歯科大学で学ぶほとんどの内容は国家試験対策といっても過言ではなく、歯科医師として必要な知識や技術は、卒業後の研修会やセミナーなど生涯研修で学んでいることが現状である。そのため、いざ開業して個人事業主になった際に経営やマネジメントに悩む歯科医師は多い。本書は、歯科界を生き抜くために必要な情報が簡潔にまとまっており、特に将来開業を考えている若手歯科医師のキャリアを導く指南書としてオススメの一冊である。
Contents
はじめに…………………………………………… 2
Chapter1　ステップアップ編
1. 歯科界を生き抜くための武器
これからどんな時代になっていくのか？………………… 8
令和の時代を生き抜くための武器とは？………………… 10
歯科医師としての令和時代の生き方は？………………… 12
志の見つけ方と実現方法について………………………… 14
2.キャリアを効果的に積み重ねるための戦略
どんな時代でも求められる人になるためには？………… 16
高い技術を有する専門性は重要？………………………… 18
どの専門分野を選択すべきか？…………………………… 20
海外留学はすべきか？……………………………………… 22
開業するタイミング………………………………………… 24
3. 技術の磨き方と知識の蓄え方
技術を磨くために重要なこと……………………………… 26
ボクノートのススメ………………………………………… 28
正しい知識の習得の仕方…………………………………… 30
複数の歯科医院で働くことの意味………………………… 32
セミナーや講習会は参加したほうがよい？……………… 34
4. プレゼンテーションテクニック
アウトプットすることの重要性…………………………… 36
セルフイメージを知ることの重要性……………………… 38
プレゼンテーションの意義………………………………… 40
プレゼンテーションの作り方……………………………… 42
プレゼンテーションの仕方………………………………… 44
プレゼンテーション時の振る舞い方……………………… 46
プレゼンテーションにオススメアイテム（著者セレクト） … 48
Chapter2　マネジメント編
5. 大学では教えてくれないマネー学
お金とは？…………………………………………………… 50
お金の稼ぎ方………………………………………………… 52
年収を上げるためのステップ……………………………… 54
お金持ちになるために必要なこと………………………… 56
お金持ちの定義とは？資産とは？………………………… 58
資産の増やし方・投資とは？……………………………… 60
知っておくべき投資の知識………………………………… 62
知っておくべき税金の知識………………………………… 64
6. 大学では教えてくれない経営学
ビジネスとビジネスモデル………………………………… 66
歯科のビジネスモデルとは？（保険診療） ……………… 68
歯科のビジネスモデルとは？（自費診療） ……………… 70
マネジメントとはなにか？………………………………… 72
カネのマネジメント………………………………………… 74
ヒトのマネジメント………………………………………… 76
マーケティングとブランディング………………………… 78
7.大学では教えてくれない開業準備
そもそも開業は正解か？…………………………………… 80
開業において重要なポイント……………………………… 82
開業までの流れ……………………………………………… 84
開業に必要なチーム構成…………………………………… 86
開業に必要な資金と事業計画書…………………………… 88
Chapter3　リーダーシップ編
8. 歯科で指導する立場になるためのリーダーシップ
リーダーシップがなぜ必要なのか？……………………… 92
〇〇の「自分」になるために……………………………… 94
若くして講師になるための条件…………………………… 96
講師の立場で得られるメリット…………………………… 98
人脈の作り方とパートナーシップの育み方……………… 100
その分野に長けた人のプレゼンとは？…………………… 102
9. 学術論文・ガイドラインの読み方講座
なぜエビデンスが必要なのか？…………………………… 104
エビデンスレベルを理解する……………………………… 106
学術論文・ガイドラインの選び方………………………… 108
論文検索の仕方……………………………………………… 110
論文の読み方………………………………………………… 112
論文を読む際の 7 つの心得 ………………………………… 114
10. 治療計画の立案・コンサルテーション
患者さんの気持ちを配慮した問診………………………… 116
治療計画の立案のための資料採取………………………… 118
コンサルテーションの心構え……………………………… 120
コンサルテーションのタイミング………………………… 122
トップダウントリートメントデザイン®の考え方 ……… 124
コンサルテーション 7 つのポイント……………………… 126
おわりに……………………………………128
参考文献……………………………………130