予防をあなたの“強み”に!
92のトピックを学んで,予防歯科のプロになろう!
・う蝕・酸蝕・歯周疾患について,その発症のメカニズムと,予防のためのエビデンスを解説した書籍.
・92のトピックをとおして,”予防のプロ”になるための知識とスキルを養います.口腔保健への興味と実践への原動力を引きだす患者説明・コミュニケーションのヒントやデータも満載.
・あなたが知らない“予防の科学”がここにあります.
序文
Part 1 う蝕予防の科学
第1章:う蝕予防にかかわる基礎
1 う蝕予防のアプローチ
2 う蝕予防は生涯必要です!
3 歯は酸に溶ける宿命にある
4 歯が溶けるpH(臨界pH)は,5.3とは限らない?!
5 歯質による溶けやすさの違い
6 歯質のさまざまな特性に関係する「空隙率」とは?
第2章:フッ化物の作用メカニズムの新常識
1 フッ化ナトリウムとモノフルオロリン酸ナトリウム
2 特殊なフッ化物(フッ化スズ,フッ化ジアンミン銀)
3 口腔内にフッ化物はどのくらい残るの?
4 低濃度のF-で,エナメル質の脱灰は抑制できる!
5 低濃度のF-が脱灰を抑制するメカニズム
6 アパタイト結晶に関する「飽和度」とは?
7 いろいろなかたちで口腔内に残るフッ化物
8 近年,提唱されているフッ化物が残る部位と新規メカニズム
9 フルオロアパタイトとハイドロキシアパタイト,溶けやすさに大差はない?!
10 フルオロアパタイトによる耐酸性説の由来(推定)
第3章:フッ化物製剤の形態・使用方法によって予防効果の違いはあるの?
1 F歯磨剤の予防効果
2 歯磨き回数と口漱ぎの方法によるう蝕予防効果の違い
3 F洗口剤,Fバーニッシュ,Fゲル剤の予防効果
4 フッ化物の使い方を工夫してみよう
第4章:エナメル質初期う蝕と再石灰化
1 初期う蝕ってどんな状態?
2 なぜ初期う蝕は,エナメル質の内部から脱灰されるの?
3 象牙質でも表層下脱灰病変が起こる
4 白斑であっても脱灰しているとは限らない!
5 F歯磨剤の再石灰化促進効果
6 再石灰化の経時的変化(白斑が消失するのは稀?!)
7 隠れう蝕はどのように進行するの?
第5章:根面う蝕と何が違う?
1 疫学
2 エナメル質と根面で,脱灰のされ方は違うの?
3 象牙質の脱灰にコラーゲン線維は関係するの?
4 根面う蝕でも再石灰化は起きるの?
5 再石灰化に必要なのはコラーゲン線維? アパタイト結晶?
第6章:唾液の不思議な性質
1 唾液分泌速度が重炭酸イオンやミネラルイオン濃度に影響する
2 なぜう窩は再石灰化しないの?
3 なぜ初期う蝕は再石灰化できるの?
Part 1の参考文献
Part 2 酸蝕予防の科学
第1章:酸蝕の基礎
1 酸蝕とtooth wear
2 酸蝕はどのように起きるの?(う蝕との違い)
3 乳歯は永久歯より酸蝕されやすい(エナメル質の場合)
4 歯質と酸性飲料摂取期間の影響
5 ペリクル膜は,酸蝕を抑制するの?
6 胃酸(塩酸)による酸蝕はどのくらい強い?
第2章:酸蝕に影響するさまざまな因子
1 酸性飲食物の酸
2 炭酸飲料は酸蝕を起こさないの?
3 飲食物中の酸緩衝能(中和されにくさ)
4 唾液分泌量の少ない人は,酸中和作用が小さいので酸蝕のリスクが高い
5 酸蝕後の摩耗:歯磨剤,歯ブラシ毛の硬さ
第3章:くさび状欠損について
1 くさび状欠損と歯磨剤の研磨剤
2 咬合圧はくさび状欠損の形成と関係するの?
3 ブラッシング習慣がなくてもNCCLが見られた
4 くさび状欠損の罹患者率とその経時的推移
第4章:酸蝕にまつわる疑問
1 どのくらいの人が酸蝕に罹患しているの?
2 酸蝕になりやすい職業とスポーツ
3 酸蝕は,う蝕の原因になるの?
4 酸蝕は知覚過敏を引き起こすの?
第5章:予防法
1 酸蝕を予防するための飲食の仕方
2 自然回復はありえる?(再石灰化の可能性)
3 フッ化物は,酸蝕を予防できるの?
4 酸蝕後の再石灰化に及ぼすフッ化物の影響
5 酸性飲食物を摂取した後,歯磨きは控えたほうがいいの?
Part 2の参考文献
Part 3 歯石と歯周疾患のディープな関係
第1章:歯石とはどんなもの?
