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全4回 歯科臨床における不正咬合への取り組み

※各回ハンドアウト付き!
日常歯科臨床において、不正咬合の問題に直面する機会は少なくない。不正咬合に対してはこれまで対症療法的な処置に限定されることが多く、このことが不正咬合治療を日常臨床に取り入れるのを躊躇させる大きな要因となっている。不正咬合の根本的な問題点を理解すると、その治療はそれほどむずかしいことではないことがわかる。
本コースでは、不正咬合を理解し、その診断と治療計画の立案に関する基礎について解説する。

DAY1「下顎位の診断と治療計画」
講師:佐藤 貞雄先生、森本 淳史先生
すべての咬合治療は下顎位の診断から始めなければならない。それは、偏位した顎位で咬合を完成しても意味がないばかりでなく、かえって病的な状態を固定することになりかねないからである。下顎位の診査・診断は、咬合治療の中でもっとも重要な過程である。
本セミナーでは、下顎位の診断のために必要な基本事項である「RP-ThP Concept」や「CMS concept」、診断システム、総合診断、治療計画などについて解説する。

DAY2「顎顔面骨格の違いと不正咬合治療の実際」
講師:佐藤 貞雄先生、青木 聡先生
不正咬合の治療を的確に行うためには、不正咬合の発現機序を理解する必要がある。そのためには、顎顔面骨格の成長発育過程における咬合高径および咬合平面の動態、さらには生体の適応と代償などの基本的原理を理解することが大切である。とくに開咬やⅢ級不正咬合では、「posterior discrepancy」といった大臼歯部の押し出しによる病的な高径の異常が問題である。
今回は不正咬合を理解するための基本として、開咬とⅢ級の発現機序およびその矯正治療について解説する。

DAY3「下顎後退型不正咬合治療の診断と治療」
講師:佐藤 貞雄先生、長谷川 篤史先生
ヒトの新生児は下顎後退型(Ⅱ級)の骨格である。それゆえ成長期の小児は、その発育過程で咬合高径の増加と咬合平面のフラット化および下顎の前方への適応によって、I級骨格を獲得しなければならない。Ⅱ級不正咬合は、他の不正咬合と比べて顎機能障害を伴う症例が多く、顎関節への過剰負荷を開放することが治療の重要なポイントとなる。

DAY4「顎関節の機能障害と咬合治療の重要性」
講師:佐藤 貞雄先生
近年増加してきている顎関節の機能障害、とくに下顎頭のOsteoarthrosisを伴う不正咬合の治療は、矯正的な咬合治療の中でもむずかしい症例と考えられる。このような症例では、咬合支持の喪失と顎関節の過剰負荷が大きな問題となっている。それゆえ矯正的な咬合治療においては、犬歯・小臼歯・大臼歯部をしっかりと整直し、臼歯部の咬合平面をフラット化することで顎関節の過剰負荷を開放することが必要である。

※本セミナーは、2023年9月11日、10月16日、11月6日、12月4日にWHITE CROSS LIVEセミナーにて配信されたものです。
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全4回 歯科臨床における不正咬合への取り組み

  • ジャンル

    咬合・補綴、コース受講

  • 視聴時間

    714分

  • 視聴方法

    WEB

  • 有効期間

    購入から90日間有効

  • 申込手順

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