「よく噛めて,長持ちし,修理しやすい」パーシャルデンチャーの実際を,長期経過症例から再検証する
・欠損歯列の患者への対応としてパーシャルデンチャーが選択されることは,さまざまな理由から意外と多いのではないでしょうか.その一方,歯科医師の卒前・卒後の教育においてパーシャルデンチャーと向き合う機会は減少しています.
・そこで,本書では,26のパーシャルデンチャーの長期経過症例より,その意義や設計の方法,修理の実際を紹介し,メリットを見直します.
・本書で「よく噛めて,長持ちし,修理しやすい」ことが利点であるパーシャルデンチャーを再検証し,欠損歯列の患者への対応の選択肢として学びましょう.
はじめに―今こそパーシャルデンチャーの議論を
第1章 パーシャルデンチャーへの認識を改めよう
パーシャルデンチャーは長持ちしない?―下顎両側遊離端義歯の生存率調査と臨床的解釈
パーシャルデンチャー設計の理論背景―緩圧とリジッド
第2章 よく噛めて,長持ちし,修理しやすいパーシャルデンチャーの要件
“よく噛める”パーシャルデンチャー―S>B>Rによるリジッドな義歯設計
“長持ちする”パーシャルデンチャー―次なる課題は支台歯の清掃性
“修理しやすい”パーシャルデンチャー―慣れ親しんだ義歯を生涯使用してもらいたい
第3章 パーシャルデンチャー長期経過症例集
Case 1 予後不安な支台歯の喪失を想定した設計と修理.6年の経過
Case 2 多くのレストを設置した下顎両側遊離端義歯の7年経過
Case 3 近心レストとリンガルバーを床内連結した下顎パーシャルデンチャーの8年経過
Case 4 上顎の加圧要素を除いた,Eichner B4症例の義歯装着後10年の経過
Case 5 上下顎両側遊離端欠損に装着したクラスプデンチャーの10年経過
Case 6 片側遊離端義歯を確実に10年もたせる
Case 7 天然歯を支台装置に用いた下顎遊離端義歯の11年経過
Case 8 Eichner B4症例:義歯装着後11年の経過
Case 9 テンポラリー期間中の来院中断を経て製作した下顎両側遊離端クラスプデンチャーの11年経過
Case10 装着10年後に支台歯1歯を喪失,増歯とクラスプ追加を行った下顎両側遊離端義歯の12年経過
Case11 下顎両側遊離端義歯の12年経過
Case12 難症例の上顎遊離端クラスプデンチャーの15年経過
Case13 上顎両側遊離端クラスプデンチャーを装着後15年で二重冠義歯に改変
Case14 上下顎両側遊離端欠損へのRPIデンチャー20年の経過
Case15 重度歯周炎にパーシャルデンチャーを応用した症例の20年経過
Case16 20年装着した下顎両側遊離端義歯の修理に限界
Case17 上顎14年,下顎21年,修理で使い続けたクラスプデンチャー
Case18 予後不安な支台歯を取り込んだ下顎両側遊離端義歯の22年経過
Case19 修理を施して22年使い続けているパーシャルデンチャー
Case20 片側遊離端欠損に対し両側性設計とした義歯を22年間使用している症例
Case21 下顎両側遊離端欠損部にRPIデンチャー装着後,22年経過した症例
Case22 補綴後に7歯を喪失した患者の23年の経過
Case23 装着後26年で1歯喪失した症例における義歯修理
Case24 近心レストにより27年間,修理で対応できている症例
Case25 上顎片側遊離端欠損に対し両側性設計とした可撤性義歯の28年経過
Case26 上下顎両側遊離端欠損症例における可撤性義歯28年の経過
第4章 超高齢社会における“終の補綴”
“終の補綴”としてのパーシャルデンチャー
コラム:臨床ヒント
(1)「リジッドサポート」という概念
(2)片側遊離端欠損でも両側性の義歯設計を!
(3)切端レストの患者への説明
(4)前歯部生活歯の義歯への取り込みの判断
(5)クラスプは折れるもの?―支台装置の耐久性
(6)クラスプ義歯とコーヌス義歯の使い分け
資料
下顎両側遊離端クラスプ義歯の生存率について
・欠損歯列の患者への対応としてパーシャルデンチャーが選択されることは,さまざまな理由から意外と多いのではないでしょうか.その一方,歯科医師の卒前・卒後の教育においてパーシャルデンチャーと向き合う機会は減少しています.
