・なぜ1歯だけにう蝕や歯周ポケットが生じるのか?
・どうして顎関節痛や開閉口障害が生じるのか?
・叢生や前突、過蓋咬合などの改善は抜歯や外科矯正が必ず必要なのか?
これら日常臨床でよく出会うの症状や疑問は、咬合の観点から精査することで「問題点」と「今すべきこと」が見えてきます。
本書は、咬合や顎機能の評価に活用できる着眼点や各種診査方法、顎機能の問題点を可視化して客観的に評価&治療に活かす方法、顎機能の評価と診断に軸足をおいたスプリント療法と矯正治療など、日常臨床における咬合の診断・咬合治療の核心に迫る一冊です。
Chapter 1 日常臨床に潜む咬合由来の問題の見極めかたと解決法
1.咬合由来の視点を“う蝕の診断”に加えてみよう
1歯だけにう蝕があるのはなぜ?
◦う蝕の「透過像の違い」に注目!
◦スプリントの装着部位は上顎?下顎?
2.咬合由来の視点を“歯周病の診断”に加えてみよう
1歯だけ歯周ポケットが改善しないのはなぜ?
◦側方面観から咬合関係を確認しておく
◦咬合関係に違和感を感じたらブラキシズムの有無を確認する
◦なぜ第一大臼歯と第二大臼歯間にフードインパクションが頻発するのか?
3.咬合由来の視点を“知覚過敏の診断”に加えてみよう
治療薬を使用しても知覚過敏症状が改善しないのはなぜ?
◦強大な咬合力を示すヒントを見逃さない
Chapter 2 顎関節症状に潜む咬合由来の問題の見極めかたと解決法
1.咬合由来の視点を“顎関節の痛みの診断”に加えてみよう
「顎が痛い」のはなぜ?
◦咬筋部や側頭筋部に圧痛が生じる原因を知る
◦ナイトガードはハードかソフトか?
2.咬合由来の視点を“関節円板前方転位の診断”に加えてみよう
「開口すると顎から音がする」のはなぜ?
◦頭部エックス線規格写真も撮影する習慣を持つ
◦CADIAX CurvesとReference SL咬合器Ⓡをどのように連動させるか?
3.咬合由来の視点を“非復位性関節円板前方転位の診断”に加えてみよう
開口障害が生じてしまったのはなぜ?
4.咬合由来の視点を“Partial Lockの診断”に加えてみよう
開口すると下顎が偏位するのはなぜ?
◦チェアーサイドで今スグできる! 非復位性関節円板前方転位とPartial Lockの鑑別診断法
Chapter 3 矯正治療の進めかたを咬合の視点から考えてみよう
1.矯正治療の進めかたを咬合の視点から考えてみよう
上顎前突は「抜歯して上顎前歯を後方へ移動させる」がベストな方法か?
◦相反性クリックとは?
2.“下顎前突”の治療ゴールを顎機能の視点から考える
下顎前突は「下顎を後方へ移動させる」がベストな方法か?
◦バイトの深い前歯部の反対咬合に対する戦略
3.“叢生”の治療ゴールを顎機能の視点から考える
叢生の治療は「第一小臼歯抜歯」がベストな方法か?
◦小臼歯抜歯がもたらすリスクを知る
4.“開咬”の治療ゴールを顎機能の視点から考える
開咬(オープンバイト)の治療は「臼歯の圧下」がベストな方法か?
5.“過蓋咬合”の治療ゴールを顎機能の視点から考える
過蓋咬合の治療は必要ないのだろうか?
◦前歯部の深い被蓋関係と顎関節症の関係を知る
◦「自由運動」と「ガイド運動」の軌跡に差がある場合の診断について
◦「回転」と「滑走」のバランスは外側翼突筋と顎二腹筋の相互関係によって成立する
Chapter 4 咬合の問題解決のスタート地点は「咬合平面と咬合高径の診査」にあり
1.咬合平面の診査が大切な理由を理解する
咬合平面の前後的・左右的な位置関係が導く顎関節への影響
2.咬合高径の診査が大切な理由を理解する
咬合高径の低下は上下顎前歯同士が審美的に良好な関係であったとしても起こりえる
3.咬合平面と咬合高径へのアプローチは幼少期から
咬合平面と咬合高径の設定で骨格性反対咬合を予防する
・どうして顎関節痛や開閉口障害が生じるのか?
・叢生や前突、過蓋咬合などの改善は抜歯や外科矯正が必ず必要なのか?