1 歯石には,どんな石灰化物が含まれている?
2 なぜ歯石は歯面と強く接着しているの?
3 歯石の「縁上/縁下」と「幼弱/成熟」とは?
4 細菌の内部で石灰化が起こる
5 歯石の中で細菌は生きている?
第2章:歯石は,なぜできてしまうの?
1 歯石の形成プロセス
2 歯石のできやすい人は,唾液とプラーク中のミネラルイオン濃度が高い
3 唾液リン・タンパク質は歯石の沈着を抑制している
4 唾液リン・タンパク質による歯石形成の抑制メカニズム
5 腎機能が低下した患者では,歯石ができやすい
6 腎機能が低下した患者で,歯石ができやすい理由
7 pHが高いと,なぜ歯石ができやすいの?
8 経管栄養の患者は,歯石ができやすい
9 「歯石のできやすい人は,う蝕になりにくい」は本当?
10 お米はパンより歯石ができやすい?!
11 喫煙は歯石沈着を促進するの?
12 高濃度の殺菌剤を使用すると,歯石ができやすい.なぜ?
第3章:歯石予防歯磨剤の臨床的効果
1 歯石予防に有効な薬剤
2 歯石予防歯磨剤で,歯石除去の負担軽減!
3 歯石を予防するメカニズム
4 フッ化物と歯石抑制剤の効果は両立する?
5 歯石予防歯磨剤による歯肉退縮の抑制効果
第4章:歯石の疫学および歯石と歯周疾患との関連性
1 歯石保有者(歯)率
2 歯石と歯肉炎の関係
3 歯周炎患者と健常者におけるプラーク,唾液の化学的性状
4 歯石があるとアタッチメントロスが起こりやすいの?
5 歯石と歯肉退縮との関係
6 歯周疾患に及ぼす縁下歯石と縁下プラークの影響
7 「歯石」と「歯周疾患」と「う蝕」の関連性
第5章:歯石除去やブラッシングにまつわる知見
1 歯石のできやすさ,歯肉炎のなりやすさに影響する因子
2 ブラッシングとフロッシング技術の影響
3 歯磨剤によるプラークの除去・再付着への影響
4 オーラルケアの重要性に関する国際会議のコンセンサスと課題
Part 3の参考文献
92のトピックを学んで,予防歯科のプロになろう!
・う蝕・酸蝕・歯周疾患について,その発症のメカニズムと,予防のためのエビデンスを解説した書籍.
・92のトピックをとおして,”予防のプロ”になるための知識とスキルを養います.口腔保健への興味と実践への原動力を引きだす患者説明・コミュニケーションのヒントやデータも満載.
・あなたが知らない“予防の科学”がここにあります.
序文
Part 1 う蝕予防の科学
第1章:う蝕予防にかかわる基礎
1 う蝕予防のアプローチ
2 う蝕予防は生涯必要です!
3 歯は酸に溶ける宿命にある
4 歯が溶けるpH(臨界pH)は,5.3とは限らない?!
5 歯質による溶けやすさの違い
6 歯質のさまざまな特性に関係する「空隙率」とは?
第2章:フッ化物の作用メカニズムの新常識
1 フッ化ナトリウムとモノフルオロリン酸ナトリウム
2 特殊なフッ化物(フッ化スズ,フッ化ジアンミン銀)
3 口腔内にフッ化物はどのくらい残るの?
4 低濃度のF-で,エナメル質の脱灰は抑制できる!
5 低濃度のF-が脱灰を抑制するメカニズム
6 アパタイト結晶に関する「飽和度」とは?
7 いろいろなかたちで口腔内に残るフッ化物
8 近年,提唱されているフッ化物が残る部位と新規メカニズム
9 フルオロアパタイトとハイドロキシアパタイト,溶けやすさに大差はない?!
10 フルオロアパタイトによる耐酸性説の由来(推定)
第3章:フッ化物製剤の形態・使用方法によって予防効果の違いはあるの?
1 F歯磨剤の予防効果
2 歯磨き回数と口漱ぎの方法によるう蝕予防効果の違い
3 F洗口剤,Fバーニッシュ,Fゲル剤の予防効果
4 フッ化物の使い方を工夫してみよう
第4章:エナメル質初期う蝕と再石灰化
1 初期う蝕ってどんな状態?
2 なぜ初期う蝕は,エナメル質の内部から脱灰されるの?
3 象牙質でも表層下脱灰病変が起こる
4 白斑であっても脱灰しているとは限らない!
5 F歯磨剤の再石灰化促進効果
6 再石灰化の経時的変化(白斑が消失するのは稀?!)
7 隠れう蝕はどのように進行するの?
第5章:根面う蝕と何が違う?
1 疫学
2 エナメル質と根面で,脱灰のされ方は違うの?
