本書は、未だかつて一度も解き明かされることのなかった、HAインプラントの長期予後とその文献について深く掘り下げた初のHAインプラントパーフェクトブックである。HAインプラントの長期予後、抜歯後即時埋入、サイナスフロアエレベーション、GBR(メンブレンテクニック)、即時補綴とあらゆる角度から言及している。この一冊を読めば、必ずや世界におけるHAインプラントの真実を知ることができるだろう。
1章 文献と長期予後から導かれるHAインプラントのエビデンス
Evidence of HA Implant Shown in Researches and Long-term Stable Cases
1章1 HAインプラントにおける生存率の真実
The Truth of Survival Rate in HA Implants
1 なぜ、HAインプラントは疑問視されるのか?
2 HAインプラントに関する正しい文献の読み方
HAインプラントに対して否定的な文献
HAインプラントに対して中立的な文献
臨床のヒント(1) HAインプラントと感染に関する文献
臨床のヒント(2)インプラントの力学的問題に関する文献
知識の補足(1) バイオインテグレーションとオッセオインテグレーションの違い
HAインプラントに対して肯定的な文献
臨床のヒント(3) HAインプラントの溶解に関する文献
知識の補足(2) HAは生体内で本当に溶けるのか?
3 HAインプラントに関する文献の実情
1章2 長期症例から考えるHAインプラント
Long-term Evaluation of HA Implant Cases
症例1‐2‐1 下顎臼歯部において8年良好に経過しているHAインプラント単独補綴症例
症例1‐2‐2 上顎臼歯部で8年良好に経過しているHAインプラント歯槽頂アプローチ症例
症例1‐2‐3 下顎臼歯部において10年良好に経過しているHAインプラント連結補綴症例
症例1‐2‐4 上顎臼歯部において11年良好に経過しているHAインプラント・天然歯連結症例
症例1‐2‐5 長期症例を参考に改善した現在のHAインプラント症例
1章 まとめ
Summary
2章 抜歯後即時インプラント埋入
Immediate Implant Placement
2章1 抜歯窩残存骨壁とHAインプラントの埋入ポジション
HA Implant Position Related to Socket Wall
1 抜歯後即時埋入の問題点
2 残存骨壁とHAインプラントの三次元的埋入ポジションの関係─いかにインプラント周囲に骨様組織を形成させるか─
抜歯後即時埋入における抜歯窩の三次元的変化に関する文献
抜歯後即時埋入における抜歯窩の骨欠損形態に関する文献
抜歯後即時埋入における埋入ポジションと骨補填材料に関する文献
臨床のヒント 口蓋側埋入に関する文献
知識の補足(1) 抜歯後即時インプラント埋入における骨欠損の分類
1 4壁性骨欠損
2 3壁性骨欠損
知識の補足(2) 抜歯後即時インプラント埋入における注意点
2章2 HAインプラントを用いた抜歯後即時埋入症例
Immediate HA Implant Placement: Case Report
症例2‐2‐1 咬合性外傷とエンドの合併症の抜歯後即時インプラント埋入症例
症例2‐2‐2 抜歯後即時埋入・即時プロビジョナルレストレーション症例
症例2‐2‐3 咬合性外傷による重度の歯周病処置後の抜歯後即時埋入症例
症例2‐2‐4 多数歯抜歯後即時埋入症例
2章 まとめ
Summary
3章 サイナスフロアエレベーション
Sinus Floor Elevation
3章1 歯槽頂アプローチによるサイナスフロアエレベーション:HAインプラントを用いた術式と骨補填材料の選択基準
Sinus Floor Elevation with Vertical Approach: Method and Criteria for Selecting Graft Material
1 歯槽頂アプローチによるサイナスフロアエレベーションの特徴
オステオトームによる上顎洞挙上量に関する文献
サイナスフロアエレベーションにおけるHAインプラントの優位性に関する文献
サイナスフロアエレベーションにおけるHAインプラントの生存率に関する文献
上顎洞底挙上術においてHAインプラントの予知性の高さを報告している文献
臨床のヒント 移植材料を用いないオステオトームによる上顎洞底挙上術に関する文献
知識の補足 骨造成のメカニズムを考慮した荷重のタイミング
