●30年にわたる学生・若手教育や多数の講演を行って培ってきた、義歯診療の教科書にないコツ、ポイントをわかりやすいQ&A形式で解説。
●義歯診療の流れに沿って、右ページにQ（問題）、めくった左ページにA（正解）を配置。まずは自分で考えてみることで、回答を読んだ時の理解が深まる。
●各セクションのはじめには高齢者の診療に役立つ基本的な診療体制やヒントなどを「高齢者診療・トピック」として紹介。また、「すぐに役立つテクニック」や「コラム」も多数収録。
●“コツ”を知ることで、義歯診療の効率と質が向上し、診療が楽しくなること間違いなし！
A　診察・検査・前処置
高齢者診療 トピック：ヘッドレストの調整
　Q 1　義歯適合検査材の練和方法
　Q 2　歯間部が大きい場合の適合検査
　Q 3　義歯の適合検査の際の圧接法
　Q 4　疼痛部位の見分け方
　Q 5　適合検査材の使い分け
すぐに役立つテクニック：ペースト適合検査材の使い方
コラム A-1：補綴関連の主訴
　Q 6　オトガイ孔圧迫のチェック法
　Q 7　旧義歯と新義歯の比較
コラム A-2：簡単なパラトグラム
　Q 8　義歯表面の観察
　Q 9　鋭利部のチェック
コラム A-3：咀嚼スコア
コラム A-4：総義歯満足度スコア
コラム A-5：総義歯スコア
コラム A-6：患者の治療難易度評価

B　印象採得
高齢者診療 トピック：車いす用ヘッドレスト
　Q 1　嘔吐反射（吐気反射）軽減法
　Q 2　上顎の概形印象
　Q 3　個人トレーの外形
コラム B-1：上顎の概形印象の外し方
コラム B-2：印象が撤去できない！
　Q 4　個人トレーのストッパー（臼歯）
　Q 5　個人トレーのストッパー（前歯）
　Q 6　印象の石膏注入前の処理
　Q 7　作業用模型の孤立歯の破折防止
コラム B-3：開口度が小さい患者への対応

C　咬合採得
高齢者診療 トピック：ライトの向き
　Q 1　咬合高径の決定法
コラム C-1：咬合採得の対合歯模型の準備
コラム C-2：ノギスの活用
　Q 2　部分床義歯の咬合床の安定化
　Q 3　部分床義歯の咬合床の高さ
　Q 4　部分床義歯の咬合採得の意義
　Q 5　基礎床の作製・調整
　Q 6　基礎床の厚み
　Q 7　全部床義歯咬合床の蝋堤形態
コラム C-3：下顎安静位のとらせ方
コラム C-4：義歯咬合床基本形態の変遷

D　設計
高齢者診療 トピック：義歯体験のすすめ
　Q 1　部分床義歯の床の外形
すぐに役立つテクニック：義歯床辺縁移行部の形態
コラム D-1：金属床でのフィニッシュラインの設定
　Q 2　遊離端欠損に近心レストがよい理由
　Q 3　模型上での義歯設計の描記色
　Q 4　サベイヤーのトライポッド
　Q 5　エーカースクラスプの外形
コラム D-2：キャストクラスプとワイヤークラスプ
コラム D-3：ワイヤークラスプのレスト作製法
　Q 6　維持腕と把持腕の形態
コラム D-4：シンギュラムレスト
コラム D-5：太さ・長さ・厚さの影響
　Q 7　RPAクラスプの外形
　Q 8　隣接面板の意義
　Q 9　レストの?舌的位置
　Q10　レストの位置と幅
　Q11　レストの破折
　Q12　エーカースクラスプの理想形態
　Q13　Ｉバークラスプの理想形態
　Q14　パラタルストラップの外形
　Q15　下顎部分床義歯メタルフレームの形態
　Q16　スケルトンの露出
　Q17　上顎金属床のポストダム付近のフィニッシュライン
　Q18　上顎全部床義歯金属床のスケルトンのストッパー
　Q19　金属床義歯の口蓋隆起部
　Q20　左右非対称な金属床
　Q21　全部床義歯用模型のリリーフ
　Q22　よい上顎金属床義歯
コラム D-6：キーパーの撤去の容易な根面板

E　試適
高齢者診療 トピック：患者さんを叱らない
確認しよう！：知っておきたい蝋義歯試適のステップ
コラム E-1：臨床的な臼歯部排列
　Q 1　臼歯部排列の修正法
コラム E-2：義歯臼歯部の空隙
コラム E-3：咬合器での側方運動
　Q 2　大連結子の最適形態
コラム E-4：人工歯基底面
コラム E-5：試適時の患者さんへの説明例

F　装着
高齢者診療 トピック：義歯装着時の説明
確認しよう！：知っておきたい装着のステップ
　Q 1　義歯の咬合検査
　Q 2　義歯の咬合検査の解釈
　Q 3　側方運動時の疼痛
　Q 4　シリコーンパテの応用
コラム F-1：義歯ケース

G　修理・メインテナンス
高齢者診療 トピック：夜間義歯装着患者への指導
コラム G-1：義歯破折の原因と予防
すぐに役立つテクニック：ワイヤークラスプの調整
　Q 1　ワイヤークラスプの屈曲法
　Q 2　抜歯後の義歯新製時期
すぐに役立つテクニック：クラスプの口腔内での修理
すぐに役立つテクニック：上顎全部床義歯の後縁延長法
　Q 3　補強線の効果
　Q 4　義歯が外れる患者への対応
すぐに役立つテクニック：下顎義歯の舌側延長法
コラム G-2：ティッシュコンディショナーの気泡防止
コラム G-3：義歯修理部の処理
コラム G-4：義歯床の研磨
すぐに役立つテクニック：シリコーン印象材を用いた長期保管型義歯印象
　Q 5　義歯による圧痕
　Q 6　リライン辺縁処理
すぐに役立つテクニック：簡単な咬合挙上法