上顎臼歯部へのインプラント治療において、上顎洞の存在は悩みのタネ。サイナスリフトを行うことでインプラント埋入は可能になるものの、ラテラルアプローチが向いているのか、クレスタルアプローチ(ソケットリフト)が向いているのか、上顎洞粘膜に肥厚があっても可能なのかなど、高度な臨床判断が求められるため、「サイナスリフトはアドバンステクニック」と思われがちです。本書はそんなサイナスリフトを安全かつ確実に行うためのノウハウを、大きな写真と豊富な臨床例をもって徹底解説。インプラント臨床のワンランクアップ、適応症拡大を目指す歯科医師が最初の一歩を踏み出す際に最適な最適な一冊です。
PART 1 サイナスリフトのBASICS
CHAPTER 1 サイナスリフトはインプラント臨床に必要な処置なのでしょうか?
① 上顎臼歯部は抜歯するとインプラント埋入に利用できる骨の高さが減少する
② 「サイナスリフト以外の対応法」の難易度は高い
CHAPTER 2 サイナスリフトの2つの方法
CHAPTER 3 ラテラルアプローチにおける1回法(同時埋入)と2回法(待時埋入)の違い
PART 2 サイナスリフトの成功につなげる診査項目と難易度の鑑別
CHAPTER 1 治療前に必ず確認したい解剖学的ポイント
①ZACライン
② 血管の走行
③ 上顎洞底の位置
④ 上顎洞粘膜の厚み(肥厚)
⑤ 歯槽骨の厚み
⑥ 側壁(開窓部分)の骨の厚み
⑦ 上顎洞の形態
⑧ 自然孔の状態
CHAPTER 2 鑑別診断 はじめて臨床導入するならこんな症例から
① はじめてクレスタルアプローチを臨床導入するならこんな症例から
② はじめてラテラルアプローチを臨床導入するならこんな症例から
PART 3 クレスタルアプローチ(ソケットリフト)の術式
CHAPTER 1 クレスタルアプローチの術式ワークフローと注意点
①クレスタルアプローチ(ソケットリフト)の術式ワークフロー
② 安全にクレスタルアプローチを行うための注意点
CHAPTER 2 クレスタルアプローチに使用する器具
①オステオトーム
② VarioSurg3
③ デプスメジャー
CHAPTER 3 クレスタルアプローチ(ソケットリフト)
術式各STEPにおけるポイント
①ドリリングは「マイナス1mmまで」に留める
② 若木骨折させる際は細いオステオトームを使用する
③ 上顎洞粘膜の挙上は優しく行い、一点に集中させず欲張らない
④ 実は骨補填材は使用しなくても生存率は変わらない
⑤ 埋入窩はアンダープレパレーションとする
CHAPTER 4 ワンポイントアドバイス よくあるアドバンスなシチュエーションでのクレスタルアプローチ(ソケットリフト)
①上顎洞底の形態が複雑な場合の対処法
② 抜歯窩が残存している場合の対処法
PART 4 ラテラルアプローチの術式
CHAPTER 1 ラテラルアプローチ術式ワークフロー
CHAPTER 2 ラテラルアプローチに使用する器具
①VarioSurg3
② 2mmダイヤモンドバー
③ ミネソタ
④ フター
⑤ スタンツェ
⑥ 把骨鉗子
CHAPTER 3 ラテラルアプローチ術式各STEPにおけるポイント
①開窓部より10mm程度の安全域を設けたフラップデザインにする
② 開窓部の位置はその後の器具操作を左右する
③ 術前にCT画像にて骨の厚みを計測し、時には大胆に削合する
④ リフターの背で上顎洞粘膜を押すことを意識する
⑤「口を閉じて頬を膨らませる」ことでパーフォレーションの有無がわかる
⑥ 上顎洞粘膜を巻き込まないようにガードしながら行う
⑦ 緊密に充填するために遠心➡近心➡口蓋の順で充填する
⑧ 特に近遠心の縦切開部は緊密に縫合する
PART 5 術者を悩ませるよくあるサイナスリフトのシチュエーションと対策
CHAPTER 1 上顎洞内に隔壁がある症例への対処法
①隔壁はどれくらいの頻度で存在するのか?
② 隔壁の存在を認めた場合の対処法
CHAPTER 2 血管が開窓部に近接している症例への対処法
①可能ならばラテラルアプローチ➡クレスタルアプローチに術式を変更する
② 血管と上顎洞底の隙間に細く開窓するテクニック
CHAPTER 3 上顎洞粘膜がパーフォレーションしてしまったときの対処法
①開窓中や挙上中にパーフォレーションが生じる確率と生じやすい因子
② パーフォレーションリペアの方法と実践例
CHAPTER 4 歯槽頂と上顎洞が交通した場合の対処法
CHAPTER 5 上顎洞内に重度の肥厚を認めた場合の対処法
CHAPTER 6 上顎洞内遊離骨片を認めた場合の対処法
①上顎洞内遊離骨片に遭遇する頻度はどの程度か?