3章2 HAインプラントを用いた歯槽頂アプローチによるサイナスフロアエレベーション症例
Sinus Floor Elevation with Vertical Approach: Case Report
症例3‐2‐1 上顎洞底までの距離があまりない場合の歯槽頂アプローチ後単独埋入症例
症例3‐2‐2 即時埋入・即時プロビジョナルレストレーションを伴う歯槽頂アプローチ
症例3‐2‐3 前歯部におけるサイナスフロアエレベーション
症例3‐2‐4 ピエゾサージェリーを用いた歯槽頂アプローチ
症例3‐2‐5 歯槽頂アプローチにおける偶発症例
3章 まとめ
Summary
4章 HAメンブレンテクニック
GBR with HA Membrane Technique
4章1 GBRで造られた骨または骨様組織の長期維持・安定性
Long-term Maintenance and Stability of GBR-Augmented Bone/Osseous Tissue
1 GBR法の問題点
2 骨造成の予後を左右する因子
裂開症例における骨造成の予後を抜歯即時、抜歯早期、抜歯遅延において比較した文献
骨造成部位外側がHA顆粒によって覆われるGBRの文献
GBRにおけるHAインプラントの優位性に関する文献
臨床のヒント HA顆粒による自家移植骨の吸収抑制に関する文献
知識の補足 HAメンブレンテクニックの臨床ステップ
1 骨伝導能(Osteoconduction)を考慮したHAメンブレンテクニック
2 PRPを考慮したHAメンブレンテクニック
4章2 HAメンブレンテクニック症例の考察
Consideration of HA Membrane Technique Cases
HAメンブレンテクニックのコンセプト
症例4‐2‐1 裂開症例に対してHAメンブレンテクニックを応用したケース
症例4‐2‐2 狭窄歯列弓症例に対してHAメンブレンテクニックを応用したケース
症例4‐2‐3 欠損症例に対してHAメンブレンテクニックを応用し垂直的に骨造成したケース
症例4‐2‐4 裂開症例に対してHAメンブレンテクニックを応用したケース
症例4‐2‐5 欠損症例に対してHAメンブレンテクニックを応用し皮質骨外側に骨造成したケース
4章 まとめ
Summary
5章 最適なインプラント補綴のための周囲硬・軟組織マネージメント
Peri-Implant Soft and Hard Tissue Management for Optimal Implant Prosthesis
5章1 インプラントの埋入ポジションと補綴形態
The Relationship between Implant Position and Emergence Profile
1 上顎前歯部(審美領域)においての埋入ポジションと補綴形態の考察
2 インプラント周囲の軟組織の特徴─接合上皮の最根尖部(aJE)の考察
インプラント周囲の軟組織に関する文献
3 プラットフォームスイッチングとインプラント周囲のリモデリング・ソーサリング現象
アバットメント‐フィクスチャー接合部と骨のリモデリングに関する文献
プラットフォームスイッチングに関する文献
知識の補足(1) インプラントを連結する場合いかにそのリスクを軽減するか
知識の補足(2) インプラントの力学的補綴戦略において考慮すべき条件
5章2 インプラント補綴主導の粘膜面
Restorative-Driven Gingival Line
1 補綴主導の歯肉縁形態を応用したテクニック、抜歯後即時補綴
2 インプラント補綴と歯肉縁形態の考え方
症例5‐2‐1 インプラント補綴主導で粘膜面を調整した全顎症例
症例5‐2‐2 フラップレスでの全顎症例
症例5‐2‐3 リカバリー処置により退縮した歯肉がクリーピングした並列欠損症例
症例5‐2‐4 歯肉縁下のアバットメントと補綴形態の修正により歯肉がクリーピングした症例
症例5‐2‐5 インプラント‐インプラント間の乳頭が経時的に成長してきた症例
3 インプラント補綴主導の粘膜面とは
5章 まとめ
Summary
1章 文献と長期予後から導かれるHAインプラントのエビデンス
Evidence of HA Implant Shown in Researches and Long-term Stable Cases
1章1 HAインプラントにおける生存率の真実
The Truth of Survival Rate in HA Implants
1 なぜ、HAインプラントは疑問視されるのか?
