神経筋メカニズムを中心とした総論を述べて大好評を博した第1巻に続き、治療計画、クラウン、ブリッジ、パーシャルデンチャー、コンプリートデンチャーの各論を展開した第2巻。補綴治療は単に喪失した歯を補綴するのみではなく、組織反応の上に立脚した医学的な思考が必要であると論じる。
序文
訳者のことば
第1章
治療計画
統計的な補綴治療計画
補綴物の機能
口腔内にみられる三種類の歯列状態
実際の治療計画方針
補綴治療計画の12の要件
歯列に歯牙欠損があるか?
咬合面あるいは切縁部に欠損はないか?
どの歯に動揺があるか?
残存歯は連結固定するべきか?
下顎位が咬合、筋肉にとって適正であるか?
咬合障害はあるか?
滑走運動障害はあるか?
どの部位の咬合支持域が欠如しているか?
神経筋系の機能に障害はあるか?
口腔衛生状態に配慮があらわれているか?
すべての残存歯は齲蝕に対する保護対策を行なう
必要があるか?
審美的な状態は改善できるか?
臨床的機能分析
一般的な下顎状態
神経・筋系の機能状態
下顎位
咬耗面の診査
顎関節の機能状態
咬合
中心咬合
滑走運動
咬合状態の記録
模型解析
装着した補綴物の機能診断
単独のクラウン
ブリッジ
シーネ
部分床義歯
全部床義歯
補綴物構造の設計
欠損歯列弓の完全な修復
残存歯列の咬合面および切縁形態の修復
動揺した残存歯群の連結固定
残存歯列の連結
下顎位を保持するか、変化させるか
生理的咬合の再構成
均衡の保たれた皇后の再構成
生体静力学的な安定性
神経・筋系の機能
口腔内の衛生状態
齲蝕予防
審美性
歯周組織疾患のある歯列における補綴物の設計
歯周疾患の治療と補綴処置
歯周治療法としての交互抜歯法
歯周疾患予防処置と補綴
スプリント(シーネ)による固定法
連結固定法
支台歯の連結効果
連結固定によってみられる機能障害
天然歯列あるいは補綴歯列にみられる機能障害に対する治療
咬合調整術式の順序
中心咬合の決定
習慣的咬合位の確定
中心咬合における障害の除去
中心咬合における咬合接触の確立
側方咬合位における作業側の咬合調整
非作業側の障害の除去
前方咬合位における調整
歯面の研磨
経過観察
補綴治療モデルの流れ図
補綴治療の流れ
第2章
クラウン
理論的基礎
定義
補綴物としてのクラウンの使命
クラウンの適応症
隣接面接触点の修正
歯質保護のためのクラウン
支持・維持装置としてのクラウン
クラウン補綴の禁忌症
支台歯形成法
一般的事項
支台歯形態の基本
クラウンのセメント合着
支台歯のテーパー
歯頸部断面形態
支台歯形態の注意点
基本的な支台歯形成法
タービンによる支台歯形成法
多数支台歯の同時形成
多数歯同時形成法に応用する咬合採得法
通常の支台歯形成にしばしばみられる誤り
支台歯形態の特徴
支台歯形成後の処置
支台歯に対する仮封処置
支台歯の印象採得
リングを使用した印象採得法
印象採得のステップ
模型製作法の原則
二重連合印象法
印象採得の失敗の原因
クラウンの歯頸部辺縁と辺縁歯肉
組織構造とクラウン
クラウン辺縁の位置について
金属冠
帯環金属冠(バンドクラウン)
鋳造冠
合理的な鋳造冠
前装鋳造冠
臼歯部における前装冠
レジン前装冠
金属焼付陶材冠
ジャケットクラウン
特徴
適応症
支台歯形成法
色調の決定
ポストクラウン(継続歯)
継続歯の維持の原理
齲蝕予防に対する配慮
合釘に加わる曲げ応力
継続歯に加わる垂直力の影響
回転応力
補助的保持形態
継続歯の静力学
合釘(根管ポスト)
継続歯の構造
