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[VOD]困った患者さんへの対応を精神科医と考える

歯科治療は、う蝕、歯周病など急性の器質的疾患への対応が主であり、慢性痛や機能性疾患への対応に慣れていない。機能性疾患には、「慢性の顎関節症、舌痛症、筋筋膜痛性の非歯原性歯痛、咬合違和感症候群など」があるが、その背景に心理社会的要因が関係していることが多く、治療を行うにあたっては、ラポールを築きながら心理社会的要因をみつけ、症状との関連に気づかせることが必要となる。
また、通常の器質的疾患と思っても、実際に診療してみると対応が困難な「困った患者さん」であったことに気づくこともあるが、その一方で、「困った患者さん」と思っても時間の経過とともに器質的問題が明らかになる場合もある。
ここで、「困った患者さん」とは、歯科医にとって治療で難渋する方達であるが、その中には様々な病態や歯科医自身の問題も含まれている。統合失調症やうつ病などの精神疾患は、当然、精神科医が対応すべきであろう。しかし、精神疾患や複雑な心理社会的問題が根底にあっても、口腔内の問題を抱えている患者は、歯科を訪れる。
歯科医は、技術的な手技について研鑽する場は多いが、心理社会的問題との関わりについては学ぶ場がないため、このようなケースに対して、個々のセンスで対応し、嵐が通り過ぎるのを待つというのが現状ではないであろうか。
コンサルテーション・リエゾン精神医学は他の診療科と協力して患者の診療にあたる精神科の領域であり、いくつかの歯科大学でも行われている。
今回、開業医に訪れた、さまざまな「困った患者さん」について、初診時の状況、経過、結末について提示し、これまで歯科におけるリエゾン外来に関わってきた歯科医の和気裕之先生、精神科医の宮地英雄先生とともにディスカッションしていくなかで、歯科医が、どのように「困った患者さん」に関わるかについて明らかにしたい。

1.歯科医と精神科医の共通認識:和気裕之
歯科心身症・顎関節症・口腔灼熱痛症候群/舌痛症・咬合違和感症候群

2.症例提示:島田淳
症例1 45歳・女性 
様々な訴えに対し5年かけて補綴処置まで終了できた症例
key word:顎関節症・咬合違和感症候群・ナラティブ対応
症例2 61歳・女性 
key word:咬合違和感症候群・不定愁訴・対人関係
様々な訴えに対して半年で医療者の心身がボロボロになった症例

3.感覚の異常と精神医学的問題:宮地英雄

4.討論:和気裕之・宮地英雄・島田淳
配信中

[VOD]困った患者さんへの対応を精神科医と考える

申し込み
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  • 日時

    2024年9月2日(月)~9月30日(月)
    期間内であれば自由に視聴できます

    講演時間:144分

  • 会場

    ご自宅や診療室(インターネット経由)

    ↓ご視聴できない方はこちら
    https://whitecross.jp/faq

  • 費用

    8,800円(税込)

    領収書は、マイページ>申込み済みライブ配信>領収書 よりダウンロードいただけます

  • 対象

    歯科医師

  • 内容

    歯科全般・その他

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