本書は、1986年発行された書籍の復刻版ですが、初版時よりも本書の内容と歯科事情がマッチしているのに驚かされます。本書で扱っている解剖学は、たとえ100年経過しても大きく変化することはなく、平面的なレントゲン像であってもつねに立体的構造をイメージしレントゲンを見ることを繰り返し、3次元的なレントゲンの見方を解りやすくしています。矯正治療・インプラント治療に欠かせない一冊です。
Part1
頭部X線規格写真と解剖学
頭 蓋
I.頭蓋の全体像
A.前面
B.側面(右)
C.内面及び下面
頭頚部の個々の観察
I.頭蓋
A.頭蓋骨
1.後頭骨
2.蝶形骨
3.側頭骨
4.頭頂骨
5.前頭骨
6.篩骨
7.下鼻甲介
8.涙骨
9.鼻骨
10.鋤骨
B.顔面骨
1.上顎骨
2.口蓋骨
3.頬骨
4.下顎骨
5.舌骨
II.頚椎
A.環椎
B.軸椎
頭頚部の連結状態
I.組み合わせによる観察
A.頭蓋骨の連結
1.後頭骨、側頭骨の連結
2.後頭骨、側頭骨、下顎骨の連結
3.後頭骨、側頭骨、蝶形骨、上顎骨、下顎骨の連結
4.前頭骨、篩骨、鼻骨の連結
5.蝶形骨、側頭骨の連結
6.側頭骨、頬骨、下顎骨の連結
B.頭頚部の連結
1.後頭骨、環椎の連結
2.後頭骨、頚椎の連結
3.後頭骨、側頭骨、頚椎の連結
4.後頭骨、側頭骨、下顎骨、頚椎の連結
5.後頭骨、側頭骨、上顎骨、下顎骨、頚椎の連結
II.分離による観察
A.頭蓋骨の連結
1.分離前の全体像
2.鼻骨、片側上顎骨分離
3.鼻骨、片側上顎骨、頬骨、下顎骨分離
Part2
頭部X線規格写真法による頭蓋の観察
成長発育
I.頭蓋と歯列の成長発育
A.新生児期
B.乳児期
C.幼小児期(1)
D.幼小児期(2)
E.小児期(1)
F.小児期(2)
G.小児期(3)
H.小児期(4)
I.小児期(5)
J.思春期
K.成人期
L.老人期(1)
M.老人期(2)
◎顎関節部のレントゲン解剖(参考)
II.顎関節部の成長発育
A.新生児期
B.乳児期
C.幼小児期(1)
D.幼小児期(2)
E.小児期(1)
F.小児期(2)
G.小児期(3)
H.小児期(4)
I.小児期(5)
J.思春期
K.成人期
L.老人期(1)
M.老人期(2)
頭 蓋
I.頭蓋型と顔面型
II.頭蓋の対称性
A.著しい非対称性の頭蓋
III.頭蓋と先天的な異常
A.口蓋裂を伴う頭蓋
歯 列
I.Angle不正咬合分類
A.Angle分類I級
B.Angle分類II級1類
C.Angle分類II級2類
D.Angle分類III級
II.先天的な歯の異常
III.後天的な歯の異常
歯と歯槽突起、歯槽部の関係
A.歯槽骨吸収を伴う頭蓋
B.歯根露出を伴う頭蓋
Part3
頭部X線規格写真分析法
1.頭部X線規格写真の概念
I.歴史と目的
II.撮影装置と方法
A.X線管球焦点と頭部固定装置、及びフィルムとの関係
B.被写体の設定
2.計測点
I.頭部X線規格写真に用いられる主要な点
A.側方頭部X線規格写真の主な計測点
B.後前頭部X線規格写真の主な計測点
C.オトガイ頭頂法撮影写真の主な計測点
D.軟組織分析法の主な計測点
II.主な計測点における様々な形態
A.大後頭孔部
B.トルコ鞍部
C.外耳孔
D.鼻部
E.鼻中隔と鼻腔
F.口蓋及び鼻腔底
G.前鼻棘とA点
H.後鼻棘
I.下顎枝
J.下顎頭
III.主な計測点の成長による変化
A.前頭鼻骨縫合
B.トルコ鞍部・蝶後頭軟骨結合
C.外耳孔
D.正中口蓋縫合
E.上顎歯槽基底部、前鼻棘、第1大臼歯
F.下顎結合部
3.平 面
I.基準平面
A.S-N平面
B.フランクフルト水平面
C.その他
II.平面設定の相違
A.フランクフルト水平面
B.顔面平面
C.咬合平面と機能的咬合平面
D.下顎下縁に関する平面