これら日常臨床でよく出会うの症状や疑問は、咬合の観点から精査することで「問題点」と「今すべきこと」が見えてきます。
本書は、咬合や顎機能の評価に活用できる着眼点や各種診査方法、顎機能の問題点を可視化して客観的に評価&治療に活かす方法、顎機能の評価と診断に軸足をおいたスプリント療法と矯正治療など、日常臨床における咬合の診断・咬合治療の核心に迫る一冊です。
Chapter 1 日常臨床に潜む咬合由来の問題の見極めかたと解決法
1.咬合由来の視点を“う蝕の診断”に加えてみよう
1歯だけにう蝕があるのはなぜ?
◦う蝕の「透過像の違い」に注目!
◦スプリントの装着部位は上顎?下顎?
2.咬合由来の視点を“歯周病の診断”に加えてみよう
1歯だけ歯周ポケットが改善しないのはなぜ?
◦側方面観から咬合関係を確認しておく
◦咬合関係に違和感を感じたらブラキシズムの有無を確認する
◦なぜ第一大臼歯と第二大臼歯間にフードインパクションが頻発するのか?
3.咬合由来の視点を“知覚過敏の診断”に加えてみよう
治療薬を使用しても知覚過敏症状が改善しないのはなぜ?
◦強大な咬合力を示すヒントを見逃さない
Chapter 2 顎関節症状に潜む咬合由来の問題の見極めかたと解決法
1.咬合由来の視点を“顎関節の痛みの診断”に加えてみよう
「顎が痛い」のはなぜ?
◦咬筋部や側頭筋部に圧痛が生じる原因を知る
◦ナイトガードはハードかソフトか?
2.咬合由来の視点を“関節円板前方転位の診断”に加えてみよう
「開口すると顎から音がする」のはなぜ?
◦頭部エックス線規格写真も撮影する習慣を持つ
◦CADIAX CurvesとReference SL咬合器Ⓡをどのように連動させるか?
3.咬合由来の視点を“非復位性関節円板前方転位の診断”に加えてみよう
開口障害が生じてしまったのはなぜ?
4.咬合由来の視点を“Partial Lockの診断”に加えてみよう
開口すると下顎が偏位するのはなぜ?
◦チェアーサイドで今スグできる! 非復位性関節円板前方転位とPartial Lockの鑑別診断法
Chapter 3 矯正治療の進めかたを咬合の視点から考えてみよう
1.矯正治療の進めかたを咬合の視点から考えてみよう
上顎前突は「抜歯して上顎前歯を後方へ移動させる」がベストな方法か?
◦相反性クリックとは?
2.“下顎前突”の治療ゴールを顎機能の視点から考える
下顎前突は「下顎を後方へ移動させる」がベストな方法か?
◦バイトの深い前歯部の反対咬合に対する戦略
3.“叢生”の治療ゴールを顎機能の視点から考える
叢生の治療は「第一小臼歯抜歯」がベストな方法か?
◦小臼歯抜歯がもたらすリスクを知る
4.“開咬”の治療ゴールを顎機能の視点から考える
開咬(オープンバイト)の治療は「臼歯の圧下」がベストな方法か?
5.“過蓋咬合”の治療ゴールを顎機能の視点から考える
過蓋咬合の治療は必要ないのだろうか?
◦前歯部の深い被蓋関係と顎関節症の関係を知る
◦「自由運動」と「ガイド運動」の軌跡に差がある場合の診断について
◦「回転」と「滑走」のバランスは外側翼突筋と顎二腹筋の相互関係によって成立する
Chapter 4 咬合の問題解決のスタート地点は「咬合平面と咬合高径の診査」にあり
1.咬合平面の診査が大切な理由を理解する
咬合平面の前後的・左右的な位置関係が導く顎関節への影響
2.咬合高径の診査が大切な理由を理解する
咬合高径の低下は上下顎前歯同士が審美的に良好な関係であったとしても起こりえる
3.咬合平面と咬合高径へのアプローチは幼少期から
咬合平面と咬合高径の設定で骨格性反対咬合を予防する
診断力を上げる 日常臨床に潜む咬合由来の問題の診断と治療
う蝕、歯周病から顎関節症、不正咬合まで
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著者
杉山 豊
-
出版社
インターアクション株式会社
-
ページ
184ページ
-
サイズ
A4判
-
ISBN
978-4909066657
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価格
13,200円(税込)