実践編とレッスン編で構成された下巻は、実際にMFTを臨床導入する際に欠かせないシステムについて詳細に解説している。実践編では、MFT臨床応用時に使用する器具の説明や診査診断ポイントと、患者とともに歩む診療システムについて整理している。レッスン編では、実際に患者に対して行う基本レッスンのほか、発音レッスン、リップエクササイズなどMFTのコアとなるレッスンを、豊富な写真とわかりやすい文章で示している。
第3部 実践編
第1章 必要な設備・器具
1.指導の場所
2.使用器具
1)スティック大・小(木製のディスポーザブル舌圧子)
2)ストロー
3)楊枝
4)コットンロール
5)スプレー
6)コップ
7)リリーフウエハース
8)Zickefoose のリップエクササイザー
9)ボイスレコーダー
10)手鏡
11)ワークブック
12)水
13)食材、ガム
14)ビデオカメラ
15)口腔内および顔面写真撮影用カメラ
16)口唇力、口唇圧・舌圧測定器
第2章 口腔機能の診査
1.診査用紙への記入
舌突出の種類 / 口腔習癖 / 舌の状態 / 舌小帯 / 舌の姿勢位 / 口唇の状態 / 口唇の姿勢位 / オトガイの状態 / アレルギー 鼻づまり / 扁桃肥大 アデノイド / 硬口蓋の状態 / 軟口蓋の状態 / 咬筋の収縮 / 嘔吐反射 / 無咬合嚥下 / 顎関節の問題 / 発音の問題 / 身体の姿勢 / 視力 / 耳の問題 / 咀嚼パターン / 口唇力 / 患者の態度 / 保護者の態度 / コメント
2.ビデオ撮影
1)ビデオ撮影のために必要な機材・器具
(1)ビデオカメラおよび三脚
(2)発音チェックのための文章が書いてあるパネル
(3)透明なコップ
(4)水
(5)食材
2)ビデオ撮影のポイント
3)ビデオの撮影手順
(1)患者による自己紹介と顔貌の記録
(2)歯列の記録
(3)発音の記録
(4)嚥下の記録
(5)咀嚼の記録
(6)その他の記録と評価
第3章 指導上の注意点
1.指導を進めるうえでの注意点
1)指導は『患者指導用ワークブック』とともに
2)個々の患者にあった指導を心がける
3)低年齢患者などに指導する際の注意点
2.MFTの指導者として必要なこと
1)診療室の治療内容を理解していること
2)訓練のデモンストレーションをすべて完璧に行えること
3)根気強く指導にあたること
3.患者に与えるレッスン時の注意点
1)録音した音声を聞きながら練習する
2)鏡を見ながら練習する
3)筋肉の『感じ』を覚えながら練習する
4)姿勢を良くして練習する
5)動作にメリハリをつける
6)常に頭でそれぞれの筋肉へ指令を送る
7)毎日欠かさず練習する
第4部 レッスン編
第1章 基本レッスン
1.レッスンの構成
2.指導の進めかた
<プレレッスン>
1 ポッピング
<レッスン1>
1 ティップ
2 ミッドポイント
3 スポット
4 ポッピング
5 カッスワロー(a)
6 バイトレッスン
7 リップエクササイズ
8 ポスチャーウイズストロー
<レッスン2>
1 オープンアンドクローズ
2 カッスワロー(b)
3 スラープスワロー(a)
4 サッキングサウンド(a)
5 バイトレッスン
6 リップエクササイズ
7 ポスチャーウイズストロー
<レッスン3>
1 オープンアンドクローズ
2 スクウォートスワロー(a)
3 スラープスワロー(b)
4 サッキングサウンド(b)
5 ドラッグバック
6 リップエクササイズ
7 ポスチャーウイズストロー
<レッスン4>
1 オープンアンドクローズ
2 スクウォートスワロー(a)
3 サッキングスワロー(a)
4 トラップウォーター
5 ドラッグバック
6 リップエクササイズ