E.下顎枝後縁平面
III.作図上の点と平面
A.セラ
B.Xiポイント
C.CCポイント
D.CFポイント
E.DCポイント
F.グナチオン
G.ゴニオン
4.レントゲンフィルムのトレース
I.適切なレントゲン像の見分け方
A.側方レントゲンフィルム
B.後前レントゲンフィルム
C.頭頂オトガイ法フィルム
II.トレースに必要な道具と注意事項
A.正しく撮影されたフィルム
B.診断用模型
C.オルソパントモあるいは標準デンタルフィルム
D.シャーカステン
E.トレーシングペーパー
F.鉛筆、色鉛筆
G.消しゴム
H.セロハンテープ、ドラフトテープ
I.定規、分度器、テンプレート
J.補助用カバー、ルーペ
K.トレースに際しての注意事項とフィルムの保存
III.レントゲンフィルムトレース法
A.側方頭部X線規格写真トレース法
B.後前頭部X線規格写真トレース法
C.頭項オトガイ(オトガイ頭頂)法写真トレース法
5.主な分析法
I.側方頭部X線規格写真分析法
A.Downs分析法
B.Coben分析法
C.Wylie分析法
D.Steiner分析法
E.Tweed分析法
F.Northwestern分析法
G.Wits分析法
H.Sassouni分析法
I.Jarabak分析法
J.Ricketts分析法
II.後前頭部X線規格写真分析法
A.Sassouni分析法
B.Ricketts分析法
III.オトガイ頭頂法写真分析法
A.Ritucci-Burston分析法
IV.軟組織(側貌)分析法
A.Holdaway分析法
B.その他の軟組織(側貌)評価法
V.鼻咽頭分析
A.鼻咽頭部のアデノイド障害の分析
6.頭部X線規格写真分析法による症例分析
I.成長方向の評価
II.オトガイ部の前後的な評価
III.上顎及び下顎歯槽基底部の前後的な評価
A.頭蓋基底部に基準のある項目
B.顔面平面を基準とした項目
C.機能的咬合平面を基準とした項目
IV.歯と歯槽基底部の前後関係についての評価
A.上顎中切歯の位置と傾斜
B.下顎中切歯の位置と傾斜
C.上顎第1大臼歯の位置と傾斜
V.上下顎中切歯の関係についての評価
A.オーバージェット
B.オーバーバイト
C.切歯間角度
VI.下顎骨についての評価
A.下顎枝後縁
B.下顎角部
C.下顎下縁
D.下顎体
VII.前方顔面高の評価
A.上顔面の高さに関するもの
B.下顔面の高さに関するもの
C.上顔面、下顔面の割合
D.前顔面高についての項目
VIII.後方顔面高の評価
A.上後方顔面高に関する項目
B.下後方顔面高に関する項目
C.後方顔面の高さ及び比率による項目
IX.側貌プロフィール(審美性)の評価
X.鼻咽頭部の評価
XI.顔面頭蓋の対称性に関する評価
A.骨格に関する項目
B.歯に関する項目
XII.下顎頭の評価
Part4
頭部X線規格写真法に関する文献集
文献項目
1.成長・発育・成長スパートetc.について
2.成長予測・遺伝・双生児etc.について
3.頭蓋の形態的特徴(下顎骨を除く)・各部分の成長について
4.下顎骨・顎関節・咬合・下顎切歯について
5.疾患(症候群)・習癖について
6.不正咬合の形態的特徴について
7.計測点・誤差・重ね合わせについて
8.計測平面・計測角度について
9.側方頭部X線規格写真法・正常咬合・標準値・人種について
10.後前頭部X線規格写真法・対称性について
11.オトガイ頭頂撮影法と分析法について
12.軟組織(側貌)プロファイルについて
13.軟組織(鼻咽頭・舌)について
14.矯正治療による変化について
15.矯正治療後の戻りについて
16.外科的矯正による変化について
17.X線被爆・X線器具について
18.頭部固定について
19.計測器具・コンピューター・資料整理保存・頭部X線規格写真法の概念・その他について