支台歯の歯根に対する前処置
継続歯の補綴治療の流れ
合釘の試適
部分被覆冠
適応症
部分被覆冠の種類
3/4冠の形成順序
第3章
ブリッジ
定義
ブリッジの機能
ブリッジの分類
支台歯の分布状態による分類
部位および分布状態による分類
支台装置の選択
第4章
部分床義歯
分類
補綴物の分類
欠損部位による部分床義歯の分類
部分床義歯の構成要素
負担様式による部分床義歯の分類
部分床義歯の静力学
垂直方向の力に関する静力学
鉤間線
維持装置と義歯の動力学
維持装置の生体物理学的特性
遊離端義歯
二重レスト
可動性の結合
鋳造クラスプ
各部の名称とその役目
リング適合
NEYのクラスプ
平行構造の維持装置
平行構造の特徴
平行構造の具体例
遊離端欠損と平行アタッチメント
レジリエンス・テレスコープ冠(被覆型平行アタッチメント)
平行構造の部分冠
歯冠内維持装置を有する平行構造
コーヌス冠
コーヌス冠の特徴
構造上の特徴
コーヌス角
コーヌス冠の維持力
コーヌス効果
コーヌス冠の製作順序
バー・アタッタメントの特徴
固定法の分類
バー・アタッチメントの具体例
力の作用点の移動
バー・アタッチメント義歯の動力学
根面アタッチメント
第5章
全部床義歯
全部床義歯の特徴
離脱力
印象法
印象法の分類
上顎義歯床の機能的な形態
下顎義歯床の機能的な形態
義歯体部の形態
下顎義歯
リリーフと作業模型
咬合採得
神経・筋系を利用する方法
咬合採得の手順
口内ゴシックアーチ描記法
頭蓋計測法
全部床義歯の静力学
全部床義歯の咬合
人工歯咬合面の形態
人工歯材料
咬合器操作の実際
調節性咬合器を使用する場合
平均値咬合器を使用する場合
蝶番咬合器を使用する場合
参考文献
第1章
第2章
第3章
第4章
第5章
索引
序文
訳者のことば
第1章
治療計画
統計的な補綴治療計画
補綴物の機能
口腔内にみられる三種類の歯列状態
実際の治療計画方針
補綴治療計画の12の要件
歯列に歯牙欠損があるか?
咬合面あるいは切縁部に欠損はないか?
どの歯に動揺があるか?
残存歯は連結固定するべきか?
下顎位が咬合、筋肉にとって適正であるか?
咬合障害はあるか?
滑走運動障害はあるか?
どの部位の咬合支持域が欠如しているか?
神経筋系の機能に障害はあるか?
口腔衛生状態に配慮があらわれているか?
すべての残存歯は齲蝕に対する保護対策を行なう
必要があるか?
審美的な状態は改善できるか?
臨床的機能分析
一般的な下顎状態
神経・筋系の機能状態
下顎位
咬耗面の診査
顎関節の機能状態
咬合
中心咬合
滑走運動
咬合状態の記録
模型解析
装着した補綴物の機能診断
単独のクラウン
ブリッジ
シーネ
部分床義歯
全部床義歯
補綴物構造の設計
欠損歯列弓の完全な修復
残存歯列の咬合面および切縁形態の修復
動揺した残存歯群の連結固定
残存歯列の連結
下顎位を保持するか、変化させるか
生理的咬合の再構成
均衡の保たれた皇后の再構成
生体静力学的な安定性
神経・筋系の機能
口腔内の衛生状態
齲蝕予防
審美性
歯周組織疾患のある歯列における補綴物の設計
歯周疾患の治療と補綴処置
歯周治療法としての交互抜歯法
歯周疾患予防処置と補綴
スプリント(シーネ)による固定法
連結固定法
支台歯の連結効果
連結固定によってみられる機能障害
天然歯列あるいは補綴歯列にみられる機能障害に対する治療
咬合調整術式の順序
中心咬合の決定
習慣的咬合位の確定
中心咬合における障害の除去
中心咬合における咬合接触の確立
