長年秘密にされてきたテクニックを初公開！

昨今、顕微鏡（マイクロスコープ）は広く歯科界でも使用されるようになり、さまざまなテクニックが紹介されていますが、真の意味で顕微鏡を使いこなし、高度な治療を行うことができるテクニックは限られています。
本書のテーマ「スリーステップ秋山メソッド」は、“新しい”概念に基づいたテクニックで、世界レベルの非常に高い精度の歯科治療を実現できます。
スリーステップ秋山メソッド は、たった６ヵ所の基本ポジショニングをマスターするだけで臨床に応用でき、 最低倍率でも大きなメリットがある、世界初の画期的なテクニックです。
本書はこれから顕微鏡を購入しようと考えている歯科医師や、すでに顕微鏡を持っていて悩んでいる歯科医師にも役立てることができる内容になっています。
顕微鏡歯科治療を始めたい、学びたい、レベルアップしたいすべての歯科医療従事者に、おすすめしたい一冊です。

CONTENTS

刊行にあたって

Prologue　時代は変わった　“新しい”顕微鏡の概念

Chapter 1　顕微鏡購入前に知っておくべき基礎知識
１：顕微鏡の利点
２：顕微鏡の欠点
３：“顕微鏡難民”と“顕微鏡至上主義”
４：スリーステップ秋山メソッド誕生の経緯とその後の展開
５：顕微鏡購入前に知るべき３つの壁（トラブル）と購入目的の明確化
６：医院および院長について分析すべきこと
７：各種テクニックおよび光源、顕微鏡の種類の違い
８：顕微鏡で行う歯科治療の難易度
９：初めての顕微鏡臨床応用にインフォームを勧める理由
10：顕微鏡応用におけるミラーテクニックの種類と特徴
11：ミラーテクニックさえできれば歯科治療は問題なくできる？？
12：スリーステップ秋山メソッド概論
13：単なる直視 vs スリーステップ秋山メソッド
14：顕微鏡購入時のディシジョンツリー――目的別推奨顕微鏡

Chapter 2　顕微鏡購入後の理論と実践
１：顕微鏡を購入したものの使用していない歯科医師へのアドバイス
２：顕微鏡のアジャスト方法とアクセサリー
３：ザ・リバースミラーテクニック秋山メソッド
４：直視の顕微鏡歯科治療と術者の健康
５：カールツァイスEXTARO300の可動域（モラーインターフェースの特徴）
６：６つの基本ポジショニング　スリーステップ秋山メソッド最大の利点
７：ポジショニングバリエーション・顕微鏡（１屈曲と２屈曲）
８：ポジショニングバリエーション・患者チェアー
９：ポジショニングバリエーション・患者頭部
10：ポジショニングバリエーション・術者　※片起こし
11：ポジショニングバリエーション・顕微鏡スタンド
12：P1～P6の基本ポジショニングアトラス
13：スリーステップ秋山メソッドの有効性を示すエビデンス
14：患者の顔の向きによるポジショニングの変化をクラウン形成症例にて検証
15：スリーステップ秋山メソッドの真髄
16：顕微鏡治療の盲点・太い柄のインスツルメントは禁忌　※片起こし
17：マイクロペリオマスターを目指そう
18：治療別・最適倍率
19：アシスタントワークに潜む危険
20：名医とは？

・あとがきにかえて　臨床応用顕微鏡歯科学会員よ、世界を目指そう！

【Mini Column】
・施術中の姿勢に関する警鐘
・指導者に足る経歴
・教え子たちの声
・日本の歯科界は落ちぶれたのか？
・スリーステップ秋山メソッドは歯科臨床寿命を延ばす
・鏡筒と眼耳平面（フランクフルト平面）に要注意
・インスティテュートでスタッフと学ぶ際の注意点
・驚異的な時短
・ミラーテクニックができない？？
・スリーステップ秋山メソッドの危機
・外視鏡についての見解
・１屈曲と２屈曲　補足
・『The Micro Endoscopic Technique』
・スタンディングオベーション