日本口腔内科学会が提唱する、全身的背景を考慮した口腔疾患の診断と治療を実践するための知識と情報を総合的に網羅。歯学部生の教科書として十分に活用できるよう、令和5年版歯科医師国家試験出題基準に準拠し、項目だてや診断名、用語の見直しなどを行った。
第3版では、診断を進めていくうえで重要な全身の症候や診察を、出題基準に沿って詳しく解説。さらに、薬物療法や投薬時の注意事項、栄養療法など、治療・栄養に関する内容を強化した。
臨床現場に即した内容で臨床研修歯科医にも適した参考書となっており、日本口腔内科学会の認定医試験にも役立つ。
第1章 はじめに
はじめに
1 口腔内科学の定義
1- 1 わが国の口腔内科学
1- 2 海外の口腔内科学と日本への影響
1- 3 日本の歯学部教育における口腔内科
2 口腔内科学の担当分野
3 口腔内科学とインフォームド・コンセント
第2章 総論(口腔疾患患者の診かた)
1.診断の進めかた
1 病歴の取りかた
1- 1 一般的事項
1- 2 問診
1- 3 全身の症候
1- 4 口腔・顎顔面領域の症候
1- 5 診察
2 他領域との連携
2- 1 全身的疾患の部分症状としての口腔症状
2- 2 二次的に口腔に影響を及ぼす全身的疾患
2- 3 口腔疾患に起因する全身的疾患
2- 4 びらん、潰瘍を主徴とする疾患の鑑別
第3章 臨床検査
1.臨床検査とその意義
1 臨床検査
1- 1 臨床検査とその意義
1- 2 臨床検査の種類
1- 3 検査結果の評価
2 血液検査
2- 1 血液学的検査
3 尿検査
3- 1 臨床的意義
3- 2 主な尿検査の種類
4 肝機能検査
4- 1 臨床的意義
4- 2 主な検査法の種類
5 腎機能検査
5- 1 腎臓の構造と機能
5- 2 検査の種類
6 免疫学的検査
6- 1 臨床的意義
6- 2 検査の種類
6- 3 主な検査法
7 心電図
7- 1 臨床的意義
7- 2 心電図の誘導法
7- 3 心電図波形
7- 4 調律の異常
7- 5 歯科診療と心電図検査の関係
8 血圧
8- 1 臨床的意義
8- 2 血圧測定法
8- 3 血圧の異常
9 呼吸機能検査
9- 1 胸部単純エックス線画像による診断
9- 2 呼吸機能検査
9- 3 血液ガス分析
10 画像診断
10 -1 画像検査の目的と意義
10 -2 画像検査法の種類と特徴
10 -3 画像診断の進めかたと考えかた
11 唾液および唾液腺検査
11 -1 検査の臨床的意義
11 -2 重要な検査法
12 皮膚検査
12 -1 アレルギー検査
12 -2 皮膚・粘膜感覚検査
13 病理組織検査
13 -1 検査の目的と意義
13 -2 検査の種類
13 -3 各種検査法
2.顎口腔機能検査
1 摂食嚥下機能検査
1- 1 検査の目的と意義
1- 2 質問紙
1- 3 検査の方法・評価
2 咀嚼機能検査
2 -1 検査の目的と意義
2 -2 咀嚼機能の検査法
3 味覚検査
3 -1 感覚の分類
3 -2 化学受容器としての味細胞
3 -3 味覚障害の分類
3 -4 味覚検査
4 口腔機能低下症の検査
4 -1 検査の目的と意義
4 -2 検査の方法・評価
第4章 治療総論
1.薬物療法
1 薬物療法
1- 1 総論
1- 2 抗炎症薬
1- 3 抗微生物薬
1- 4 抗腫瘍薬
1- 5 和漢薬(漢方薬)
2 投薬時の注意事項
2- 1 副作用
2- 2 薬物相互作用
2- 3 ポリファーマシー