・そこで,本書では,26のパーシャルデンチャーの長期経過症例より,その意義や設計の方法,修理の実際を紹介し,メリットを見直します.
・本書で「よく噛めて,長持ちし,修理しやすい」ことが利点であるパーシャルデンチャーを再検証し,欠損歯列の患者への対応の選択肢として学びましょう.
はじめに―今こそパーシャルデンチャーの議論を
第1章 パーシャルデンチャーへの認識を改めよう
パーシャルデンチャーは長持ちしない?―下顎両側遊離端義歯の生存率調査と臨床的解釈
パーシャルデンチャー設計の理論背景―緩圧とリジッド
第2章 よく噛めて,長持ちし,修理しやすいパーシャルデンチャーの要件
“よく噛める”パーシャルデンチャー―S>B>Rによるリジッドな義歯設計
“長持ちする”パーシャルデンチャー―次なる課題は支台歯の清掃性
“修理しやすい”パーシャルデンチャー―慣れ親しんだ義歯を生涯使用してもらいたい
第3章 パーシャルデンチャー長期経過症例集
Case 1 予後不安な支台歯の喪失を想定した設計と修理.6年の経過
Case 2 多くのレストを設置した下顎両側遊離端義歯の7年経過
Case 3 近心レストとリンガルバーを床内連結した下顎パーシャルデンチャーの8年経過
Case 4 上顎の加圧要素を除いた,Eichner B4症例の義歯装着後10年の経過
Case 5 上下顎両側遊離端欠損に装着したクラスプデンチャーの10年経過
Case 6 片側遊離端義歯を確実に10年もたせる
Case 7 天然歯を支台装置に用いた下顎遊離端義歯の11年経過
Case 8 Eichner B4症例:義歯装着後11年の経過
Case 9 テンポラリー期間中の来院中断を経て製作した下顎両側遊離端クラスプデンチャーの11年経過
Case10 装着10年後に支台歯1歯を喪失,増歯とクラスプ追加を行った下顎両側遊離端義歯の12年経過
Case11 下顎両側遊離端義歯の12年経過
Case12 難症例の上顎遊離端クラスプデンチャーの15年経過
Case13 上顎両側遊離端クラスプデンチャーを装着後15年で二重冠義歯に改変
Case14 上下顎両側遊離端欠損へのRPIデンチャー20年の経過
Case15 重度歯周炎にパーシャルデンチャーを応用した症例の20年経過
Case16 20年装着した下顎両側遊離端義歯の修理に限界
Case17 上顎14年,下顎21年,修理で使い続けたクラスプデンチャー
Case18 予後不安な支台歯を取り込んだ下顎両側遊離端義歯の22年経過
Case19 修理を施して22年使い続けているパーシャルデンチャー
Case20 片側遊離端欠損に対し両側性設計とした義歯を22年間使用している症例
Case21 下顎両側遊離端欠損部にRPIデンチャー装着後,22年経過した症例
Case22 補綴後に7歯を喪失した患者の23年の経過
Case23 装着後26年で1歯喪失した症例における義歯修理
Case24 近心レストにより27年間,修理で対応できている症例
Case25 上顎片側遊離端欠損に対し両側性設計とした可撤性義歯の28年経過
Case26 上下顎両側遊離端欠損症例における可撤性義歯28年の経過
第4章 超高齢社会における“終の補綴”
“終の補綴”としてのパーシャルデンチャー
コラム:臨床ヒント
(1)「リジッドサポート」という概念
(2)片側遊離端欠損でも両側性の義歯設計を!
(3)切端レストの患者への説明
(4)前歯部生活歯の義歯への取り込みの判断
(5)クラスプは折れるもの?―支台装置の耐久性
(6)クラスプ義歯とコーヌス義歯の使い分け
資料
下顎両側遊離端クラスプ義歯の生存率について
よく噛めて,長持ちし,修理しやすい パーシャルデンチャー
長期経過症例からの再評価
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著者
黒田 昌彦
法花堂 治
齊藤 秋人
壬生 秀明
長野 泰弘
吉野 浩一 -
出版社
医歯薬出版株式会社
-
ページ
216ページ
-
サイズ
A4判変
-
ISBN
491-0042461133
-
価格
6,930円(税込)