2月1日(木)20:00〜22:00、WHITE CROSSサイト上において、窪田努先生による無料ライブセミナー『デジタル時代だからこそ学び直したい支台歯形成』が開催されます。
WHITE CROSSライブセミナーは、先生のご自宅や診療室、出先からでもリアルタイムに参加していただくことができます。また、ハンドアウトの取得、質疑応答への参加も可能です。
今回は、歯科医療界初となる無料ライブ配信で、WHITE CROSS会員の皆様はどなたでも無料で参加可能です。
講師 窪田 努先生
講師の窪田先生は、昨年ドイツにて開催された第37回ケルン国際デンタルショーにおいて、世界初のMR(複合現実)技術を活用した歯科治療シミュレーションシステムを発表するなど、デジタルデンティストリーの第一人者です。
デンタルショーで歯科治療シミュレーションシステムを発表する窪田先生
また2003年から2期4年、京都SCJDの会長を務められており、長年にわたり支台歯形成の講義・実習を担当するなど後続の教育にも注力されております。
抄録
保険診療にCT、CAD/CAM 冠が導入され、デジタルを活用した治療が身近になってきました。そして、口腔内スキャナーが導入されれば、歯冠修復治療のデジタル化はさらに加速するでしょう。
デジタルを導入すれば、より便利に簡単になると思われがちです。確かに、口腔内スキャナーによる印象採得は、患者の負担が減り、口腔内が直接デジタル化されるので、より正確に、治療のスピードアップにつながります。しかし、材料の寸法変化、技工士のテクニカルエラーが排除されるので、補綴物の適合を左右するのは支台歯の良し悪しだけとなり、簡単になるどころか、より基本に忠実な治療が要求されます。技工士が大きなモニタ上で、デジタルワックスアップするのに対して、歯科医師が肉眼で感覚的に支台歯形成を行っていては良い結果を得ることは難しい。より良い適合を補綴物に求めるならば、支台歯形成において拡大鏡やマイクロスコープを使うことは必須となります。
支台歯形成を学ぼうとする場合、支台歯形成は一度削るとどこをどれだけ削ったのかが分からないので、客観的な評価が難しく、抽象的な指導しか受けられず、技術の習得が困難でした。私が2015年から行っているハンズオンセミナーでは、形成した支台歯をスキャンしてデジタル化し、「削った支台歯」と「最終補綴物の歯冠形態」と「理想的な支台歯」をCADの画面上で重ね合わせ、どこに問題があるのかを可視化し、具体的に解説するので、受講生が自ら気づき、改善できるので、早く技術の習得ができます。
歯科医師は、知識を手に伝えて、具現化しなければなりません。今回のライブセミナーでは、デジタル時代だからこそ学び直したい支台歯形成の知識と技術の一端をお伝え出来ればと思います。よろしくお願いいたします。
当日使用されるスライド
歯種別の形成のポイント
実際の支台歯形成
実際の形成をデジタルに取り込んで形成量を確認する
お申し込み
開催時間: 2月1日(木)20:00〜22:00
開催場所: ご自宅・診療室・医局・出先など、どこからでも参加可能
参加費用: 無料
* WHITE CROSS新春特別企画セミナーのため、無料となります
* 当セミナーの振り返り視聴はありません
<<本セミナーは終了しました>>