2.理学療法
1 理学療法
1- 1 総論
3.栄養療法
1 栄養療法
1- 1 栄養療法の概念
1- 2 栄養状態の評価
1- 3 栄養管理の選択
4.医療安全と感染症対策
1 総論
1- 1 医療安全
1- 2 感染症対策
1- 3 薬剤耐性(AMR)対策と抗微生物薬の適正使用(AMS)
2 感染症の種類
2- 1 感染症法による分類
2- 2 感染経路による分類
2- 3 各分類における感染拡大防止
3 感染予防マニュアル
4 感染対策を意識した歯科治療
4 -1 個人防具(PPE)の適切な使用
4 -2 歯科治療にあたっての対策
5 滅菌と消毒、医療廃棄物処理
5 -1 使用済み器具の片づけ(廃棄および回収)
5 -2 器具に付着した汚れの除去
5 -3 滅菌・消毒
5 -4 器具の保存・供給
第5章 全身的疾患と口腔内科
1.歯科と関連する全身的疾患
1 血液疾患
1- 1 総論
1- 2 貧血
1- 3 造血性腫瘍
1- 4 顆粒球減少症(好中球減少症、無顆粒球症)
1- 5 出血性素因
2 循環器疾患
2- 1 総論
2- 2 高血圧症
2- 3 虚血性心疾患
2- 4 不整脈
2- 5 心不全
2- 6 先天性心疾患
2- 7 心疾患患者に対する歯科診療時の予防投与
2- 8 深部静脈血栓塞栓症
3 呼吸器疾患
3- 1 総論
3- 2 感染性疾患
3- 3 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
3- 4 気管支喘息
3- 5 間質性肺炎
3- 6 無気肺
4 消化器疾患
4- 1 総論
4- 2 胃・十二指腸潰瘍
4- 3 Crohn 病
4- 4 肝炎
4- 5 肝硬変
4- 6 胃食道疾患
5 腎臓疾患
5- 1 総論
5- 2 腎不全
5- 3 腎糸球体疾患
6 代謝・内分泌疾患
6- 1 総論
6- 2 糖尿病(DM)
6- 3 甲状腺機能異常
6- 4 副腎皮質機能異常
6- 5 下垂体機能異常
6- 6 ビタミンの異常(不足、過剰)
7 アレルギーと自己免疫疾患
7- 1 総論
7- 2 薬物アレルギー
7- 3 歯科金属アレルギー
7- 4 多形滲出性紅斑症候群
7- 5 遺伝性血管性浮腫(HAE)
8 脳卒中(脳血管疾患)
8- 1 総論
8- 2 脳梗塞
8- 3 脳出血
9 感染症
9- 1 総論
9- 2 感染性心内膜炎(IE)
9- 3 後天性免疫不全症候群(AIDS)
10 その他
10 -1 抗血栓療法患者
10 -2 薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)
10 -3 副腎皮質ステロイド薬
10 -4 周産期(妊娠、出産後)
10 -5 認知症
10 -6 老年者、障害者への対応
10 -7 フレイル、オーラルフレイル、口腔機能低下症
10 -8 口腔健康管理と周術期の口腔管理
10 -9 回復期、慢性期と在宅患者の口腔管理
第6章 各論(全身から診た口腔疾患)
1.炎症
1 総論
1- 1 炎症の定義
1- 2 病理学的な炎症の一連の過程
1- 3 原因
1- 4 症状
1- 5 炎症の種類:経過による分類
1- 6 炎症の病理組織学的分類
1- 7 感染症
2 歯周組織の炎症
2- 1 智歯周囲炎(歯冠周囲炎)
2- 2 根尖性歯周炎
2- 3 慢性歯周炎
2- 4 急性壊死性潰瘍性歯肉炎
3 顎骨の炎症