7 ポスチャーウイズストロー
<レッスン5>
1 オープンアンドクローズ
2 スクウォートスワロー(a)
3 サッキングスワロー(b)
4 トラップスワロー(a)
5 ソフトフード
6 リップエクササイズ
7 ポスチャーウイズストロー
<レッスン6>
1 オープンアンドクローズ
2 スクウォートスワロー(a)
3 サッキングスワロー(b)
4 トラップスワロー(b)
5 レーズンレッスン
6 リップエクササイズ
7 ポスチャーウイズストロー
<レッスン7>
1 オープンアンドクローズ
2 スクウォートスワロー(a)
3 クワイエットサッキング
4 トラップスワロー(b)
5 スナックプラクティス(a)
6 リップエクササイズ
7 ポスチャーウイズストロー
<レッスン8>
1 オープンアンドクローズ
2 クワイエットサッキング
3 スクウォートスワロー(b)
4 シップバイシップ
5 スナックプラクティス(b)
6 リップエクササイズ
7 ポスチャーウイズストロー
Clinical Hints レッスン現場で役に立つ臨床ヒント
(1)手を使って筋肉の動きを視覚化する
(2)ガムを使って咀嚼部位の違いによる筋肉の動きの違いを学ぶ
3.終了チェック
1)ポスチャーチェック
2)クイックテスト
4.経過観察(リコール)
第2章 リップエクササイズ
1.リップエクササイズの種類と使用器具
2.リップエクササイズの選択法
1 リップマッサージ(a)
2 リップマッサージ(b)
3 リップマッサージ(c)
4 Zickefoose のリップエクササイザー
5 ボタンプル
6 リッププル
7 ポスチャーウイズコットンロール
8 イーウー
9 イーウイズストロー
第3章 補助レッスン
1.補助レッスンの種類と使用器具
2.補助レッスンの選択法
1 フォロースティック
2 ティーストレーサー
3 リップトレーサー
4 ワッグルスポット
5 ティップスティック
6 ガーグルストップ
7 バックタングレジスタンス
8 フラットタング(舌平ら)
9 サイドタングレジスタンス
10 サッキングサウンドウイズスティック
11 サッキングスワローウイズスティック
12 呼吸訓練
13 ボディーストレッチ
14 バイトポップス
15 ガムレッスン
16 スワローアンドスリープ
17 リマインダーサイン
18 十種競技
Clinical Hints レッスン現場で役に立つ臨床ヒント
(1)家庭でできるMFT
(2)悪い姿勢をまねしてみせる
第4章 発音レッスン
1.MFTと発音レッスン
2.歯間音
3.発音レッスンの開始時期
<タ行の発音レッスン>
1 「タ・テ・ト」レッスン(1)
2 「タ・テ・ト」レッスン(2)
3 「タ・テ・ト」レッスン(3)
4 「タ・テ・ト」レッスン(4)
5 「タ・テ・ト」単語レッスン
6 「タ・テ・ト」文章レッスン
7 「チ・ツ」レッスン(1)
8 「チ・ツ」レッスン(2)
<サ行の発音レッスン>
1 「シー」レッスン
2 「スー」レッスン
3 「シー・スー」レッスン
4 「サ・セ・ソ」レッスン(1)
5 「サ・セ・ソ」レッスン(2)
6 「サ・セ・ソ」単語レッスン
7 「サ・セ・ソ」文章レッスン
8 ストローを用いたサ行の発音レッスン
<発音に必要な筋力を高める補助レッスン>
1 タ行の歯間音化構音改善のための補助レッスン
2 サ行の歯間音化構音改善のための補助レッスン
3 構音指導全般に役立つ補助レッスン
4 カ行、ガ行のための補助レッスン
5 ラ行のための補助レッスン
6 口蓋化構音を改善するための補助レッスン
7 側音化構音を改善するための補助レッスン
COLUMN
スポットの位置の意味は?
