難治症例になりやすい2歯根尖含有病変(a lesion including 2 apices)に対する診断から治療方針の決定までを解く世界初の一冊。筆者が実際に対応した22症例を提示しながら、歯内療法の「診断」と「状態に応じた治療法」を掘り下げた本書は、2歯根尖含有病変に関係する歯の保存の可能性を高める一冊になることでしょう。
"PART 1 「歯内療法の診断」と「2歯根尖含有病変」
CHATER 1 2歯根尖含有病変の定義
1.2歯根尖含有病変とは「2つの根尖を含む病変」である
2.2歯根尖含有病変の分類
【症例1】[Type I-1]上顎左側中切歯と側切歯を含む2歯根尖含有病変
【症例2】[Type I-1]上顎右側中切歯と側切歯を含む2歯根尖含有病変
【症例3】[Type I-1]上顎右側中切歯と側切歯を含む2歯根尖含有病変
【症例4】[Type I-2]上顎右側中切歯と側切歯を含む2歯根尖含有病変
【症例5】[Type II]上顎左側中切歯と側切歯を含む2歯根尖含有病変
【症例6】[Type III]上顎右側中切歯と側切歯を含む2歯根尖含有病変
CHAPTER 2 歯内療法における歯の診断と治療の考えかた
1.AAEによる診断名
2.「根管未処置歯」に対する考えかた
1)歯髄疾患の種類
2)歯髄検査の臨床的な位置づけ
3)定義が曖昧な可逆性歯髄炎と不可逆性歯髄炎
4)歯髄壊死に対する対応法はただ1つ
3.「根管既処置歯」に対する考えかた
1)根管治療の質の評価
2)築造の質、歯冠修復の質の評価
4.「根尖周囲の状態」に対する考えかた
CHAPTER 3 問題解決の手段としての逆根管治療
1.根管に対して行われる治療の種類
2.逆根管治療の考えかた
1)逆根管治療に対する偏見
2)逆根管治療の本質
3)コロナルリーケージと逆根管治療の関係
3.逆根管治療の適応症
4.再根管治療と逆根管治療の関係
5.逆根管治療時の注意点 ―掻爬に対する誤解―
【症例7】逆根管治療不適応と判断し、非外科的根管治療で対応した症例
CHAPTER 4 2歯根尖含有病変における1歯の治療法の治療方針
1.「①根管未処置で生活歯」の場合の治療方針
1)2歯根尖含有病変における正常歯髄と抜髄の関係
2)不可逆性歯髄炎と診断した場合の治療方針
3)正常歯髄あるいは可逆性歯髄炎と診断した場合の治療方針
2.「②根管未処置で失活歯」の場合の治療方針
3.根管既処置歯に対する治療方針
1)「③根管既処置で根管治療良好+築造良好」の場合の治療方針
2)「④根管既処置で根管治療良好+築造不良」の場合の治療方針
3)「⑤根管既処置で根管治療不良+築造良好」の場合の治療方針
4)「⑥根管既処置で根管治療不良+築造不良」の場合の治療方針
CHAPTER 5 2歯根尖含有病変の治療の進めかた
【STEP 1】それぞれの歯が取り得る状態を推定する
【STEP 2】原因歯を推定する
【STEP 3】根管治療および築造の必要性を選定する
1)治療の必要性が決まる場合
2)治療の必要性が決まらない場合
3)顎骨病変の場合
【症例8】2歯根尖含有病変が疑われたが、歯原性角化嚢胞と診断された症例
【STEP 4】治療法の選択
①A:再根管治療が必要、B:有髄歯あるいは既根管治療歯で根管治療は不要の場合
②A:再根管治療は不要、B:有髄歯の場合
③A:再根管治療は不要、B:未処置歯もしくは再根管治療が必要な場合
④ABともに再根管治療が必要な場合
⑤ABともに再根管治療が不要な場合
PART 2 2歯根尖含有病変への対応【臨床例】
CHAPTER 1 上顎における2歯根尖含有病変
【症例9】上顎中切歯-中切歯における2歯根尖含有病変
【症例10】上顎中切歯-側切歯における2歯根尖含有病変
【症例11】上顎側切歯-犬歯における2歯根尖含有病変
【症例12】上顎犬歯-第一小臼歯における2歯根尖含有病変
【症例13】上顎第一小臼歯-第二小臼歯における2歯根尖含有病変
【症例14】上顎第二小臼歯-第一大臼歯における2歯根尖含有病変
【症例15】上顎第一大臼歯-第二大臼歯における2歯根尖含有病変
CHAPTER 2 下顎における2歯根尖含有病変
【症例16】下顎中切歯-中切歯における2歯根尖含有病変
【症例17】下顎中切歯-側切歯における2歯根尖含有病変
【症例18】下顎側切歯-犬歯における2歯根尖含有病変
【症例19】 下顎犬歯-第一小臼歯における2歯根尖含有病変(CBCT導入以前の症例)
【症例20】下顎第一小臼歯-第二小臼歯における2歯根尖含有病変
【症例21】下顎第二小臼歯-第一大臼歯における2歯根尖含有病変