3- 1 歯槽骨炎
3- 2 顎骨骨膜炎
3- 3 顎骨骨髄炎
3- 4 薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)
4 顎骨周囲の炎症(蜂窩織炎)
4- 1 口底の炎症
4- 2 その他の組織隙の炎症
4- 3 扁桃周囲炎
5 特異性炎
5- 1 顎放線菌症
5- 2 結核
5- 3 梅毒
5- 4 ネコひっかき病
5- 5 Hansen 病
5- 6 サルコイドーシス
5- 7 Crohn 病
6 歯性全身感染症
6- 1 菌血症
6- 2 全身性炎症反応症候群(SIRS)
6- 3 敗血症
6- 4 歯性病巣感染
2.皮膚および口腔粘膜疾患
1 総論
1- 1 口腔粘膜の構造と機能
1- 2 口腔粘膜疾患の分類
2 色素沈着を主症状とする疾患
2- 1 メラニン色素沈着症
2- 2 外因性色素沈着
3 白斑を主症状とする疾患
3- 1 白板症
3- 2 口腔扁平苔癬(OLP)
3- 3 口腔苔癬様病変(OLL)
3- 4 ニコチン性口内炎
3- 5 口腔カンジダ症
3- 6 白色海綿状母斑
4 紅斑・びらんを主症状とする疾患
4- 1 カタル性口内炎
4- 2 多形滲出性紅斑
4- 3 全身性エリテマトーデス(紅斑性狼瘡)
4- 4 紅板症
4- 5 義歯性口内炎
4- 6 接触性口唇炎、接触性口内炎
5 水疱を主症状とする疾患
5- 1 ウイルス感染症
5- 2 自己免疫性水疱症
5- 3 先天性水疱症
6 潰瘍を主症状とする疾患
6- 1 外傷性潰瘍
6- 2 アフタ性口内炎
6- 3 その他の潰瘍
3.腫瘍性病変
1 良性腫瘍
1- 1 良性歯原性腫瘍
1- 2 良性非歯原性腫瘍
1- 3 良性唾液腺腫瘍
2 悪性腫瘍
2- 1 悪性歯原性腫瘍
2- 2 悪性非歯原性腫瘍
2- 3 悪性唾液腺腫瘍
3 口腔潜在的悪性疾患(oral potentially malignant disorders:OPMDs)
3- 1 定義
3- 2 口腔潜在的悪性疾患の原因・特徴
3- 3 まとめ
4 その他
4- 1 口唇に生じる疾患
4- 2 舌に生じる疾患
4- 3 異所性脂腺
4.唾液腺疾患
1 総論
1- 1 唾液腺の構造と機能
1- 2 唾液の成分と機能
1- 3 唾液腺疾患の診断法
2 発育異常
2- 1 異所性唾液腺
2- 2 唾液瘻
3 機能障害
3- 1 口腔乾燥症(ドライマウス)
3- 2 流涎症
3- 3 放射線障害
4 炎症
4- 1 唾液管炎
4- 2 唾液腺炎
5 外傷
5- 1 外傷性唾液瘻
5- 2 Frey 症候群
6 異物
6- 1 唾石症
7 囊胞
7- 1 粘液瘤
7- 2 ラヌーラ
7- 3 Blandin-Nuhn 囊胞
8 全身的疾患に関連する病変
8- 1 Sjögren 症候群(SS)
8- 2 IgG4 関連疾患(IgG4-RD)
9 その他
9- 1 Heerfordt 症候群
9- 2 唾液腺症
9- 3 オンコサイト症
9- 4 壊死性唾液腺化生(唾液腺梗塞)
9- 5 味覚障害
5.神経疾患
1 総論
1- 1 顎口腔顔面領域の神経支配
1- 2 顎口腔顔面領域の神経障害の診察方法
2 痛みをきたす神経疾患
2- 1 三叉神経痛
2- 2 舌咽神経痛
2- 3 非定型顔面痛(持続性特発性顔面痛)、有痛性脳神経ニューロパチー、他の顔面痛
3 知覚麻痺をきたす神経疾患
