「もう治らない」と言われたその摂食嚥下障害,まだまだよくできる! 口から食べられる!!
Preface
Part 1 どこまで「治せる」? 「治せない」摂食嚥下障害に何ができる?―いま臨床現場で起こっていること,そしてこれからは?
(藤本篤士,野原幹司,小山珠美,金沢英哲,武井典子)
Intruduction 「食べさせる」「食べさせない」の視点を考える―本書の企画にあたって
Problem 1 本当に「もう口から食べられない」のか?―摂食嚥下障害患者における非経口摂取選択の多発をめぐって
Problem 2 重度摂食嚥下障害患者に対する「誤嚥防止手術」という選択―最後の砦として熟慮が必要な手術適応
Problem 3 患者をトータルでとらえているか―最もよく行われている間接訓練について考える
More Problems 摂食嚥下障害の医療・ケア現場におけるさまざまな課題―「治せる」人に食べさせていない現状の解決に向けて
Part 2 さまざまな臨床症状と対応
I 食事へのアプローチを進めていくための前提条件
I-1 患者の医学的な位置づけの理解─心身の医学的視点から(金沢英哲)
I-2 口腔環境(武井典子,藤本篤士)
I-3 姿勢(椅子,車椅子,ベッド)(竹市美加)
I-4 食事介助技術(金 志純,小山珠美)
I-5 食物形態(佐藤作喜子)
II 症状・病態とアプローチ
II-1 覚醒が不良(低下)(金沢英哲)
II-2 食べたがらない(剱持君代)
II-3 むせる(野原幹司)
II-4 薬をたくさん服用している─摂食嚥下の機能的視点から(金沢英哲)
II-5 食べるとすぐ発熱する(前田圭介)
II-6 食べると肺炎を繰り返す(高畠英昭)
II-7 食べると呼吸が乱れる(井上登太)
II-8 食べると胃腸の調子が悪い(金谷潤子)
II-9 口腔乾燥がなかなか改善しない(大野友久)
II-10 噛まない・噛めない(佐々生康宏)
II-11 食塊形成できない(深津ひかり)
II-12 なかなか飲み込まない 1.咀嚼の視点から(藤本篤士)
II-13 なかなか飲み込まない 2.認知症と神経変性疾患の視点から(若杉葉子)
II-14 食物が口に残る(一瀬浩隆)
II-15 義歯を装着してくれない(藤本篤士)
II-16 口腔癌術後で食べにくい(中島純子)
II-17 食事に時間がかかる(金子信子)
II-18 食べこぼしが多い(小谷泰子)
II-19 姿勢が安定しない(不良姿勢)(北出貴則)
II-20 食事動作(捕食)がうまくできない(鈴木祐花子,榊原智佳子,北出知也)
II-21 十分な栄養が摂れない(髙橋瑞保)
II-22 嚥下に関する手術について(金沢英哲)
Part 3 事例紹介
1 「もう食べられない」と言われたが,食べられるようになった90歳代の症例(小山珠美)
2 手術により摂食嚥下障害を治せた症例(金沢英哲)
3 手術適応とならず対症療法により対応した症例(金沢英哲)
4 発熱により施設から病院への入退院を繰り返した90歳代の症例(小山珠美)
5 間接訓練である程度までは治ったが,それだけでは食べられず投薬変更によって食べられるようになった症例(野原幹司)
6 食べたい願いに寄り添い看取りを行った症例(竹市美加)
COLUMN
1 多職種カンファレンスによる意思決定支援(岡本圭史)
2 患者家族の思い─(1) 経口摂取ゼロを限りなくゼロに近づけるための支援(山下ゆかり)
3 患者家族の思い─(2) 在宅で食べるアプローチを困難にしているもの(榎本淳子)
4 とろみの功罪(金沢英哲)
5 いいじゃん,それで(野原幹司)
6 なかなか歯科には頼めない?(武井典子,吉田直美)
7 多職種連携の一員となる歯科衛生士の卒前教育について(吉田直美)
8 臨床倫理とそのジレンマの“気づき”(金沢英哲)
Index
Preface
Part 1 どこまで「治せる」? 「治せない」摂食嚥下障害に何ができる?―いま臨床現場で起こっていること,そしてこれからは?
