的検査法の応用/抗生物質の局所投与療法
臨床への応用 T.G. Wilson,Jr
細菌学的検査の適応症/細菌サンプルの採取法
要約
第3章 歯周組織に対する画像技術 M.Jeffcoat
画像診断法入門(はじめに)/画像検査の適用/単純X線投影法/コンピューター断層投影法/磁気共鳴画像法(MRI)/核医学骨スキャン
要約
第4章 歯周疾患の活動性
現在の概念 R.C. Williams
歯周疾患の的確な診断の必要性/新しい診断のための検査法/歯周ポケット内の特定の細菌の検出
臨床への応用 W.B. Kaldahl/K.L. Kalkwalf
歯内炎/歯周炎/プロービングによるポケットの深さと臨床的な付着の位置/歯肉出血/歯肉の排膿/歯肉縁上のプラーク/X線写真の変化/歯の動揺度の変化/細菌学的監視/歯肉溝の評価/咬合性外傷/デンタルインプラント
第5章 慣例的な方法による歯周疾患の診断 T.G. Wilson,Jr/K.S. Kornman/M.G. Newman
展望/慢性の歯周炎および慢性の成人性歯周炎/特殊な歯周炎/進行性の歯周炎/全身疾患や全身状態に伴う歯周炎/歯肉退縮/インプラント周囲炎
第6章 炎症性歯周疾患の治療計画 K.S. Kornman/T.G. Wilson.Jr
治療計画作成の概要/慢性歯肉炎と慢性成人性歯周炎の治療計画/進行性歯周炎の治療計画
要約
第7章 一般歯科医と歯周病専門医との連携 R.D. Wilson
はじめに/歯周病専門医の選択/一般歯科医の紹介医としての責任
第2部 慢性歯肉炎と慢性歯周炎の治療
第8章 慢性歯肉炎
現在の概念 B. Stteffensen
慢性歯肉炎の定義/慢性歯肉炎の疫学/歯肉炎の原因/歯肉炎の病理組織学/慢性歯肉炎から歯周炎への移行/慢性歯肉炎の予防と治療の理論/予防と治療様式
臨床への応用 J.S. Sottosanti
治療のゴール/診査/患者への助言/プラーク・コントロール/口腔清掃のマニュアル/電動清掃器具/化学的プラーク・コントロール/通院回数/歯石除去/術後の評価
要約
第9章 軽度の慢性成人性歯周炎
現在の概念 B.G. Rosling
歯周炎治療への従来の取り組み方/軽度の慢性成人性歯周炎の治療/スケーリングの技術/機械的プラーク・コントロールの補助療法
臨床への応用 Michael K. McGuire
治療の対象/術前検査/口腔清掃指導、教育、そして動機づけ/患者と術者の防護/予約のたて方/基本的器具操作/掻爬/歯冠研磨と術後指導/スケーリング後の口腔清掃指導/再評価/化学的プラーク・コントロール/抗生物質の補助的利用/洗浄/メインテナンス(SPT)療法
第10章 中等度の慢性成人性歯周炎
展望 K.L. Kalkwarf
現在の概念 E.P. Barrington
中等度の慢性成人性歯周炎の治療へのアプローチ/スケーリングとルートプレーニング/外科治療/メインテナンス療法
臨床への応用 D.M. Loughlin
中等度の慢性成人性歯周炎の定義/歯周ポケット除去法の理論/ポケットを浅くする手肉弁移動術/ENAP(新付着術)/改良型ENAP/改良型ウィドマン-ランフォード法/骨切除を伴わない歯肉弁根尖側移動術/骨切除を伴った歯肉弁根尖側移動術/骨切除の形態/骨切除の手技
要約
第11章 進行した慢性成人性歯周炎 J.T. Mellonig
現在の概念
はじめに/骨移植/代用骨(人工骨)/組織誘導再生法
臨床への応用
要約
第12章 炎症性歯周病患者に対するメインテナンス療法 T.G. Wilson,Jr
現在の概念
メインテナンス療法とは/SPT療法は効果的か/多くの患者が、推奨されるSPT療法の間隔に応じてくれるのか/もし患者が応じない場合にはどうなるのか
臨床への応用
カルテの再考/診療室および器具の感染防御/最新の健康歴/患者との対話/臨床データの収集/X線的診査/細菌学的モニター/患者自身の口腔清掃習慣の再考/歯肉縁下累積物の除去/歯肉縁上沈着物の除去/口腔衛生習慣の改善/いかにしてSPT療法の間隔を決定するか/平均的なSPT療法に要する診療時間/だれがSPT療法を行うべきか