20.動物実験の頭部X線規格写真法について
Part1
頭部X線規格写真と解剖学
頭 蓋
I.頭蓋の全体像
A.前面
B.側面(右)
C.内面及び下面
頭頚部の個々の観察
I.頭蓋
A.頭蓋骨
1.後頭骨
2.蝶形骨
3.側頭骨
4.頭頂骨
5.前頭骨
6.篩骨
7.下鼻甲介
8.涙骨
9.鼻骨
10.鋤骨
B.顔面骨
1.上顎骨
2.口蓋骨
3.頬骨
4.下顎骨
5.舌骨
II.頚椎
A.環椎
B.軸椎
頭頚部の連結状態
I.組み合わせによる観察
A.頭蓋骨の連結
1.後頭骨、側頭骨の連結
2.後頭骨、側頭骨、下顎骨の連結
3.後頭骨、側頭骨、蝶形骨、上顎骨、下顎骨の連結
4.前頭骨、篩骨、鼻骨の連結
5.蝶形骨、側頭骨の連結
6.側頭骨、頬骨、下顎骨の連結
B.頭頚部の連結
1.後頭骨、環椎の連結
2.後頭骨、頚椎の連結
3.後頭骨、側頭骨、頚椎の連結
4.後頭骨、側頭骨、下顎骨、頚椎の連結
5.後頭骨、側頭骨、上顎骨、下顎骨、頚椎の連結
II.分離による観察
A.頭蓋骨の連結
1.分離前の全体像
2.鼻骨、片側上顎骨分離
3.鼻骨、片側上顎骨、頬骨、下顎骨分離
Part2
頭部X線規格写真法による頭蓋の観察
成長発育
I.頭蓋と歯列の成長発育
A.新生児期
B.乳児期
C.幼小児期(1)
D.幼小児期(2)
E.小児期(1)
F.小児期(2)
G.小児期(3)
H.小児期(4)
I.小児期(5)
J.思春期
K.成人期
L.老人期(1)
M.老人期(2)
◎顎関節部のレントゲン解剖(参考)
II.顎関節部の成長発育
A.新生児期
B.乳児期
C.幼小児期(1)
D.幼小児期(2)
E.小児期(1)
F.小児期(2)
G.小児期(3)
H.小児期(4)
I.小児期(5)
J.思春期
K.成人期
L.老人期(1)
M.老人期(2)
頭 蓋
I.頭蓋型と顔面型
II.頭蓋の対称性
A.著しい非対称性の頭蓋
III.頭蓋と先天的な異常
A.口蓋裂を伴う頭蓋
歯 列
I.Angle不正咬合分類
A.Angle分類I級
B.Angle分類II級1類
C.Angle分類II級2類
D.Angle分類III級
II.先天的な歯の異常
III.後天的な歯の異常
歯と歯槽突起、歯槽部の関係
A.歯槽骨吸収を伴う頭蓋
B.歯根露出を伴う頭蓋
Part3
頭部X線規格写真分析法
1.頭部X線規格写真の概念
I.歴史と目的
II.撮影装置と方法
A.X線管球焦点と頭部固定装置、及びフィルムとの関係
B.被写体の設定
2.計測点
I.頭部X線規格写真に用いられる主要な点
A.側方頭部X線規格写真の主な計測点
B.後前頭部X線規格写真の主な計測点
C.オトガイ頭頂法撮影写真の主な計測点
D.軟組織分析法の主な計測点
II.主な計測点における様々な形態
A.大後頭孔部
B.トルコ鞍部
C.外耳孔
D.鼻部
E.鼻中隔と鼻腔
F.口蓋及び鼻腔底
G.前鼻棘とA点
H.後鼻棘
I.下顎枝
J.下顎頭
III.主な計測点の成長による変化
A.前頭鼻骨縫合
B.トルコ鞍部・蝶後頭軟骨結合
C.外耳孔
D.正中口蓋縫合
E.上顎歯槽基底部、前鼻棘、第1大臼歯
F.下顎結合部
3.平 面
I.基準平面
A.S-N平面
B.フランクフルト水平面
C.その他
II.平面設定の相違
A.フランクフルト水平面
B.顔面平面
C.咬合平面と機能的咬合平面
D.下顎下縁に関する平面
E.下顎枝後縁平面
III.作図上の点と平面
A.セラ
B.Xiポイント
C.CCポイント
D.CFポイント
E.DCポイント
F.グナチオン
G.ゴニオン
4.レントゲンフィルムのトレース
I.適切なレントゲン像の見分け方
A.側方レントゲンフィルム
B.後前レントゲンフィルム
C.頭頂オトガイ法フィルム