2 HAインプラントに関する正しい文献の読み方
HAインプラントに対して否定的な文献
HAインプラントに対して中立的な文献
臨床のヒント(1) HAインプラントと感染に関する文献
臨床のヒント(2)インプラントの力学的問題に関する文献
知識の補足(1) バイオインテグレーションとオッセオインテグレーションの違い
HAインプラントに対して肯定的な文献
臨床のヒント(3) HAインプラントの溶解に関する文献
知識の補足(2) HAは生体内で本当に溶けるのか?
3 HAインプラントに関する文献の実情
1章2 長期症例から考えるHAインプラント
Long-term Evaluation of HA Implant Cases
症例1‐2‐1 下顎臼歯部において8年良好に経過しているHAインプラント単独補綴症例
症例1‐2‐2 上顎臼歯部で8年良好に経過しているHAインプラント歯槽頂アプローチ症例
症例1‐2‐3 下顎臼歯部において10年良好に経過しているHAインプラント連結補綴症例
症例1‐2‐4 上顎臼歯部において11年良好に経過しているHAインプラント・天然歯連結症例
症例1‐2‐5 長期症例を参考に改善した現在のHAインプラント症例
1章 まとめ
Summary
2章 抜歯後即時インプラント埋入
Immediate Implant Placement
2章1 抜歯窩残存骨壁とHAインプラントの埋入ポジション
HA Implant Position Related to Socket Wall
1 抜歯後即時埋入の問題点
2 残存骨壁とHAインプラントの三次元的埋入ポジションの関係─いかにインプラント周囲に骨様組織を形成させるか─
抜歯後即時埋入における抜歯窩の三次元的変化に関する文献
抜歯後即時埋入における抜歯窩の骨欠損形態に関する文献
抜歯後即時埋入における埋入ポジションと骨補填材料に関する文献
臨床のヒント 口蓋側埋入に関する文献
知識の補足(1) 抜歯後即時インプラント埋入における骨欠損の分類
1 4壁性骨欠損
2 3壁性骨欠損
知識の補足(2) 抜歯後即時インプラント埋入における注意点
2章2 HAインプラントを用いた抜歯後即時埋入症例
Immediate HA Implant Placement: Case Report
症例2‐2‐1 咬合性外傷とエンドの合併症の抜歯後即時インプラント埋入症例
症例2‐2‐2 抜歯後即時埋入・即時プロビジョナルレストレーション症例
症例2‐2‐3 咬合性外傷による重度の歯周病処置後の抜歯後即時埋入症例
症例2‐2‐4 多数歯抜歯後即時埋入症例
2章 まとめ
Summary
3章 サイナスフロアエレベーション
Sinus Floor Elevation
3章1 歯槽頂アプローチによるサイナスフロアエレベーション:HAインプラントを用いた術式と骨補填材料の選択基準
Sinus Floor Elevation with Vertical Approach: Method and Criteria for Selecting Graft Material
1 歯槽頂アプローチによるサイナスフロアエレベーションの特徴
オステオトームによる上顎洞挙上量に関する文献
サイナスフロアエレベーションにおけるHAインプラントの優位性に関する文献
サイナスフロアエレベーションにおけるHAインプラントの生存率に関する文献
上顎洞底挙上術においてHAインプラントの予知性の高さを報告している文献
臨床のヒント 移植材料を用いないオステオトームによる上顎洞底挙上術に関する文献
知識の補足 骨造成のメカニズムを考慮した荷重のタイミング
3章2 HAインプラントを用いた歯槽頂アプローチによるサイナスフロアエレベーション症例
Sinus Floor Elevation with Vertical Approach: Case Report
症例3‐2‐1 上顎洞底までの距離があまりない場合の歯槽頂アプローチ後単独埋入症例
症例3‐2‐2 即時埋入・即時プロビジョナルレストレーションを伴う歯槽頂アプローチ
