不正咬合の基礎概念もまた、不正咬合の理解形式の向上と装置の進歩により変遷を繰り返してきた。したがって本書においてはまず、歯科矯正学の概念と治療の対象となる不正咬合の特徴について列挙し、続いて歯科矯正学の歴史、日本における矯正学のあり方について述べている。
発刊に際して
Chapter 1.矯正臨床の基本概念 [三瀬駿二 編]
1-1.歯科矯正学の歴史 三瀬駿二
1-2.抜歯治療の歴史 三瀬駿二
1-3.日本における矯正臨床 鳥巣秀男
1-4.矯正臨床の展望 晝間康明
Chapter 2.顔について [有松稔晃 編]
2-1.顔とは何か 有松稔晃
2-2.顔に対する考察
1.人間の顔の持つ特殊性 有松稔晃
2.日本における口もとの美意識について 花籠勝浩
2-3.矯正治療における口もとの変化
1.矯正治療の歴史から 浜崎広二朗
2.口もとの審美性 三瀬雄次郎
3.機能面からみた口もとの調和 嘉数好哉
4.矯正治療における軟組織の治療目標 浜崎広二朗
5.矯正治療における軟組織の変化 浜崎広二朗
2-4.矯正治療に必要な頭部の解剖
1.頭蓋骨 妹尾葉子
2.側方頭部エックス線規格写真上の計測点ならびにトレースライン 妹尾葉子 / 有松稔晃
3.咀嚼筋 田中慎彦
Chapter 3.成長発育について [星隆夫 編]
3-1.成長に関する法則 森田修一
3-2.骨の組織発生 小池浩夫
3-3.胎生期における顔の形成について 朝日藤寿一
3-4.顔面頭蓋の成長
1.頭蓋の成長発育 星隆夫
2.顔面の成長 星隆夫
3.インプラントを利用した上下顎骨における成長の研究 石井一裕
4.成長期以降における頭蓋顔面の経年的変化 池 元太郎
3-5.歯列と咬合の発育 上木康文
3-6.口腔機能の成熟 早川龍
Chapter 4.歯の移動について [夕田勉 編]
4-1.歯の移動の組織像
1.歯周組織の構造 廣島邦泰/森田修一
2.矯正力による組織反応 廣島邦泰/森田修一
3.神経系 廣島邦泰/森田修一
4.脈管系 (歯根膜・歯髄) 田中勝寛/森田修一
4-2.矯正力と歯の移動
1.生理的な歯の移動 ●[●=のぎへんに尾]田邦裕
2.矯正力による歯の移動 松本安司/松田充博
4-3.歯周疾患と歯の移動 北園俊司/澤田美穂/竹山雅規
4-4.歯根吸収について
1.生理的吸収と矯正力による吸収 金井鐘秀
2.歯根吸収の要因 野田修司/金井鐘秀
3.歯根吸収を示す歯の移動 浜崎広二朗
4-5.骨性癒着歯
1.骨性癒着歯 有松稔晃
2.自家歯牙移植歯の移動について 渡邊浩行/有松稔晃
Chapter 5.正常咬合と咬合異常 [深町博臣 編]
5-1.正常咬合と咬合異常 深町博臣
5-2.矯正臨床における咬合分類 深町博臣
5-3.咬合異常の原因論 有松稔晃/和島毅彦
Chapter 6.矯正臨床における分析・診断 [原省司 編]
6-1.矯正治療における診断 有松稔晃
6-2.矯正治療の目標 齋藤卓麻
6-3.治療計画の立案
1.治療開始時期と治療法 原省司
2.咬合誘導と早期の矯正治療 河野力
6-4.矯正治療における抜歯 深町博臣
6-5.診断に必要な診査・検査 山田秀樹/竹山雅規
6-6.顎位と矯正治療 山田一尋
6-7.顎顔面形態の分析 八巻正樹
6-8.顎顔面機能の分析 松岸潔
Chapter 7.矯正装置 [福田滋 編]
7-1.矯正装置の歴史 福田滋/藤田俊哉
7-2.現在使用される固定式装置
1.エッジワイズ法 稲見佳大
2.舌側弧線装置 藤田俊哉
3.拡大装置 藤田俊哉
7-3.現在使用される可撤式装置 ●[●=のぎへんに尾]田邦裕
7-4.顎外固定装置 田中慎彦
