脳卒中の後遺症等による運動神経の異常である「痙縮」治療の手引書。治療法の1つである薬剤注射に焦点を当て、効果を最大にするための、最適な位置への施注における超音波の活用を解説した。約60本もの動画をスマホで閲覧できるほか、精細なイラストや写真等ビジュアル資料も充実し、正確な筋肉や神経の位置、刺入部位、手技の実際等を視覚的に習得できる。基礎から最新情報まで網羅した痙縮治療に携わる医療従事者必携の1冊。
Contents
略語一覧
Contents
著者一覧 Ⅳ
推薦の序 山本悌司 Ⅴ
翻訳の序 久保 仁/瀬戸一郎 Ⅵ
略語一覧 Ⅷ
訳者略歴 171
1 はじめに・・・1
1.1 著者紹介・・・1
1.2 謝辞・・・1
1.3 本アトラスの使い方・・・2
1.4 痙縮に対する臨床測定のアプローチを変える・・・3
2 序論・・・7
2.1 診断的神経ブロックの紹介・・・7
2.2 フランスにおける運動神経ブロックの
歴史とそのすすめ・・・11
2.3 多職種での共同アトラスの必要性・・・13
2.4 神経内科・整形外科における
患者中心のチーム医療・・・14
2.5 集学的痙縮治療における麻酔科医の役割・・・17
2.6 四肢の痙縮姿勢・・・17
3 超音波の原理・・・27
3.1 超音波トランスデューサーの
オリエンテーション・・・27
3.2 神経,動脈,静脈の空間的位置関係・・・29
3.3 さまざまな神経枝の表面解剖ランドマーク・・・32
3.4 解剖構造は個人差があるため
そのランドマークが鍵・・・33
3.5 外科的神経切除術・・・34
3.6 超音波による三次元神経イメージング・・・35
3.7 超音波による痙縮筋変化の評価:
修正Heckmattスケールの使用・・・37
3.8 神経のトラッキング(近位から遠位へ):
円回内筋から内在筋の正中神経・・・40
3.9 注射液のトラッキング・・・42
3.10 刺激装置のセットアップ・・・44
3.11 超音波ガイド下診断的神経ブロックにおける
人間工学・・・45
付録 超音波ガイド下診断的神経ブロックと
超音波ガイド下化学的除神経の両方に
適用できる一般的な人間工学的原則・・・51
4 神経を標的とする手技・・・53
4.1 フェノールとエチルアルコールによる
化学的神経溶解療法・・・53
4.2 凍結神経融解-痙縮肢に対する
新しい経皮的低侵襲療法・・・60
4.3 ViVeアルゴリズム.
診断的神経ブロックを用いた新規発症した
脳卒中後麻痺側肩関節疼痛の管理・・・65
4.4 痙縮性上肢に対する神経切除術・・・67
5 神経を標的とする手技 上肢編・・・71
5.1 肩の内転・内旋・・・71
5.2 大胸筋と神経血管構造・・・72
5.3 外側胸筋神経:大胸筋・・・ 74
5.4 内側胸筋神経:小胸筋・・・76
5.5 胸背神経:広背筋・・・78
5.6 肘の痙性屈曲・・・80
5.7 筋皮神経:上腕二頭筋・・・84
5.8 筋皮神経:上腕筋・・・86
5.9 橈骨神経:腕橈骨筋・・・88
5.10 手首と指:解剖学的ガイドと遠位上肢における
新しいフェノール神経ブロックの方法・・・90
5.11 痙縮に関与する
上肢筋運動神経枝の解剖・・・97
5.12 神経ブロックの診断に使用している
手の痙縮の評価・・・101
5.13 正中神経:円回内筋・・・102
5.14 正中神経:橈側手根屈筋・・・104
5.15 正中神経:浅指屈筋・・・106
5.16 正中神経:前骨間神経から深指屈筋・・・108
5.17 正中神経:前骨間神経から長母指屈筋・・・110
5.18 正中神経:前骨間神経から方形回内筋・・・112
5.19 正中から内在筋:虫様筋 1-2,短母指外転筋,
短母指屈筋,母指対立筋・・・114
5.20 尺骨神経:尺側手根屈筋・・・116
5.21 尺骨神経:深指屈筋・・・118
5.22 尺骨神経:尺骨深部内在筋 - part 1・・・120
5.23 尺骨神経:尺骨深部内在筋 - part 2・・・122
5.24 橈骨神経:
長橈側手根伸筋と短橈側手根伸筋・・・124
5.25 橈骨神経:尺側手根伸筋・・・126
5.26 橈骨神経:総指伸筋・・・128
6 神経を標的とする手技 下肢編・・・130
6.1 閉鎖神経・・・130
6.2 閉鎖神経:長内転筋への前部分枝・・・132
6.3 閉鎖神経:短内転筋への前部分枝・・・134
6.4 閉鎖神経:薄筋への前部分枝・・・136
6.5 閉鎖神経:恥骨筋への前部分枝・・・138
6.6 閉鎖神経:大内転筋への後部分枝・・・140
6.7 大腿神経・・・142
6.8 大腿神経:大腿直筋・・・144
6.9 坐骨神経・・・146
6.10 坐骨神経:大腿二頭筋・・・148
6.11 坐骨神経:半膜様筋・・・150
6.12 坐骨神経:半腱様筋・・・152
6.13 足部痙縮の管理における
診断的神経ブロックの役割・・・154
6.14 脛骨神経への超音波・・・156
6.15 脛骨神経の外科的解剖・・・157
6.16 脛骨神経幹と神経枝・・・158
6.17 脛骨神経:腓腹筋・・・160
6.18 脛骨神経:ヒラメ筋・・・162
6.19 脛骨神経:後脛骨筋・・・164
6.20 脛骨神経:長趾屈筋・・・166
6.21 内在筋に対する脛骨神経支配:
内側足底神経と外側足底神経・・・168
Index・・・170
略語一覧
本文中では以下の略語を使用している.
