日本障害者歯科学会と日本歯科麻酔学会は10月25日、『障がいのある方々に安心して歯科治療を受けていただくために』を2学会共同声明として発表した。
今回の声明は、2023年7月に大阪府堺市で全身麻酔中に男子生徒が死亡した医療事故を受け、「より一層医療安全に留意し、障がいのある方々に寄り添い、安心して歯科治療を受けてもらえるよう取り組んでいく所存である」ということを表明したもの。
障がい者に対して、全身麻酔下で歯科治療をしていることを公開している施設は全国で約150ヶ所。その多くの施設で歯科治療のために待機している障がい者がたくさんいることは、歯科医療従事者が知っておくべき事実だろう。