要約
第3部 付随的治療、審美的治療、有病者治療
第13章 咬合性外傷
現在の概念 R.G. Caffesse
定義/咬合性外傷の病因論における咬合干渉とブラキシズムの役割/咬合性外傷の分類/咬合性外傷の病変/咬合性外傷と歯周組織破壊/咬合要因/皇后治療の指標/治療のアプローチ/咬合治療のゴール
臨床への応用 T.J. Fleszar
序論/病歴/臨床検査/診断/治療テクニック/治療計画
要約
第14章 修復保存学 R.D. Wilson
現在の概念
形態/マージンの適合性/マージンの位置/マージンの位置/修復処置計画を立てる上での歯周病の診断
臨床への応用
適切な修復環境/暫間被覆/全部被覆冠修復物/コンポジェットレジン修復/ポーセレンラミネートベニア修復/アマルガム修復/歯内療法処置を受けた歯の修復
第15章 歯肉歯槽粘膜形成術:歯肉退縮の審美療法
現在の概念 H.H. Takei
歴史的考察/臨床面からの見解
臨床への応用 L. Langer/B. Langer
有茎弁移植/自家遊離歯肉移植/根被覆のたの上皮下結合組織移植/移植前の修復物の除去/汚染された歯根面/多数歯にわたる広範囲な退縮/装着ずみクラウン辺縁の被覆/軟組織移植に際し失敗に陥りやすい10項目
要約
第16章 歯槽堤欠損部の審美的修復 O.Bahat/M. Handelsman
はじめに/歯槽堤再構築のためのフラップの分類/臨床検査/歯槽堤の保存と増大のための方法/血液供給に依存した方法/局部フラップを基礎にした方法/局部フラップおよび遠隔フラップを基礎にした方法/伸展具を用いた組織伸展術
要約
第17章 糖尿病患者
現在の概念 T.D. Ress
疫学/徴候と症状/口腔内症状/口腔内感染症/その他の粘膜疾患/スクリーニングテスト/治療法
臨床への応用 J. Otomo-Corgel
歯科診療時の糖尿病スクリーニング/内科的問題点/糖尿病患者の歯周管理/糖尿病性口腔内合併症の管理/歯科治療時の糖尿病患者の救急処置
要約
第18章 静脈内鎮静法
現在の概念 J.A. Giovannitti,Jr
術前のリスクファクター/リスクの管理/モニター/静脈内鎮静法に用いられる薬剤
臨床への応用 D.M. Loughlin
なぜ静脈内鎮静法なのか/ストレスを軽減させるためのプロトコール/歯科治療時のA沈静に推奨される薬剤/鎮静効果の作用発現と持続時間の決定因子/1つの薬剤または薬の組合せの選択/禁忌症と注意すべき患者/静脈内投与と他の投与経路の比較/鎮静前の準備/手技/合併症
第4部 インプラント
第19章 デンタルインプラントの術前治療計画と手術のガイドライン O. Bahat/M. Handelsman
はじめに/診断/軟組織の評価/硬組織の評価/歯槽堤間の関係/スペースの有効性/咬合の評価
要約
第20章 インプラントのための特殊なX線投影法 V.J. Iacono/H.N. Livers
インプラントの種類/骨構造の診査/従来のX線投影法/コンピューター断層画像装置(CTスキャン)とMRI/まとめ
要約
第21章 インプラントシステムの選択と臨床的処置
現在の概念 T.G. Wilson,Jr
骨結合が成功するための必要条件/組織結合/インプラント周囲の感染/歯槽骨の再生
臨床への応用
展望/インプラント埋入を成功させるために/デンタルインプラント周囲の組織誘導再生法/顎堤の骨陵の増大/骨結合性インプラントのための歯周治療/合併症
要約
アドバンス ペリオドンティクス
-
著者
Thomas G.Wilson Jr
K.S.Kornman
Michael G.Newman
岡田 宏
末田 武 -
出版社
クインテッセンス出版
-
ページ
378ページ
-
サイズ
A4判変型
-
ISBN
978-4874174678
-
価格
37,379円(税込)