II.トレースに必要な道具と注意事項
A.正しく撮影されたフィルム
B.診断用模型
C.オルソパントモあるいは標準デンタルフィルム
D.シャーカステン
E.トレーシングペーパー
F.鉛筆、色鉛筆
G.消しゴム
H.セロハンテープ、ドラフトテープ
I.定規、分度器、テンプレート
J.補助用カバー、ルーペ
K.トレースに際しての注意事項とフィルムの保存
III.レントゲンフィルムトレース法
A.側方頭部X線規格写真トレース法
B.後前頭部X線規格写真トレース法
C.頭項オトガイ(オトガイ頭頂)法写真トレース法
5.主な分析法
I.側方頭部X線規格写真分析法
A.Downs分析法
B.Coben分析法
C.Wylie分析法
D.Steiner分析法
E.Tweed分析法
F.Northwestern分析法
G.Wits分析法
H.Sassouni分析法
I.Jarabak分析法
J.Ricketts分析法
II.後前頭部X線規格写真分析法
A.Sassouni分析法
B.Ricketts分析法
III.オトガイ頭頂法写真分析法
A.Ritucci-Burston分析法
IV.軟組織(側貌)分析法
A.Holdaway分析法
B.その他の軟組織(側貌)評価法
V.鼻咽頭分析
A.鼻咽頭部のアデノイド障害の分析
6.頭部X線規格写真分析法による症例分析
I.成長方向の評価
II.オトガイ部の前後的な評価
III.上顎及び下顎歯槽基底部の前後的な評価
A.頭蓋基底部に基準のある項目
B.顔面平面を基準とした項目
C.機能的咬合平面を基準とした項目
IV.歯と歯槽基底部の前後関係についての評価
A.上顎中切歯の位置と傾斜
B.下顎中切歯の位置と傾斜
C.上顎第1大臼歯の位置と傾斜
V.上下顎中切歯の関係についての評価
A.オーバージェット
B.オーバーバイト
C.切歯間角度
VI.下顎骨についての評価
A.下顎枝後縁
B.下顎角部
C.下顎下縁
D.下顎体
VII.前方顔面高の評価
A.上顔面の高さに関するもの
B.下顔面の高さに関するもの
C.上顔面、下顔面の割合
D.前顔面高についての項目
VIII.後方顔面高の評価
A.上後方顔面高に関する項目
B.下後方顔面高に関する項目
C.後方顔面の高さ及び比率による項目
IX.側貌プロフィール(審美性)の評価
X.鼻咽頭部の評価
XI.顔面頭蓋の対称性に関する評価
A.骨格に関する項目
B.歯に関する項目
XII.下顎頭の評価
Part4
頭部X線規格写真法に関する文献集
文献項目
1.成長・発育・成長スパートetc.について
2.成長予測・遺伝・双生児etc.について
3.頭蓋の形態的特徴(下顎骨を除く)・各部分の成長について
4.下顎骨・顎関節・咬合・下顎切歯について
5.疾患(症候群)・習癖について
6.不正咬合の形態的特徴について
7.計測点・誤差・重ね合わせについて
8.計測平面・計測角度について
9.側方頭部X線規格写真法・正常咬合・標準値・人種について
10.後前頭部X線規格写真法・対称性について
11.オトガイ頭頂撮影法と分析法について
12.軟組織(側貌)プロファイルについて
13.軟組織(鼻咽頭・舌)について
14.矯正治療による変化について
15.矯正治療後の戻りについて
16.外科的矯正による変化について
17.X線被爆・X線器具について
18.頭部固定について
19.計測器具・コンピューター・資料整理保存・頭部X線規格写真法の概念・その他について
20.動物実験の頭部X線規格写真法について
カラーアトラス X線解剖学とセファロ分析法
-
著者
宮下 邦彦
-
出版社
クインテッセンス出版
-
ページ
320ページ
-
サイズ
B4判
-
ISBN
978-4781200798
-
価格
52,800円(税込)