3月30日(水)・31日(木)、日本歯科医師連盟は、岸田文雄内閣総理大臣および茂木敏充自由民主党幹事長と面会し、歯科用金銀パラジウム合金の急騰に対する要望書を提出した。
昨今のパラジウムの価格高騰に加え、ロシアのウクライナ侵攻の影響による金属資源の急騰により、診療を行えば行うほど多額の赤字が出る状況が続いていることへの対応を求めた。
提出については、日本歯科医師連盟顧問である山田宏参議院議員、比嘉なつみ参議院議員が同席の元、日本歯科医師連盟役員の高橋英登会長、村上恵一副会長、村岡宜明副会長の3名が行った。
自民党本部にて茂木敏充幹事長に要望書を手渡しする高橋英登会長ら
昨今、パラジウムの価格高騰は、歯科医院経営のコスト圧迫だけでなく、医療費を押し上げる要因になっている。国民の口腔の健康を守る上でも、今後も柔軟な対応が望まれている。