3 象牙質の脱灰にコラーゲン線維は関係するの?
4 根面う蝕でも再石灰化は起きるの?
5 再石灰化に必要なのはコラーゲン線維? アパタイト結晶?
第6章:唾液の不思議な性質
1 唾液分泌速度が重炭酸イオンやミネラルイオン濃度に影響する
2 なぜう窩は再石灰化しないの?
3 なぜ初期う蝕は再石灰化できるの?
Part 1の参考文献
Part 2 酸蝕予防の科学
第1章:酸蝕の基礎
1 酸蝕とtooth wear
2 酸蝕はどのように起きるの?(う蝕との違い)
3 乳歯は永久歯より酸蝕されやすい(エナメル質の場合)
4 歯質と酸性飲料摂取期間の影響
5 ペリクル膜は,酸蝕を抑制するの?
6 胃酸(塩酸)による酸蝕はどのくらい強い?
第2章:酸蝕に影響するさまざまな因子
1 酸性飲食物の酸
2 炭酸飲料は酸蝕を起こさないの?
3 飲食物中の酸緩衝能(中和されにくさ)
4 唾液分泌量の少ない人は,酸中和作用が小さいので酸蝕のリスクが高い
5 酸蝕後の摩耗:歯磨剤,歯ブラシ毛の硬さ
第3章:くさび状欠損について
1 くさび状欠損と歯磨剤の研磨剤
2 咬合圧はくさび状欠損の形成と関係するの?
3 ブラッシング習慣がなくてもNCCLが見られた
4 くさび状欠損の罹患者率とその経時的推移
第4章:酸蝕にまつわる疑問
1 どのくらいの人が酸蝕に罹患しているの?
2 酸蝕になりやすい職業とスポーツ
3 酸蝕は,う蝕の原因になるの?
4 酸蝕は知覚過敏を引き起こすの?
第5章:予防法
1 酸蝕を予防するための飲食の仕方
2 自然回復はありえる?(再石灰化の可能性)
3 フッ化物は,酸蝕を予防できるの?
4 酸蝕後の再石灰化に及ぼすフッ化物の影響
5 酸性飲食物を摂取した後,歯磨きは控えたほうがいいの?
Part 2の参考文献
Part 3 歯石と歯周疾患のディープな関係
第1章:歯石とはどんなもの?
1 歯石には,どんな石灰化物が含まれている?
2 なぜ歯石は歯面と強く接着しているの?
3 歯石の「縁上/縁下」と「幼弱/成熟」とは?
4 細菌の内部で石灰化が起こる
5 歯石の中で細菌は生きている?
第2章:歯石は,なぜできてしまうの?
1 歯石の形成プロセス
2 歯石のできやすい人は,唾液とプラーク中のミネラルイオン濃度が高い
3 唾液リン・タンパク質は歯石の沈着を抑制している
4 唾液リン・タンパク質による歯石形成の抑制メカニズム
5 腎機能が低下した患者では,歯石ができやすい
6 腎機能が低下した患者で,歯石ができやすい理由
7 pHが高いと,なぜ歯石ができやすいの?
8 経管栄養の患者は,歯石ができやすい
9 「歯石のできやすい人は,う蝕になりにくい」は本当?
10 お米はパンより歯石ができやすい?!
11 喫煙は歯石沈着を促進するの?
12 高濃度の殺菌剤を使用すると,歯石ができやすい.なぜ?
第3章:歯石予防歯磨剤の臨床的効果
1 歯石予防に有効な薬剤
2 歯石予防歯磨剤で,歯石除去の負担軽減!
3 歯石を予防するメカニズム
4 フッ化物と歯石抑制剤の効果は両立する?
5 歯石予防歯磨剤による歯肉退縮の抑制効果
第4章:歯石の疫学および歯石と歯周疾患との関連性
1 歯石保有者(歯)率
2 歯石と歯肉炎の関係
3 歯周炎患者と健常者におけるプラーク,唾液の化学的性状
4 歯石があるとアタッチメントロスが起こりやすいの?
5 歯石と歯肉退縮との関係
6 歯周疾患に及ぼす縁下歯石と縁下プラークの影響
7 「歯石」と「歯周疾患」と「う蝕」の関連性
第5章:歯石除去やブラッシングにまつわる知見
1 歯石のできやすさ,歯肉炎のなりやすさに影響する因子
2 ブラッシングとフロッシング技術の影響
3 歯磨剤によるプラークの除去・再付着への影響
4 オーラルケアの重要性に関する国際会議のコンセンサスと課題
Part 3の参考文献
ちょっと深掘り! 予防の科学
う蝕・酸蝕・歯石と歯周疾患
-
著者
中嶋 省志
-
出版社
医歯薬出版株式会社
-
ページ
240ページ
-
サイズ
A5判
-
ISBN
978-4263446966
-
価格
5,280円(税込)