AFO 短下肢装具
AIN 前骨間神経
ASP 上腕痙縮位
BI Barthel指数
BoNT ボツリヌス神経毒素製剤
CNS 中枢神経系
CRPS 複合性局所疼痛症候群
DBUN 尺骨神経深枝
DIO 背側骨間筋
DNB 診断的神経ブロック
ECRB 短橈側手根伸筋
ECRL 長橈側手根伸筋
ECU 尺側手根伸筋
EDC 総指伸筋
EDB 短趾伸筋
EI エコ-強度
EMG 筋電図
EPB 短母指伸筋
EPL 長母指伸筋
FCR 橈側手根屈筋
FIM 機能的自立度評価法
FPB 短母趾屈筋
FDP 深指屈筋
FDS 浅指屈筋
FPL 長母指屈筋
HSN 超選択的神経切除
HSP 麻痺側肩関節疼痛
LPN 外側胸筋神経
MAS 修正Ashworthスケール
MSCN 筋皮神経
MPN 内側胸筋神経
PMM 大胸筋
PSS 脳卒中後痙縮
ROM 関節可動域
SCI 脊髄損傷
SEMLC 多段階化学的神経溶解術
SEVF 痙性足
SMD 痙縮がもたらす運動障害
SMO 痙性筋過活動
TBI 脳外傷(外傷性脳損傷)
TEL 大腿骨通顆線
TIP 握り母指
UMN 上位運動ニューロン
UMNS 上位運動ニューロン徴候
US 超音波
Contents
略語一覧
Contents
著者一覧 Ⅳ
推薦の序 山本悌司 Ⅴ
翻訳の序 久保 仁/瀬戸一郎 Ⅵ
略語一覧 Ⅷ
訳者略歴 171
1 はじめに・・・1
1.1 著者紹介・・・1
1.2 謝辞・・・1
1.3 本アトラスの使い方・・・2
1.4 痙縮に対する臨床測定のアプローチを変える・・・3
2 序論・・・7
2.1 診断的神経ブロックの紹介・・・7
2.2 フランスにおける運動神経ブロックの
歴史とそのすすめ・・・11
2.3 多職種での共同アトラスの必要性・・・13
2.4 神経内科・整形外科における
患者中心のチーム医療・・・14
2.5 集学的痙縮治療における麻酔科医の役割・・・17
2.6 四肢の痙縮姿勢・・・17
3 超音波の原理・・・27
3.1 超音波トランスデューサーの
オリエンテーション・・・27
3.2 神経,動脈,静脈の空間的位置関係・・・29
3.3 さまざまな神経枝の表面解剖ランドマーク・・・32
3.4 解剖構造は個人差があるため
そのランドマークが鍵・・・33
3.5 外科的神経切除術・・・34
3.6 超音波による三次元神経イメージング・・・35
3.7 超音波による痙縮筋変化の評価:
修正Heckmattスケールの使用・・・37
3.8 神経のトラッキング(近位から遠位へ):
