3年制歯科衛生士教育用サブテキストの第三弾。本書は、研究テーマの設定、研究の手順、スケジュールの設定、データの収集・分析、図表の作成、論文の書き方、発表の方法など、卒業研究に必要な情報を網羅。この一冊で卒業研究論文の作成・発表に求められるノウハウが身につけられる。ネットでの文献調査や文章・各種データの作成法など実用的な情報がわかりやすく解説されており、現役歯科衛生士にとってもキャリア向上に役立つ。
UNIT 1 歯科衛生学の卒業研究とは何か
1.研究とは何か―問題発見と問題解決の糸口
2.卒業研究の目的
3.卒業研究の手順
1)研究の手順
2)歯科衛生学教育における一般的スケジュール
4.どのような研究方法が使われるか
1)バラエティに富む研究方法
2)目的に沿った方法を見きわめる
5.レポートと研究の違いは
6.個人研究とグループ研究
UNIT2 問題発見 日常の疑問を研究テーマとする
1.研究テーマの選択
1)テーマを絞り込む
2)具体的なテーマの例
2.テーマ選択の指針
1)問題の発見をもう一度
3.仮説の設定
1)なぜ仮設を設定するのか
2)仮説を文章化するときに記載すべき項目
3)研究を始める前に仮説を設定する
UNIT3 研究の準備
1.研究に役立つ文献の検索
1)文献を検索することの意義
2)文献検索の方法
2.収集した文献の読みこなし方
1)タイトルとキーワードで仕分けを行う
2)Abstract(抄録)で概要をチェックする
3)自分の研究テーマを扱っている文献を詳細にチェックする
4)その他の文献をチェックする
5)参考書やホームページからの資料をチェックする
3.文献の整理
1)Indexをつけて仕分けを行う
2)整理ファイルを作成する
3)パソコンを使用して整理する
UNIT4 問題解決の手順(さあ、計画を立てよう!)
1.研究計画:研究をデザインする
1)仮説をどのように証明するか考えよう
2)対象・方法・評価法を考えよう(予備調査・予備試験は大切)
3)結果の集計・分析方法はUNIT6、7で!
4)仮説は証明されたか、証明されなかったか、なぜかを考察しよう!
5)追加実験が必要な場合もある
2.タイムスケジュールの作成
1)提出期限を考え逆算する
2)最初の研究は不完全であたりまえ、結果ではなくプロセスを学ぼう!
UNIT5 論理的配慮と個人情報の保護を考える
1.倫理(ethics)
1)歯科衛生士の倫理
2)研究倫理の原則
3)倫理的配慮の検討と倫理審査委員会
2.インフォームドコンセントについて
3.個人情報の保護について
UNIT6 データの収集
1.データの収集方法
1)調査研究におけるデータの収集
2)実験によるデータ収集
3)文献研究における文献検索によるデータ収集
4)症例研究によるデータ収集
2.アンケート調査(質問紙調査)
1)アンケート調査の進め方(プロセス)
2)アンケート調査の回答方法の選択
3)アンケート作成時のポイント
3.サンプル数
4.データの種類
1)質的データ
2)量的データ
5.データの集計
1)データの点検・整理
2)入力フォーマットの作成
3)入力の方法
UNIT7 収集したデータから解決策を見つける手段
1.データ解析の基礎知識
1)母集団と標本の考え方
2)統計計算ができること
2.統計学の役割
1)結果の要約
2)結果を判断する材料
3)結果の一般化と標準化
4)効率的な実験の構成
3.データの解析
1)データの特徴をみる
2)代表値
3)散布度(ばらつき)
4)相関と回帰分析
4.統計学的分析
1)推定
2)検定
3)ノンパラメトリック検定
5.論文への統計の記載方法
UNIT8 データから図表をつくる
1.表について
1)Word?を使って表を作成してみよう
2)Excel?を使って表を作成してみよう
2.グラフについて
1)グラフ作成の流れのポイント
3.Excel?でつくるグラフの種類
1)項目間での値(量)の比較をしたい場合
2)時間的な変化を表現したい場合
3)全体に対する各部分の割合を示したい場合
4)項目間のバランスを表したい場合
5)項目間の値の関連性を表したい場合
6)まったく違うデータを同じグラフのなかに表記したい場合
4.図表作成のポイント
1)その図・表のどの部分に注目し、どこがポイントであるか、わかりやすい図・表の形態を選ぶこと
2)正確な数値を示すこと
3)文章と平行して用いること(文を簡潔にすることができる)
4)図・写真・表に番号づけをする
5)必要に応じて統計学的な説明を入れる
UNIT9 論文にまとめる
1.論文とは
2.なぜ、研究を論文にまとめるのか?
1)論理的な思考を身につける
2)研究への批判と質の向上
3)社会的責任
3.論文の書き方
1)論文の形式を理解する
2)論文の内容を考える
3)論文の文体
4.参考文献の意味と書き方
1)なぜ文献が必要か?