(藤本篤士,野原幹司,小山珠美,金沢英哲,武井典子)
Intruduction 「食べさせる」「食べさせない」の視点を考える―本書の企画にあたって
Problem 1 本当に「もう口から食べられない」のか?―摂食嚥下障害患者における非経口摂取選択の多発をめぐって
Problem 2 重度摂食嚥下障害患者に対する「誤嚥防止手術」という選択―最後の砦として熟慮が必要な手術適応
Problem 3 患者をトータルでとらえているか―最もよく行われている間接訓練について考える
More Problems 摂食嚥下障害の医療・ケア現場におけるさまざまな課題―「治せる」人に食べさせていない現状の解決に向けて
Part 2 さまざまな臨床症状と対応
I 食事へのアプローチを進めていくための前提条件
I-1 患者の医学的な位置づけの理解─心身の医学的視点から(金沢英哲)
I-2 口腔環境(武井典子,藤本篤士)
I-3 姿勢(椅子,車椅子,ベッド)(竹市美加)
I-4 食事介助技術(金 志純,小山珠美)
I-5 食物形態(佐藤作喜子)
II 症状・病態とアプローチ
II-1 覚醒が不良(低下)(金沢英哲)
II-2 食べたがらない(剱持君代)
II-3 むせる(野原幹司)
II-4 薬をたくさん服用している─摂食嚥下の機能的視点から(金沢英哲)
II-5 食べるとすぐ発熱する(前田圭介)
II-6 食べると肺炎を繰り返す(高畠英昭)
II-7 食べると呼吸が乱れる(井上登太)
II-8 食べると胃腸の調子が悪い(金谷潤子)
II-9 口腔乾燥がなかなか改善しない(大野友久)
II-10 噛まない・噛めない(佐々生康宏)
II-11 食塊形成できない(深津ひかり)
II-12 なかなか飲み込まない 1.咀嚼の視点から(藤本篤士)
II-13 なかなか飲み込まない 2.認知症と神経変性疾患の視点から(若杉葉子)
II-14 食物が口に残る(一瀬浩隆)
II-15 義歯を装着してくれない(藤本篤士)
II-16 口腔癌術後で食べにくい(中島純子)
II-17 食事に時間がかかる(金子信子)
II-18 食べこぼしが多い(小谷泰子)
II-19 姿勢が安定しない(不良姿勢)(北出貴則)
II-20 食事動作(捕食)がうまくできない(鈴木祐花子,榊原智佳子,北出知也)
II-21 十分な栄養が摂れない(髙橋瑞保)
II-22 嚥下に関する手術について(金沢英哲)
Part 3 事例紹介
1 「もう食べられない」と言われたが,食べられるようになった90歳代の症例(小山珠美)
2 手術により摂食嚥下障害を治せた症例(金沢英哲)
3 手術適応とならず対症療法により対応した症例(金沢英哲)
4 発熱により施設から病院への入退院を繰り返した90歳代の症例(小山珠美)
5 間接訓練である程度までは治ったが,それだけでは食べられず投薬変更によって食べられるようになった症例(野原幹司)
6 食べたい願いに寄り添い看取りを行った症例(竹市美加)
COLUMN
1 多職種カンファレンスによる意思決定支援(岡本圭史)
2 患者家族の思い─(1) 経口摂取ゼロを限りなくゼロに近づけるための支援(山下ゆかり)
3 患者家族の思い─(2) 在宅で食べるアプローチを困難にしているもの(榎本淳子)
4 とろみの功罪(金沢英哲)
5 いいじゃん,それで(野原幹司)
6 なかなか歯科には頼めない?(武井典子,吉田直美)
7 多職種連携の一員となる歯科衛生士の卒前教育について(吉田直美)
8 臨床倫理とそのジレンマの“気づき”(金沢英哲)
Index
治せる?治せない?摂食嚥下障害への視点と対応 まだまだあるぞ!できること
-
著者
藤本 篤士
野原 幹司
小山 珠美
金沢 英哲 -
出版社
医歯薬出版株式会社
-
ページ
216ページ
-
サイズ
B5判
-
ISBN
978-4263462225
-
価格
5,940円(税込)