3- 1 三叉神経麻痺
3- 2 顔面神経麻痺
3- 3 舌咽神経麻痺
4 運動麻痺をきたす神経疾患
4- 1 顔面神経麻痺
4- 2 三叉神経麻痺
4- 3 舌下神経麻痺
4- 4 舌咽神経麻痺
5 筋緊張亢進をきたす神経疾患
5- 1 頭頸部の痙攣性疾患
6 頭痛と口腔顔面痛
6- 1 一次性頭痛
6.歯科(口腔)心身症
1 総論
1- 1 定義および概念
1- 2 medically unexplained oral symptoms:MUOS とは
1- 3 発症要因と病態仮説
1- 4 症状による分類
1- 5 診断
1- 6 治療
2 歯科心身症と口腔顎顔面の症状
2- 1 舌痛症(口腔灼熱症候群)(BMS)、口腔乾燥症
2- 2 咬合違和感症候群
2- 3 口臭恐怖症
2- 4 歯科治療恐怖症
2- 5 口腔異常感症、口腔セネストパチー
3 歯科心身症:精神疾患との鑑別
3- 1 歯科心身症と鑑別を要する精神疾患
7.顎関節疾患
1 総論
1- 1 顎関節症の疾患概念
2 顎関節疾患
2- 1 先天異常および発育異常
2- 2 外傷性疾患
2- 3 顎関節の炎症性病変
2- 4 顎関節の腫瘍性病変
2- 5 顎関節強直症
2- 6 咀嚼筋腱・腱膜過形成症
2- 7 顎関節症
8.呼吸および摂食嚥下に関する異常
1 総論
2 睡眠関連呼吸障害
2- 1 睡眠とは
2- 2 睡眠障害とは
2- 3 各種睡眠検査
2- 4 OSA の治療法
2- 5 医療連携の必要性
3 摂食嚥下障害
3- 1 摂食嚥下障害の概要
3- 2 誤嚥性肺炎の予防61
3- 3 栄養
9.口腔顎顔面に症状を発現する症候群
関連する症候群の一覧表
参考資料「日本口腔内科学会設立の軌跡」
第3版では、診断を進めていくうえで重要な全身の症候や診察を、出題基準に沿って詳しく解説。さらに、薬物療法や投薬時の注意事項、栄養療法など、治療・栄養に関する内容を強化した。
臨床現場に即した内容で臨床研修歯科医にも適した参考書となっており、日本口腔内科学会の認定医試験にも役立つ。
第1章 はじめに
はじめに
1 口腔内科学の定義
1- 1 わが国の口腔内科学
1- 2 海外の口腔内科学と日本への影響
1- 3 日本の歯学部教育における口腔内科
2 口腔内科学の担当分野
3 口腔内科学とインフォームド・コンセント
第2章 総論(口腔疾患患者の診かた)
1.診断の進めかた
1 病歴の取りかた
1- 1 一般的事項
1- 2 問診
1- 3 全身の症候
1- 4 口腔・顎顔面領域の症候
1- 5 診察
2 他領域との連携
2- 1 全身的疾患の部分症状としての口腔症状
2- 2 二次的に口腔に影響を及ぼす全身的疾患
2- 3 口腔疾患に起因する全身的疾患
2- 4 びらん、潰瘍を主徴とする疾患の鑑別
第3章 臨床検査
1.臨床検査とその意義
1 臨床検査
1- 1 臨床検査とその意義
1- 2 臨床検査の種類
1- 3 検査結果の評価
2 血液検査
2- 1 血液学的検査
3 尿検査
3- 1 臨床的意義
3- 2 主な尿検査の種類
4 肝機能検査
4- 1 臨床的意義
4- 2 主な検査法の種類
5 腎機能検査
5- 1 腎臓の構造と機能
5- 2 検査の種類
6 免疫学的検査
6- 1 臨床的意義
6- 2 検査の種類
6- 3 主な検査法
7 心電図
7- 1 臨床的意義
7- 2 心電図の誘導法
7- 3 心電図波形
7- 4 調律の異常