カッスワローは嚥下の口腔期へのアプローチ
レッスン名について
スラープスワロー(a)は笑顔の改善にも有効
カードシステムと録音システム
サッキングスワローは嚥下の準備期-収集過程へのアプローチ
トラップウォーターは嚥下の準備期-保持過程へのアプローチ
1つ1つのレッスンを、最終的に正しい嚥下と結びつける
スナックプラクティスはMFT の『集大成』
発音時の口唇と舌の動き
参考文献
付表 レッスンのカテゴリー分類
索引
第3部 実践編
第1章 必要な設備・器具
1.指導の場所
2.使用器具
1)スティック大・小(木製のディスポーザブル舌圧子)
2)ストロー
3)楊枝
4)コットンロール
5)スプレー
6)コップ
7)リリーフウエハース
8)Zickefoose のリップエクササイザー
9)ボイスレコーダー
10)手鏡
11)ワークブック
12)水
13)食材、ガム
14)ビデオカメラ
15)口腔内および顔面写真撮影用カメラ
16)口唇力、口唇圧・舌圧測定器
第2章 口腔機能の診査
1.診査用紙への記入
舌突出の種類 / 口腔習癖 / 舌の状態 / 舌小帯 / 舌の姿勢位 / 口唇の状態 / 口唇の姿勢位 / オトガイの状態 / アレルギー 鼻づまり / 扁桃肥大 アデノイド / 硬口蓋の状態 / 軟口蓋の状態 / 咬筋の収縮 / 嘔吐反射 / 無咬合嚥下 / 顎関節の問題 / 発音の問題 / 身体の姿勢 / 視力 / 耳の問題 / 咀嚼パターン / 口唇力 / 患者の態度 / 保護者の態度 / コメント
2.ビデオ撮影
1)ビデオ撮影のために必要な機材・器具
(1)ビデオカメラおよび三脚
(2)発音チェックのための文章が書いてあるパネル
(3)透明なコップ
(4)水
(5)食材
2)ビデオ撮影のポイント
3)ビデオの撮影手順
(1)患者による自己紹介と顔貌の記録
(2)歯列の記録
(3)発音の記録
(4)嚥下の記録
(5)咀嚼の記録
(6)その他の記録と評価
第3章 指導上の注意点
1.指導を進めるうえでの注意点
1)指導は『患者指導用ワークブック』とともに
2)個々の患者にあった指導を心がける
3)低年齢患者などに指導する際の注意点
2.MFTの指導者として必要なこと
1)診療室の治療内容を理解していること
2)訓練のデモンストレーションをすべて完璧に行えること
3)根気強く指導にあたること
3.患者に与えるレッスン時の注意点
1)録音した音声を聞きながら練習する
2)鏡を見ながら練習する
3)筋肉の『感じ』を覚えながら練習する
4)姿勢を良くして練習する
5)動作にメリハリをつける
6)常に頭でそれぞれの筋肉へ指令を送る
7)毎日欠かさず練習する
第4部 レッスン編
第1章 基本レッスン
1.レッスンの構成
2.指導の進めかた
<プレレッスン>
1 ポッピング
<レッスン1>
1 ティップ
2 ミッドポイント
3 スポット
4 ポッピング
5 カッスワロー(a)
6 バイトレッスン
7 リップエクササイズ
8 ポスチャーウイズストロー
<レッスン2>
1 オープンアンドクローズ
2 カッスワロー(b)
3 スラープスワロー(a)
4 サッキングサウンド(a)
5 バイトレッスン
6 リップエクササイズ
7 ポスチャーウイズストロー
<レッスン3>
1 オープンアンドクローズ
2 スクウォートスワロー(a)
3 スラープスワロー(b)
4 サッキングサウンド(b)
5 ドラッグバック
6 リップエクササイズ
7 ポスチャーウイズストロー
<レッスン4>
1 オープンアンドクローズ
2 スクウォートスワロー(a)
3 サッキングスワロー(a)
4 トラップウォーター
5 ドラッグバック
6 リップエクササイズ
7 ポスチャーウイズストロー
<レッスン5>
1 オープンアンドクローズ
2 スクウォートスワロー(a)
3 サッキングスワロー(b)
4 トラップスワロー(a)
5 ソフトフード
6 リップエクササイズ
7 ポスチャーウイズストロー
<レッスン6>
1 オープンアンドクローズ
2 スクウォートスワロー(a)
3 サッキングスワロー(b)