② 上顎洞内遊離骨片に遭遇した際の対処法
PART 1 サイナスリフトのBASICS
CHAPTER 1 サイナスリフトはインプラント臨床に必要な処置なのでしょうか?
① 上顎臼歯部は抜歯するとインプラント埋入に利用できる骨の高さが減少する
② 「サイナスリフト以外の対応法」の難易度は高い
CHAPTER 2 サイナスリフトの2つの方法
CHAPTER 3 ラテラルアプローチにおける1回法(同時埋入)と2回法(待時埋入)の違い
PART 2 サイナスリフトの成功につなげる診査項目と難易度の鑑別
CHAPTER 1 治療前に必ず確認したい解剖学的ポイント
①ZACライン
② 血管の走行
③ 上顎洞底の位置
④ 上顎洞粘膜の厚み(肥厚)
⑤ 歯槽骨の厚み
⑥ 側壁(開窓部分)の骨の厚み
⑦ 上顎洞の形態
⑧ 自然孔の状態
CHAPTER 2 鑑別診断 はじめて臨床導入するならこんな症例から
① はじめてクレスタルアプローチを臨床導入するならこんな症例から
② はじめてラテラルアプローチを臨床導入するならこんな症例から
PART 3 クレスタルアプローチ(ソケットリフト)の術式
CHAPTER 1 クレスタルアプローチの術式ワークフローと注意点
①クレスタルアプローチ(ソケットリフト)の術式ワークフロー
② 安全にクレスタルアプローチを行うための注意点
CHAPTER 2 クレスタルアプローチに使用する器具
①オステオトーム
② VarioSurg3
③ デプスメジャー
CHAPTER 3 クレスタルアプローチ(ソケットリフト)
術式各STEPにおけるポイント
①ドリリングは「マイナス1mmまで」に留める
② 若木骨折させる際は細いオステオトームを使用する
③ 上顎洞粘膜の挙上は優しく行い、一点に集中させず欲張らない
④ 実は骨補填材は使用しなくても生存率は変わらない
⑤ 埋入窩はアンダープレパレーションとする
CHAPTER 4 ワンポイントアドバイス よくあるアドバンスなシチュエーションでのクレスタルアプローチ(ソケットリフト)
①上顎洞底の形態が複雑な場合の対処法
② 抜歯窩が残存している場合の対処法
PART 4 ラテラルアプローチの術式
CHAPTER 1 ラテラルアプローチ術式ワークフロー
CHAPTER 2 ラテラルアプローチに使用する器具
①VarioSurg3
② 2mmダイヤモンドバー
③ ミネソタ
④ フター
⑤ スタンツェ
⑥ 把骨鉗子
CHAPTER 3 ラテラルアプローチ術式各STEPにおけるポイント
①開窓部より10mm程度の安全域を設けたフラップデザインにする
② 開窓部の位置はその後の器具操作を左右する
③ 術前にCT画像にて骨の厚みを計測し、時には大胆に削合する
④ リフターの背で上顎洞粘膜を押すことを意識する
⑤「口を閉じて頬を膨らませる」ことでパーフォレーションの有無がわかる
⑥ 上顎洞粘膜を巻き込まないようにガードしながら行う
⑦ 緊密に充填するために遠心➡近心➡口蓋の順で充填する
⑧ 特に近遠心の縦切開部は緊密に縫合する
PART 5 術者を悩ませるよくあるサイナスリフトのシチュエーションと対策
CHAPTER 1 上顎洞内に隔壁がある症例への対処法
①隔壁はどれくらいの頻度で存在するのか?
② 隔壁の存在を認めた場合の対処法
CHAPTER 2 血管が開窓部に近接している症例への対処法
①可能ならばラテラルアプローチ➡クレスタルアプローチに術式を変更する
② 血管と上顎洞底の隙間に細く開窓するテクニック
CHAPTER 3 上顎洞粘膜がパーフォレーションしてしまったときの対処法
①開窓中や挙上中にパーフォレーションが生じる確率と生じやすい因子
② パーフォレーションリペアの方法と実践例
CHAPTER 4 歯槽頂と上顎洞が交通した場合の対処法
CHAPTER 5 上顎洞内に重度の肥厚を認めた場合の対処法
CHAPTER 6 上顎洞内遊離骨片を認めた場合の対処法
①上顎洞内遊離骨片に遭遇する頻度はどの程度か?
② 上顎洞内遊離骨片に遭遇した際の対処法
無理なくできる サイナスリフト導入マニュアル
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出版社
インターアクション株式会社
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ページ
104ページ
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サイズ
A4判変
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ISBN
978-4909066626
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価格
8,580円(税込)