側方咬合位における作業側の咬合調整
非作業側の障害の除去
前方咬合位における調整
歯面の研磨
経過観察
補綴治療モデルの流れ図
補綴治療の流れ
第2章
クラウン
理論的基礎
定義
補綴物としてのクラウンの使命
クラウンの適応症
隣接面接触点の修正
歯質保護のためのクラウン
支持・維持装置としてのクラウン
クラウン補綴の禁忌症
支台歯形成法
一般的事項
支台歯形態の基本
クラウンのセメント合着
支台歯のテーパー
歯頸部断面形態
支台歯形態の注意点
基本的な支台歯形成法
タービンによる支台歯形成法
多数支台歯の同時形成
多数歯同時形成法に応用する咬合採得法
通常の支台歯形成にしばしばみられる誤り
支台歯形態の特徴
支台歯形成後の処置
支台歯に対する仮封処置
支台歯の印象採得
リングを使用した印象採得法
印象採得のステップ
模型製作法の原則
二重連合印象法
印象採得の失敗の原因
クラウンの歯頸部辺縁と辺縁歯肉
組織構造とクラウン
クラウン辺縁の位置について
金属冠
帯環金属冠(バンドクラウン)
鋳造冠
合理的な鋳造冠
前装鋳造冠
臼歯部における前装冠
レジン前装冠
金属焼付陶材冠
ジャケットクラウン
特徴
適応症
支台歯形成法
色調の決定
ポストクラウン(継続歯)
継続歯の維持の原理
齲蝕予防に対する配慮
合釘に加わる曲げ応力
継続歯に加わる垂直力の影響
回転応力
補助的保持形態
継続歯の静力学
合釘(根管ポスト)
継続歯の構造
支台歯の歯根に対する前処置
継続歯の補綴治療の流れ
合釘の試適
部分被覆冠
適応症
部分被覆冠の種類
3/4冠の形成順序
第3章
ブリッジ
定義
ブリッジの機能
ブリッジの分類
支台歯の分布状態による分類
部位および分布状態による分類
支台装置の選択
第4章
部分床義歯
分類
補綴物の分類
欠損部位による部分床義歯の分類
部分床義歯の構成要素
負担様式による部分床義歯の分類
部分床義歯の静力学
垂直方向の力に関する静力学
鉤間線
維持装置と義歯の動力学
維持装置の生体物理学的特性
遊離端義歯
二重レスト
可動性の結合
鋳造クラスプ
各部の名称とその役目
リング適合
NEYのクラスプ
平行構造の維持装置
平行構造の特徴
平行構造の具体例
遊離端欠損と平行アタッチメント
レジリエンス・テレスコープ冠(被覆型平行アタッチメント)
平行構造の部分冠
歯冠内維持装置を有する平行構造
コーヌス冠
コーヌス冠の特徴
構造上の特徴
コーヌス角
コーヌス冠の維持力
コーヌス効果
コーヌス冠の製作順序
バー・アタッタメントの特徴
固定法の分類
バー・アタッチメントの具体例
力の作用点の移動
バー・アタッチメント義歯の動力学
根面アタッチメント
第5章
全部床義歯
全部床義歯の特徴
離脱力
印象法
印象法の分類
上顎義歯床の機能的な形態
下顎義歯床の機能的な形態
義歯体部の形態
下顎義歯
リリーフと作業模型
咬合採得
神経・筋系を利用する方法
咬合採得の手順
口内ゴシックアーチ描記法
頭蓋計測法
全部床義歯の静力学
全部床義歯の咬合
人工歯咬合面の形態
人工歯材料
咬合器操作の実際
調節性咬合器を使用する場合
平均値咬合器を使用する場合
蝶番咬合器を使用する場合
参考文献
第1章
第2章
第3章
第4章
第5章
索引
ケルバーの補綴学 第2巻
-
著者
K-H Korber
田端 恒雄
河野 正司
福島 俊士 -
出版社
クインテッセンス出版
-
ページ
380ページ
-
サイズ
新書判
-
ISBN
978-4874171318
-
価格
7,150円(税込)