7- 5 歯科診療と心電図検査の関係
8 血圧
8- 1 臨床的意義
8- 2 血圧測定法
8- 3 血圧の異常
9 呼吸機能検査
9- 1 胸部単純エックス線画像による診断
9- 2 呼吸機能検査
9- 3 血液ガス分析
10 画像診断
10 -1 画像検査の目的と意義
10 -2 画像検査法の種類と特徴
10 -3 画像診断の進めかたと考えかた
11 唾液および唾液腺検査
11 -1 検査の臨床的意義
11 -2 重要な検査法
12 皮膚検査
12 -1 アレルギー検査
12 -2 皮膚・粘膜感覚検査
13 病理組織検査
13 -1 検査の目的と意義
13 -2 検査の種類
13 -3 各種検査法
2.顎口腔機能検査
1 摂食嚥下機能検査
1- 1 検査の目的と意義
1- 2 質問紙
1- 3 検査の方法・評価
2 咀嚼機能検査
2 -1 検査の目的と意義
2 -2 咀嚼機能の検査法
3 味覚検査
3 -1 感覚の分類
3 -2 化学受容器としての味細胞
3 -3 味覚障害の分類
3 -4 味覚検査
4 口腔機能低下症の検査
4 -1 検査の目的と意義
4 -2 検査の方法・評価
第4章 治療総論
1.薬物療法
1 薬物療法
1- 1 総論
1- 2 抗炎症薬
1- 3 抗微生物薬
1- 4 抗腫瘍薬
1- 5 和漢薬(漢方薬)
2 投薬時の注意事項
2- 1 副作用
2- 2 薬物相互作用
2- 3 ポリファーマシー
2.理学療法
1 理学療法
1- 1 総論
3.栄養療法
1 栄養療法
1- 1 栄養療法の概念
1- 2 栄養状態の評価
1- 3 栄養管理の選択
4.医療安全と感染症対策
1 総論
1- 1 医療安全
1- 2 感染症対策
1- 3 薬剤耐性(AMR)対策と抗微生物薬の適正使用(AMS)
2 感染症の種類
2- 1 感染症法による分類
2- 2 感染経路による分類
2- 3 各分類における感染拡大防止
3 感染予防マニュアル
4 感染対策を意識した歯科治療
4 -1 個人防具(PPE)の適切な使用
4 -2 歯科治療にあたっての対策
5 滅菌と消毒、医療廃棄物処理
5 -1 使用済み器具の片づけ(廃棄および回収)
5 -2 器具に付着した汚れの除去
5 -3 滅菌・消毒
5 -4 器具の保存・供給
第5章 全身的疾患と口腔内科
1.歯科と関連する全身的疾患
1 血液疾患
1- 1 総論
1- 2 貧血
1- 3 造血性腫瘍
1- 4 顆粒球減少症(好中球減少症、無顆粒球症)
1- 5 出血性素因
2 循環器疾患
2- 1 総論
2- 2 高血圧症
2- 3 虚血性心疾患
2- 4 不整脈
2- 5 心不全
2- 6 先天性心疾患
2- 7 心疾患患者に対する歯科診療時の予防投与
2- 8 深部静脈血栓塞栓症
3 呼吸器疾患
3- 1 総論
3- 2 感染性疾患
3- 3 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
3- 4 気管支喘息
3- 5 間質性肺炎
3- 6 無気肺
4 消化器疾患
4- 1 総論
4- 2 胃・十二指腸潰瘍
4- 3 Crohn 病
4- 4 肝炎
4- 5 肝硬変
4- 6 胃食道疾患
5 腎臓疾患
5- 1 総論
5- 2 腎不全
5- 3 腎糸球体疾患
6 代謝・内分泌疾患
6- 1 総論
6- 2 糖尿病(DM)
6- 3 甲状腺機能異常
6- 4 副腎皮質機能異常
