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子どもの不正咬合

子どもの不正咬合の画像です
歯並びへの関心が高まり、子どもの不正咬合に関する知識の充実が求められている現在、予兆を見逃さず、適切なアドバイスや最小限の介入で予防することがGPに必須な要素の一つである。問題点に気づかず初めの対応を誤り、難しい症例へと発展して患者に辛い負担を増やす結果にならないよう、信頼されるかかりつけ歯科医、学校歯科医として最低知っておきたい、気づいてあげたいポイントを厳選、症例に沿ってわかりやすく解説。子どもたちの健康な笑顔を願う、矯正臨床歴30年の著者渾身の書。
Chapter1 一般歯科医からのアドバイスが重要

ポイント1:たかが指しゃぶりでも,放置すれば外科的矯正治療の症例となることもある
ポイント2:鼻閉・口呼吸が交叉咬合,反対咬合,開咬をつくりだすこともある
ポイント3:扁桃肥大が開咬の原因となっていることもある
ポイント4:食べ物・食べ方が不正咬合をつくりだすこともある
ポイント5:舌・口唇の機能の問題が形態に及ぼす影響についての考え方
ポイント6:頬杖・寝るときの癖が骨格の成長を変えることもある
ポイント7:習癖が原因である場合はアドバイスだけで治ることもある
ポイント8:乳歯反対咬合を治療するかどうか?

Chapter2 矯正歯科医は一期と二期の治療をどう考えているか

ポイント9:一期治療と二期治療とは?
ポイント10:一期治療の開始時期と考え方
ポイント11:二期治療の開始時期と考え方

Chapter3 問題発見のための着目ポイント─骨格の問題─

ポイント12:骨格の成長発育に関する問題発見が重要
ポイント13:非対称の発見を一番に
ポイント14:早期に対応したい出っ歯と反対咬合とは?
ポイント15:開咬は咀嚼・嚥下のコントロールが重要
ポイント16:過蓋咬合は顎関節症を起こしやすい

Chapter4 問題発見のための着目ポイント─歯の萌出の問題─

ポイント17:永久歯の萌出の問題も要チェック
ポイント18:下顎前歯の萌出状況をどう判断するか?
ポイント19:上顎前歯の萌出が引き起こす問題,歯肉退縮と顎位の変化
ポイント20:片側だけ萌出し,反対側の同名歯が萌出していないときは要注意
─上顎中切歯,上顎犬歯,下顎犬歯,上顎小臼歯─
ポイント21:両側性に歯胚の位置の問題を生じている場合もある
ポイント22:第一大臼歯と第二大臼歯萌出時の問題

Chapter5 子どもの顎関節症をどう考えるか

ポイント23:成人の顎関節症との共通点と相違点
ポイント24:子どもの頃の対応が惜しまれる症例に遭遇する
ポイント25:子どもの顎関節症に対応できた上顎前突症例
ポイント26:開咬症例では,自覚症状がなくても下顎頭の吸収を認めることがある
ポイント27:非対称は顎関節症をともなうことが多い
ポイント28:過度の咬耗に要注意
ポイント29:顎関節部の先天的な形態異常もある
ポイント30:下顎頭の発育の差はこんなにある
ポイント31:抜歯して矯正治療をすると顎関節症になるか?
ポイント32:顎関節症の子どもや若者を減少させるために

Chapter6 カリエスリスクとペリオリスクのアドバイスも

ポイント33:カリエスリスクに応じたアドバイス
ポイント34:リスク判定のためのバイトウィングの活用
ポイント35:子ども自身にも動機づけ

Chapter7 子どもと保護者への接し方

ポイント36:一期治療は子育てと同じ
ポイント37:EBMとNBM
ポイント38:予防は治療に優る
ポイント39:信頼される歯科医師に

子どもの不正咬合

一般歯科医に伝えたい考え方と早期発見のポイント39
  • 著者

    井上 裕子

  • 出版社

    クインテッセンス出版

  • ページ

    116ページ

  • サイズ

    A4判変型

  • ISBN

    978-4781200712

  • 価格

    7,700円(税込)

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