円回内筋から内在筋の正中神経・・・40
3.9 注射液のトラッキング・・・42
3.10 刺激装置のセットアップ・・・44
3.11 超音波ガイド下診断的神経ブロックにおける
人間工学・・・45
付録 超音波ガイド下診断的神経ブロックと
超音波ガイド下化学的除神経の両方に
適用できる一般的な人間工学的原則・・・51
4 神経を標的とする手技・・・53
4.1 フェノールとエチルアルコールによる
化学的神経溶解療法・・・53
4.2 凍結神経融解-痙縮肢に対する
新しい経皮的低侵襲療法・・・60
4.3 ViVeアルゴリズム.
診断的神経ブロックを用いた新規発症した
脳卒中後麻痺側肩関節疼痛の管理・・・65
4.4 痙縮性上肢に対する神経切除術・・・67
5 神経を標的とする手技 上肢編・・・71
5.1 肩の内転・内旋・・・71
5.2 大胸筋と神経血管構造・・・72
5.3 外側胸筋神経:大胸筋・・・ 74
5.4 内側胸筋神経:小胸筋・・・76
5.5 胸背神経:広背筋・・・78
5.6 肘の痙性屈曲・・・80
5.7 筋皮神経:上腕二頭筋・・・84
5.8 筋皮神経:上腕筋・・・86
5.9 橈骨神経:腕橈骨筋・・・88
5.10 手首と指:解剖学的ガイドと遠位上肢における
新しいフェノール神経ブロックの方法・・・90
5.11 痙縮に関与する
上肢筋運動神経枝の解剖・・・97
5.12 神経ブロックの診断に使用している
手の痙縮の評価・・・101
5.13 正中神経:円回内筋・・・102
5.14 正中神経:橈側手根屈筋・・・104
5.15 正中神経:浅指屈筋・・・106
5.16 正中神経:前骨間神経から深指屈筋・・・108
5.17 正中神経:前骨間神経から長母指屈筋・・・110
5.18 正中神経:前骨間神経から方形回内筋・・・112
5.19 正中から内在筋:虫様筋 1-2,短母指外転筋,
短母指屈筋,母指対立筋・・・114
5.20 尺骨神経:尺側手根屈筋・・・116
5.21 尺骨神経:深指屈筋・・・118
5.22 尺骨神経:尺骨深部内在筋 - part 1・・・120
5.23 尺骨神経:尺骨深部内在筋 - part 2・・・122
5.24 橈骨神経:
長橈側手根伸筋と短橈側手根伸筋・・・124
5.25 橈骨神経:尺側手根伸筋・・・126
5.26 橈骨神経:総指伸筋・・・128
6 神経を標的とする手技 下肢編・・・130
6.1 閉鎖神経・・・130
6.2 閉鎖神経:長内転筋への前部分枝・・・132
6.3 閉鎖神経:短内転筋への前部分枝・・・134
6.4 閉鎖神経:薄筋への前部分枝・・・136
6.5 閉鎖神経:恥骨筋への前部分枝・・・138
6.6 閉鎖神経:大内転筋への後部分枝・・・140
6.7 大腿神経・・・142
6.8 大腿神経:大腿直筋・・・144
6.9 坐骨神経・・・146
6.10 坐骨神経:大腿二頭筋・・・148
6.11 坐骨神経:半膜様筋・・・150
6.12 坐骨神経:半腱様筋・・・152
6.13 足部痙縮の管理における
診断的神経ブロックの役割・・・154
6.14 脛骨神経への超音波・・・156
6.15 脛骨神経の外科的解剖・・・157
6.16 脛骨神経幹と神経枝・・・158
6.17 脛骨神経:腓腹筋・・・160
6.18 脛骨神経:ヒラメ筋・・・162
6.19 脛骨神経:後脛骨筋・・・164
6.20 脛骨神経:長趾屈筋・・・166
6.21 内在筋に対する脛骨神経支配:
内側足底神経と外側足底神経・・・168
Index・・・170
略語一覧
本文中では以下の略語を使用している.
AFO 短下肢装具
AIN 前骨間神経
ASP 上腕痙縮位
BI Barthel指数
BoNT ボツリヌス神経毒素製剤
CNS 中枢神経系
CRPS 複合性局所疼痛症候群
DBUN 尺骨神経深枝
DIO 背側骨間筋
DNB 診断的神経ブロック
ECRB 短橈側手根伸筋
ECRL 長橈側手根伸筋
ECU 尺側手根伸筋
EDC 総指伸筋
EDB 短趾伸筋
EI エコ-強度
EMG 筋電図
EPB 短母指伸筋
EPL 長母指伸筋
FCR 橈側手根屈筋
FIM 機能的自立度評価法
FPB 短母趾屈筋
FDP 深指屈筋
FDS 浅指屈筋
FPL 長母指屈筋
HSN 超選択的神経切除
HSP 麻痺側肩関節疼痛
LPN 外側胸筋神経
MAS 修正Ashworthスケール
MSCN 筋皮神経
MPN 内側胸筋神経
PMM 大胸筋
PSS 脳卒中後痙縮
ROM 関節可動域
SCI 脊髄損傷
SEMLC 多段階化学的神経溶解術
SEVF 痙性足
SMD 痙縮がもたらす運動障害
SMO 痙性筋過活動
TBI 脳外傷(外傷性脳損傷)
TEL 大腿骨通顆線
TIP 握り母指
UMN 上位運動ニューロン
UMNS 上位運動ニューロン徴候
US 超音波
超音波を用いた痙縮治療アトラス
標的筋への最適な施注のために
-
著者
Paul Winston
Daniel Vincent
久保 仁
瀬戸 一郎 -
出版社
クインテッセンス出版
-
ページ
180ページ
-
サイズ
B4判変型
-
ISBN
978-4781210278
-
価格
27,500円(税込)