2)先行研究と文献引用の意義
3)文献の示し方の注意
5.論文の体裁
1)原稿の様式
2)原稿の記述
6.参考文献の整理
1)原稿の様式
UNIT10 みんなの前で発表してみる
1.卒業研究発表
1)発表までの心得
2)発表の手順
3)卒業研究発表の後
2.プレゼンテーション資料の準備
1)スライド(PowerPoint?=Microsoft:Presentation Graphics Program)
2)展示ポスター
3)パネル写真やフリップ
4)OHP(Over Head Projector)
5)OHC(Over Head Camera)
6)動画(VTR)・DVD(Digital Versatile Disc)
付録 学会での研究発表
1)発表手続きまでの準備
2)発表の手続き
3)研究発表について
索引
UNIT 1 歯科衛生学の卒業研究とは何か
1.研究とは何か―問題発見と問題解決の糸口
2.卒業研究の目的
3.卒業研究の手順
1)研究の手順
2)歯科衛生学教育における一般的スケジュール
4.どのような研究方法が使われるか
1)バラエティに富む研究方法
2)目的に沿った方法を見きわめる
5.レポートと研究の違いは
6.個人研究とグループ研究
UNIT2 問題発見 日常の疑問を研究テーマとする
1.研究テーマの選択
1)テーマを絞り込む
2)具体的なテーマの例
2.テーマ選択の指針
1)問題の発見をもう一度
3.仮説の設定
1)なぜ仮設を設定するのか
2)仮説を文章化するときに記載すべき項目
3)研究を始める前に仮説を設定する
UNIT3 研究の準備
1.研究に役立つ文献の検索
1)文献を検索することの意義
2)文献検索の方法
2.収集した文献の読みこなし方
1)タイトルとキーワードで仕分けを行う
2)Abstract(抄録)で概要をチェックする
3)自分の研究テーマを扱っている文献を詳細にチェックする
4)その他の文献をチェックする
5)参考書やホームページからの資料をチェックする
3.文献の整理
1)Indexをつけて仕分けを行う
2)整理ファイルを作成する
3)パソコンを使用して整理する
UNIT4 問題解決の手順(さあ、計画を立てよう!)
1.研究計画:研究をデザインする
1)仮説をどのように証明するか考えよう
2)対象・方法・評価法を考えよう(予備調査・予備試験は大切)
3)結果の集計・分析方法はUNIT6、7で!
4)仮説は証明されたか、証明されなかったか、なぜかを考察しよう!
5)追加実験が必要な場合もある
2.タイムスケジュールの作成
1)提出期限を考え逆算する
2)最初の研究は不完全であたりまえ、結果ではなくプロセスを学ぼう!
UNIT5 論理的配慮と個人情報の保護を考える
1.倫理(ethics)
1)歯科衛生士の倫理
2)研究倫理の原則
3)倫理的配慮の検討と倫理審査委員会
2.インフォームドコンセントについて
3.個人情報の保護について
UNIT6 データの収集
1.データの収集方法
1)調査研究におけるデータの収集
2)実験によるデータ収集
3)文献研究における文献検索によるデータ収集
4)症例研究によるデータ収集
2.アンケート調査(質問紙調査)
1)アンケート調査の進め方(プロセス)
2)アンケート調査の回答方法の選択
3)アンケート作成時のポイント
3.サンプル数
4.データの種類
1)質的データ
2)量的データ
5.データの集計
1)データの点検・整理
2)入力フォーマットの作成
3)入力の方法
UNIT7 収集したデータから解決策を見つける手段
1.データ解析の基礎知識
1)母集団と標本の考え方
2)統計計算ができること
2.統計学の役割
1)結果の要約
2)結果を判断する材料
3)結果の一般化と標準化
4)効率的な実験の構成
3.データの解析
1)データの特徴をみる
2)代表値
3)散布度(ばらつき)
4)相関と回帰分析
4.統計学的分析
1)推定
2)検定
3)ノンパラメトリック検定
5.論文への統計の記載方法
UNIT8 データから図表をつくる
1.表について
1)Word?を使って表を作成してみよう
2)Excel?を使って表を作成してみよう
2.グラフについて
1)グラフ作成の流れのポイント
3.Excel?でつくるグラフの種類
1)項目間での値(量)の比較をしたい場合
2)時間的な変化を表現したい場合
3)全体に対する各部分の割合を示したい場合
4)項目間のバランスを表したい場合
5)項目間の値の関連性を表したい場合
6)まったく違うデータを同じグラフのなかに表記したい場合
4.図表作成のポイント
1)その図・表のどの部分に注目し、どこがポイントであるか、わかりやすい図・表の形態を選ぶこと
2)正確な数値を示すこと
3)文章と平行して用いること(文を簡潔にすることができる)
4)図・写真・表に番号づけをする
5)必要に応じて統計学的な説明を入れる
UNIT9 論文にまとめる
1.論文とは
2.なぜ、研究を論文にまとめるのか?
1)論理的な思考を身につける
2)研究への批判と質の向上
3)社会的責任
3.論文の書き方
1)論文の形式を理解する
2)論文の内容を考える
3)論文の文体
4.参考文献の意味と書き方
1)なぜ文献が必要か?
2)先行研究と文献引用の意義
3)文献の示し方の注意
5.論文の体裁
1)原稿の様式
2)原稿の記述
6.参考文献の整理
1)原稿の様式
UNIT10 みんなの前で発表してみる
1.卒業研究発表
1)発表までの心得
2)発表の手順
3)卒業研究発表の後
2.プレゼンテーション資料の準備
1)スライド(PowerPoint?=Microsoft:Presentation Graphics Program)
2)展示ポスター
3)パネル写真やフリップ
4)OHP(Over Head Projector)
5)OHC(Over Head Camera)
6)動画(VTR)・DVD(Digital Versatile Disc)
付録 学会での研究発表
1)発表手続きまでの準備
2)発表の手続き
3)研究発表について
索引
卒業研究 HAND BOOK
-
著者
眞木 吉信
薄井 由枝
品田 佳世子
白鳥 たかみ
杉原 直樹
田村 清美
松田 裕子 -
出版社
クインテッセンス出版
-
ページ
152ページ
-
サイズ
A4判
-
ISBN
978-4781202006
-
価格
3,190円(税込)