歯科セミナーは、疾患に対する知識、診療技術、経営手法に関するものが主だと思いますが、人生は仕事がすべてではないと僕は考えています。COVID-19の流行は世の中のカタチを大きく変えました。「接触8割減」のメッセージが政府から出された際に当院は1ヶ月原則休診とする決断をしました。先送りにできる内容の方は予約を変更していただき、急患対応のみに切り替え、子どもたちも学校が休みになり、結果的に家族で何もしないで過ごす1ヶ月となったのです。
もちろんその月の収入はガクンと落ちましたが、そのお金の価値以上に家族と過ごす時間の大切さに気付かされた期間となりました。
同時に、当時の僕はう蝕学や小児歯科学の勉強が高じて人類学からも学び始めていましたから、毎日8時間働くことの不自然さや「人生とはなにか」といった普段意識していなかったことを深く考えました。ふと気づけばあっというまに大きくなってしまう子どもたち。過ぎ去ればもう二度と戻りはしない時間がそこにあるのです。
このセミナーではそんな思いから僕がスタッフとどのように医院を変革し安定させてきたかを実例で振り返りながら、これからの歯科医院のカタチをみなさんと一緒に考えたいと思います。

＜こんな先生におすすめ＞
■ これから開業を予定している
■ 新婚 or 小さなお子さんがいる
■ 離職率を下げたい
＜こんな学びがあります＞
■ 診療時間や休日の設定基準
■ 自分の時間の作り方
■ 近隣の歯科との差別化