＜江﨑 友大先生＞
現在世界の歯科医療はインプラント中心に動いているといっても過言ではない。その中で私たちが忘れていけないのは歯科医療の本質は何かということだ。歯科以外の職種も同じだが仕事（商い）の本質は三方善しとすることにある。買い手に善し、売り手に善し、社会に善しとすること。医療も同様である。患者に善し、医療従事者に善し、社会に善しである、世の中はこれに尽きる。私たちは「予防を核とした歯科医療とチームワーク」で三方善しの医療を追求し、歯科医師、歯科衛生士、受付助手がどのように歯科医療に取り組んでいったか、その取り組みを27年続けてきた軌跡を辿ってみる。

＜鈴木 真奈先生＞
当院では、純初診・メインテナンス・歯科技工物・インプラント等、様々なデータを定期的に管理しています。数字化、グラフ化することで、スタッフが現状をより正確に把握できることはもちろん、患者説明の裏付けにもなり、院長が目指す“患者が信頼して、長く定期的に通える歯科医院”の確立にも役立つ要素だと考えています。今回は、実際に集計している医院のデータの中で、主にメインテナンス関連についてお話いたします。

＜川澄 恵美先生＞
口腔内を良好な状態に維持する為には、歯科医師だけでなく歯科衛生士による十分な動機づけや説明、治療、メインテナンスが大変重要です。メディカルトリートメントに沿った症例と併せて、規格化された口腔内写真の撮影手順（3分で13枚法）、歯科医療への取り組み方（歯科衛生士10年目をむかえて）についてお話させていただきます。