6- 5 下垂体機能異常
6- 6 ビタミンの異常(不足、過剰)
7 アレルギーと自己免疫疾患
7- 1 総論
7- 2 薬物アレルギー
7- 3 歯科金属アレルギー
7- 4 多形滲出性紅斑症候群
7- 5 遺伝性血管性浮腫(HAE)
8 脳卒中(脳血管疾患)
8- 1 総論
8- 2 脳梗塞
8- 3 脳出血
9 感染症
9- 1 総論
9- 2 感染性心内膜炎(IE)
9- 3 後天性免疫不全症候群(AIDS)
10 その他
10 -1 抗血栓療法患者
10 -2 薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)
10 -3 副腎皮質ステロイド薬
10 -4 周産期(妊娠、出産後)
10 -5 認知症
10 -6 老年者、障害者への対応
10 -7 フレイル、オーラルフレイル、口腔機能低下症
10 -8 口腔健康管理と周術期の口腔管理
10 -9 回復期、慢性期と在宅患者の口腔管理
第6章 各論(全身から診た口腔疾患)
1.炎症
1 総論
1- 1 炎症の定義
1- 2 病理学的な炎症の一連の過程
1- 3 原因
1- 4 症状
1- 5 炎症の種類:経過による分類
1- 6 炎症の病理組織学的分類
1- 7 感染症
2 歯周組織の炎症
2- 1 智歯周囲炎(歯冠周囲炎)
2- 2 根尖性歯周炎
2- 3 慢性歯周炎
2- 4 急性壊死性潰瘍性歯肉炎
3 顎骨の炎症
3- 1 歯槽骨炎
3- 2 顎骨骨膜炎
3- 3 顎骨骨髄炎
3- 4 薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)
4 顎骨周囲の炎症(蜂窩織炎)
4- 1 口底の炎症
4- 2 その他の組織隙の炎症
4- 3 扁桃周囲炎
5 特異性炎
5- 1 顎放線菌症
5- 2 結核
5- 3 梅毒
5- 4 ネコひっかき病
5- 5 Hansen 病
5- 6 サルコイドーシス
5- 7 Crohn 病
6 歯性全身感染症
6- 1 菌血症
6- 2 全身性炎症反応症候群(SIRS)
6- 3 敗血症
6- 4 歯性病巣感染
2.皮膚および口腔粘膜疾患
1 総論
1- 1 口腔粘膜の構造と機能
1- 2 口腔粘膜疾患の分類
2 色素沈着を主症状とする疾患
2- 1 メラニン色素沈着症
2- 2 外因性色素沈着
3 白斑を主症状とする疾患
3- 1 白板症
3- 2 口腔扁平苔癬(OLP)
3- 3 口腔苔癬様病変(OLL)
3- 4 ニコチン性口内炎
3- 5 口腔カンジダ症
3- 6 白色海綿状母斑
4 紅斑・びらんを主症状とする疾患
4- 1 カタル性口内炎
4- 2 多形滲出性紅斑
4- 3 全身性エリテマトーデス(紅斑性狼瘡)
4- 4 紅板症
4- 5 義歯性口内炎
4- 6 接触性口唇炎、接触性口内炎
5 水疱を主症状とする疾患
5- 1 ウイルス感染症
5- 2 自己免疫性水疱症
5- 3 先天性水疱症
6 潰瘍を主症状とする疾患
6- 1 外傷性潰瘍
6- 2 アフタ性口内炎
6- 3 その他の潰瘍
3.腫瘍性病変
1 良性腫瘍
1- 1 良性歯原性腫瘍
1- 2 良性非歯原性腫瘍
1- 3 良性唾液腺腫瘍
2 悪性腫瘍
2- 1 悪性歯原性腫瘍
2- 2 悪性非歯原性腫瘍
2- 3 悪性唾液腺腫瘍
3 口腔潜在的悪性疾患(oral potentially malignant disorders:OPMDs)