症例3‐2‐3 前歯部におけるサイナスフロアエレベーション
症例3‐2‐4 ピエゾサージェリーを用いた歯槽頂アプローチ
症例3‐2‐5 歯槽頂アプローチにおける偶発症例
3章 まとめ
Summary
4章 HAメンブレンテクニック
GBR with HA Membrane Technique
4章1 GBRで造られた骨または骨様組織の長期維持・安定性
Long-term Maintenance and Stability of GBR-Augmented Bone/Osseous Tissue
1 GBR法の問題点
2 骨造成の予後を左右する因子
裂開症例における骨造成の予後を抜歯即時、抜歯早期、抜歯遅延において比較した文献
骨造成部位外側がHA顆粒によって覆われるGBRの文献
GBRにおけるHAインプラントの優位性に関する文献
臨床のヒント HA顆粒による自家移植骨の吸収抑制に関する文献
知識の補足 HAメンブレンテクニックの臨床ステップ
1 骨伝導能(Osteoconduction)を考慮したHAメンブレンテクニック
2 PRPを考慮したHAメンブレンテクニック
4章2 HAメンブレンテクニック症例の考察
Consideration of HA Membrane Technique Cases
HAメンブレンテクニックのコンセプト
症例4‐2‐1 裂開症例に対してHAメンブレンテクニックを応用したケース
症例4‐2‐2 狭窄歯列弓症例に対してHAメンブレンテクニックを応用したケース
症例4‐2‐3 欠損症例に対してHAメンブレンテクニックを応用し垂直的に骨造成したケース
症例4‐2‐4 裂開症例に対してHAメンブレンテクニックを応用したケース
症例4‐2‐5 欠損症例に対してHAメンブレンテクニックを応用し皮質骨外側に骨造成したケース
4章 まとめ
Summary
5章 最適なインプラント補綴のための周囲硬・軟組織マネージメント
Peri-Implant Soft and Hard Tissue Management for Optimal Implant Prosthesis
5章1 インプラントの埋入ポジションと補綴形態
The Relationship between Implant Position and Emergence Profile
1 上顎前歯部(審美領域)においての埋入ポジションと補綴形態の考察
2 インプラント周囲の軟組織の特徴─接合上皮の最根尖部(aJE)の考察
インプラント周囲の軟組織に関する文献
3 プラットフォームスイッチングとインプラント周囲のリモデリング・ソーサリング現象
アバットメント‐フィクスチャー接合部と骨のリモデリングに関する文献
プラットフォームスイッチングに関する文献
知識の補足(1) インプラントを連結する場合いかにそのリスクを軽減するか
知識の補足(2) インプラントの力学的補綴戦略において考慮すべき条件
5章2 インプラント補綴主導の粘膜面
Restorative-Driven Gingival Line
1 補綴主導の歯肉縁形態を応用したテクニック、抜歯後即時補綴
2 インプラント補綴と歯肉縁形態の考え方
症例5‐2‐1 インプラント補綴主導で粘膜面を調整した全顎症例
症例5‐2‐2 フラップレスでの全顎症例
症例5‐2‐3 リカバリー処置により退縮した歯肉がクリーピングした並列欠損症例
症例5‐2‐4 歯肉縁下のアバットメントと補綴形態の修正により歯肉がクリーピングした症例
症例5‐2‐5 インプラント‐インプラント間の乳頭が経時的に成長してきた症例
3 インプラント補綴主導の粘膜面とは
5章 まとめ
Summary
HAインプラントセラピー
長期予後から導き出されたエビデンス
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著者
石本 光則
-
出版社
クインテッセンス出版
-
ページ
160ページ
-
サイズ
A4判変型
-
ISBN
978-4781201177
-
価格
11,000円(税込)