4 トラップスワロー(b)
5 レーズンレッスン
6 リップエクササイズ
7 ポスチャーウイズストロー
<レッスン7>
1 オープンアンドクローズ
2 スクウォートスワロー(a)
3 クワイエットサッキング
4 トラップスワロー(b)
5 スナックプラクティス(a)
6 リップエクササイズ
7 ポスチャーウイズストロー
<レッスン8>
1 オープンアンドクローズ
2 クワイエットサッキング
3 スクウォートスワロー(b)
4 シップバイシップ
5 スナックプラクティス(b)
6 リップエクササイズ
7 ポスチャーウイズストロー
Clinical Hints レッスン現場で役に立つ臨床ヒント
(1)手を使って筋肉の動きを視覚化する
(2)ガムを使って咀嚼部位の違いによる筋肉の動きの違いを学ぶ
3.終了チェック
1)ポスチャーチェック
2)クイックテスト
4.経過観察(リコール)
第2章 リップエクササイズ
1.リップエクササイズの種類と使用器具
2.リップエクササイズの選択法
1 リップマッサージ(a)
2 リップマッサージ(b)
3 リップマッサージ(c)
4 Zickefoose のリップエクササイザー
5 ボタンプル
6 リッププル
7 ポスチャーウイズコットンロール
8 イーウー
9 イーウイズストロー
第3章 補助レッスン
1.補助レッスンの種類と使用器具
2.補助レッスンの選択法
1 フォロースティック
2 ティーストレーサー
3 リップトレーサー
4 ワッグルスポット
5 ティップスティック
6 ガーグルストップ
7 バックタングレジスタンス
8 フラットタング(舌平ら)
9 サイドタングレジスタンス
10 サッキングサウンドウイズスティック
11 サッキングスワローウイズスティック
12 呼吸訓練
13 ボディーストレッチ
14 バイトポップス
15 ガムレッスン
16 スワローアンドスリープ
17 リマインダーサイン
18 十種競技
Clinical Hints レッスン現場で役に立つ臨床ヒント
(1)家庭でできるMFT
(2)悪い姿勢をまねしてみせる
第4章 発音レッスン
1.MFTと発音レッスン
2.歯間音
3.発音レッスンの開始時期
<タ行の発音レッスン>
1 「タ・テ・ト」レッスン(1)
2 「タ・テ・ト」レッスン(2)
3 「タ・テ・ト」レッスン(3)
4 「タ・テ・ト」レッスン(4)
5 「タ・テ・ト」単語レッスン
6 「タ・テ・ト」文章レッスン
7 「チ・ツ」レッスン(1)
8 「チ・ツ」レッスン(2)
<サ行の発音レッスン>
1 「シー」レッスン
2 「スー」レッスン
3 「シー・スー」レッスン
4 「サ・セ・ソ」レッスン(1)
5 「サ・セ・ソ」レッスン(2)
6 「サ・セ・ソ」単語レッスン
7 「サ・セ・ソ」文章レッスン
8 ストローを用いたサ行の発音レッスン
<発音に必要な筋力を高める補助レッスン>
1 タ行の歯間音化構音改善のための補助レッスン
2 サ行の歯間音化構音改善のための補助レッスン
3 構音指導全般に役立つ補助レッスン
4 カ行、ガ行のための補助レッスン
5 ラ行のための補助レッスン
6 口蓋化構音を改善するための補助レッスン
7 側音化構音を改善するための補助レッスン
COLUMN
スポットの位置の意味は?
カッスワローは嚥下の口腔期へのアプローチ
レッスン名について
スラープスワロー(a)は笑顔の改善にも有効
カードシステムと録音システム
サッキングスワローは嚥下の準備期-収集過程へのアプローチ
トラップウォーターは嚥下の準備期-保持過程へのアプローチ
1つ1つのレッスンを、最終的に正しい嚥下と結びつける
スナックプラクティスはMFT の『集大成』
発音時の口唇と舌の動き
参考文献
付表 レッスンのカテゴリー分類
索引
新版 口腔筋機能療法 MFTの実際 下巻
口腔機能の診査とレッスンの進めかた
-
著者
高橋 未哉子
高橋 治 -
出版社
クインテッセンス出版
-
ページ
196ページ
-
サイズ
A4判
-
ISBN
978-4781202839
-
価格
9,900円(税込)