3- 1 定義
3- 2 口腔潜在的悪性疾患の原因・特徴
3- 3 まとめ
4 その他
4- 1 口唇に生じる疾患
4- 2 舌に生じる疾患
4- 3 異所性脂腺
4.唾液腺疾患
1 総論
1- 1 唾液腺の構造と機能
1- 2 唾液の成分と機能
1- 3 唾液腺疾患の診断法
2 発育異常
2- 1 異所性唾液腺
2- 2 唾液瘻
3 機能障害
3- 1 口腔乾燥症(ドライマウス)
3- 2 流涎症
3- 3 放射線障害
4 炎症
4- 1 唾液管炎
4- 2 唾液腺炎
5 外傷
5- 1 外傷性唾液瘻
5- 2 Frey 症候群
6 異物
6- 1 唾石症
7 囊胞
7- 1 粘液瘤
7- 2 ラヌーラ
7- 3 Blandin-Nuhn 囊胞
8 全身的疾患に関連する病変
8- 1 Sjögren 症候群(SS)
8- 2 IgG4 関連疾患(IgG4-RD)
9 その他
9- 1 Heerfordt 症候群
9- 2 唾液腺症
9- 3 オンコサイト症
9- 4 壊死性唾液腺化生(唾液腺梗塞)
9- 5 味覚障害
5.神経疾患
1 総論
1- 1 顎口腔顔面領域の神経支配
1- 2 顎口腔顔面領域の神経障害の診察方法
2 痛みをきたす神経疾患
2- 1 三叉神経痛
2- 2 舌咽神経痛
2- 3 非定型顔面痛(持続性特発性顔面痛)、有痛性脳神経ニューロパチー、他の顔面痛
3 知覚麻痺をきたす神経疾患
3- 1 三叉神経麻痺
3- 2 顔面神経麻痺
3- 3 舌咽神経麻痺
4 運動麻痺をきたす神経疾患
4- 1 顔面神経麻痺
4- 2 三叉神経麻痺
4- 3 舌下神経麻痺
4- 4 舌咽神経麻痺
5 筋緊張亢進をきたす神経疾患
5- 1 頭頸部の痙攣性疾患
6 頭痛と口腔顔面痛
6- 1 一次性頭痛
6.歯科(口腔)心身症
1 総論
1- 1 定義および概念
1- 2 medically unexplained oral symptoms:MUOS とは
1- 3 発症要因と病態仮説
1- 4 症状による分類
1- 5 診断
1- 6 治療
2 歯科心身症と口腔顎顔面の症状
2- 1 舌痛症(口腔灼熱症候群)(BMS)、口腔乾燥症
2- 2 咬合違和感症候群
2- 3 口臭恐怖症
2- 4 歯科治療恐怖症
2- 5 口腔異常感症、口腔セネストパチー
3 歯科心身症:精神疾患との鑑別
3- 1 歯科心身症と鑑別を要する精神疾患
7.顎関節疾患
1 総論
1- 1 顎関節症の疾患概念
2 顎関節疾患
2- 1 先天異常および発育異常
2- 2 外傷性疾患
2- 3 顎関節の炎症性病変
2- 4 顎関節の腫瘍性病変
2- 5 顎関節強直症
2- 6 咀嚼筋腱・腱膜過形成症
2- 7 顎関節症
8.呼吸および摂食嚥下に関する異常
1 総論
2 睡眠関連呼吸障害
2- 1 睡眠とは
2- 2 睡眠障害とは
2- 3 各種睡眠検査
2- 4 OSA の治療法
2- 5 医療連携の必要性
3 摂食嚥下障害
3- 1 摂食嚥下障害の概要
3- 2 誤嚥性肺炎の予防61
3- 3 栄養
9.口腔顎顔面に症状を発現する症候群
関連する症候群の一覧表
参考資料「日本口腔内科学会設立の軌跡」
第3版 口腔内科学
-
著者
山根 源之
草間 幹夫
久保田 英朗
中村 誠司 -
出版社
永末書店
-
ページ
664ページ
-
サイズ
B5判
-
ISBN
978-4816014208
-
価格
19,800円(税込)