【症例22】下顎第一大臼歯-第二大臼歯における2歯根尖含有病変"
"PART 1 「歯内療法の診断」と「2歯根尖含有病変」
CHATER 1 2歯根尖含有病変の定義
1.2歯根尖含有病変とは「2つの根尖を含む病変」である
2.2歯根尖含有病変の分類
【症例1】[Type I-1]上顎左側中切歯と側切歯を含む2歯根尖含有病変
【症例2】[Type I-1]上顎右側中切歯と側切歯を含む2歯根尖含有病変
【症例3】[Type I-1]上顎右側中切歯と側切歯を含む2歯根尖含有病変
【症例4】[Type I-2]上顎右側中切歯と側切歯を含む2歯根尖含有病変
【症例5】[Type II]上顎左側中切歯と側切歯を含む2歯根尖含有病変
【症例6】[Type III]上顎右側中切歯と側切歯を含む2歯根尖含有病変
CHAPTER 2 歯内療法における歯の診断と治療の考えかた
1.AAEによる診断名
2.「根管未処置歯」に対する考えかた
1)歯髄疾患の種類
2)歯髄検査の臨床的な位置づけ
3)定義が曖昧な可逆性歯髄炎と不可逆性歯髄炎
4)歯髄壊死に対する対応法はただ1つ
3.「根管既処置歯」に対する考えかた
1)根管治療の質の評価
2)築造の質、歯冠修復の質の評価
4.「根尖周囲の状態」に対する考えかた
CHAPTER 3 問題解決の手段としての逆根管治療
1.根管に対して行われる治療の種類
2.逆根管治療の考えかた
1)逆根管治療に対する偏見
2)逆根管治療の本質
3)コロナルリーケージと逆根管治療の関係
3.逆根管治療の適応症
4.再根管治療と逆根管治療の関係
5.逆根管治療時の注意点 ―掻爬に対する誤解―
【症例7】逆根管治療不適応と判断し、非外科的根管治療で対応した症例
CHAPTER 4 2歯根尖含有病変における1歯の治療法の治療方針
1.「①根管未処置で生活歯」の場合の治療方針
1)2歯根尖含有病変における正常歯髄と抜髄の関係
2)不可逆性歯髄炎と診断した場合の治療方針
3)正常歯髄あるいは可逆性歯髄炎と診断した場合の治療方針
2.「②根管未処置で失活歯」の場合の治療方針
3.根管既処置歯に対する治療方針
1)「③根管既処置で根管治療良好+築造良好」の場合の治療方針
2)「④根管既処置で根管治療良好+築造不良」の場合の治療方針
3)「⑤根管既処置で根管治療不良+築造良好」の場合の治療方針
4)「⑥根管既処置で根管治療不良+築造不良」の場合の治療方針
CHAPTER 5 2歯根尖含有病変の治療の進めかた
【STEP 1】それぞれの歯が取り得る状態を推定する
【STEP 2】原因歯を推定する
【STEP 3】根管治療および築造の必要性を選定する
1)治療の必要性が決まる場合
2)治療の必要性が決まらない場合
3)顎骨病変の場合
【症例8】2歯根尖含有病変が疑われたが、歯原性角化嚢胞と診断された症例
【STEP 4】治療法の選択
①A:再根管治療が必要、B:有髄歯あるいは既根管治療歯で根管治療は不要の場合
②A:再根管治療は不要、B:有髄歯の場合
③A:再根管治療は不要、B:未処置歯もしくは再根管治療が必要な場合
④ABともに再根管治療が必要な場合
⑤ABともに再根管治療が不要な場合
PART 2 2歯根尖含有病変への対応【臨床例】
CHAPTER 1 上顎における2歯根尖含有病変
【症例9】上顎中切歯-中切歯における2歯根尖含有病変
【症例10】上顎中切歯-側切歯における2歯根尖含有病変
【症例11】上顎側切歯-犬歯における2歯根尖含有病変
【症例12】上顎犬歯-第一小臼歯における2歯根尖含有病変
【症例13】上顎第一小臼歯-第二小臼歯における2歯根尖含有病変
【症例14】上顎第二小臼歯-第一大臼歯における2歯根尖含有病変
【症例15】上顎第一大臼歯-第二大臼歯における2歯根尖含有病変
CHAPTER 2 下顎における2歯根尖含有病変
【症例16】下顎中切歯-中切歯における2歯根尖含有病変
【症例17】下顎中切歯-側切歯における2歯根尖含有病変
【症例18】下顎側切歯-犬歯における2歯根尖含有病変
【症例19】 下顎犬歯-第一小臼歯における2歯根尖含有病変(CBCT導入以前の症例)
【症例20】下顎第一小臼歯-第二小臼歯における2歯根尖含有病変
【症例21】下顎第二小臼歯-第一大臼歯における2歯根尖含有病変
【症例22】下顎第一大臼歯-第二大臼歯における2歯根尖含有病変"
診断力を上げる 2歯根尖含有病変の診断と治療
-
著者
吉岡 隆知
-
出版社
インターアクション株式会社
-
ページ
100ページ
-
サイズ
A4判
-
ISBN
978-4909066633
-
価格
8,580円(税込)