Chapter 8.矯正臨床で用いる器具と材料 [中川靖郎 編]
8-1.資料採得に必要な器具と材料 櫻庭礼子/広末善久
8-2.治療に必要な器具と材料 櫻庭礼子/広末善久
8-3.装置除去および保定に用いる器具と材料に関して 山下博史
8-4.矯正臨床で用いる材料の理工学的性質 妹尾葉子
Chapter 9.矯正臨床における技術の位置づけと習得 [澤端喜明 編]
9-1.ワイヤーベンディング実習 星隆夫
9-2.タイポドントについて 星隆夫
Chapter 10.保定の概念と方法 [池 元太郎 編]
10-1.保定に影響を及ぼす要因 樋口育伸/池 元太郎
10-2.保定の方法 大野秀徳
10-3.保定期間 小池浩夫
Chapter 11.矯正治療結果の評価 [若松進治 編]
11-1.結果と評価 有松稔晃
11-2.顔面・口腔周囲軟組織での評価 小島敏嗣
11-3.口腔模型とパノラマエックス線写真での評価 後藤尚昭
11-4.頭部エックス線規格写真を用いた評価 若松進治/澤端喜明
11-5.機能面の評価 若松進治
11-6.ケースプレゼンテーションについて 有松稔晃
Chapter 12.矯正臨床における患者心理 [与五沢文夫 編]
12-1.矯正治療を希望する患者の主訴 与五沢文夫
12-2.年齢による治療への意識の相違 早川龍
12-3.治療中における患者協力,患者意識の変化 数寄眞美
12-4.医療面接 嘉ノ海龍三
Chapter 13.連携歯科医療 [原省司 編]
13-1.矯正と他科との連携
1.口唇裂口蓋裂の治療 原省司 / 池 元太郎
2.一般歯科領域との連携 犬童寛治
3.外科的矯正治療 犬童寛治
13-2.矯正治療と顎関節症 山田一尋
13-3.矯正治療と金属アレルギー 三瀬雄次郎
13-4.矯正治療中のう蝕・歯周疾患予防処置 晝間康明
index
発刊に際して
Chapter 1.矯正臨床の基本概念 [三瀬駿二 編]
1-1.歯科矯正学の歴史 三瀬駿二
1-2.抜歯治療の歴史 三瀬駿二
1-3.日本における矯正臨床 鳥巣秀男
1-4.矯正臨床の展望 晝間康明
Chapter 2.顔について [有松稔晃 編]
2-1.顔とは何か 有松稔晃
2-2.顔に対する考察
1.人間の顔の持つ特殊性 有松稔晃
2.日本における口もとの美意識について 花籠勝浩
2-3.矯正治療における口もとの変化
1.矯正治療の歴史から 浜崎広二朗
2.口もとの審美性 三瀬雄次郎
3.機能面からみた口もとの調和 嘉数好哉
4.矯正治療における軟組織の治療目標 浜崎広二朗
5.矯正治療における軟組織の変化 浜崎広二朗
2-4.矯正治療に必要な頭部の解剖
1.頭蓋骨 妹尾葉子
2.側方頭部エックス線規格写真上の計測点ならびにトレースライン 妹尾葉子 / 有松稔晃
3.咀嚼筋 田中慎彦
Chapter 3.成長発育について [星隆夫 編]
3-1.成長に関する法則 森田修一
3-2.骨の組織発生 小池浩夫
3-3.胎生期における顔の形成について 朝日藤寿一
3-4.顔面頭蓋の成長
1.頭蓋の成長発育 星隆夫
2.顔面の成長 星隆夫
3.インプラントを利用した上下顎骨における成長の研究 石井一裕
4.成長期以降における頭蓋顔面の経年的変化 池 元太郎
3-5.歯列と咬合の発育 上木康文
3-6.口腔機能の成熟 早川龍
Chapter 4.歯の移動について [夕田勉 編]
4-1.歯の移動の組織像
1.歯周組織の構造 廣島邦泰/森田修一
2.矯正力による組織反応 廣島邦泰/森田修一
3.神経系 廣島邦泰/森田修一
4.脈管系 (歯根膜・歯髄) 田中勝寛/森田修一
4-2.矯正力と歯の移動
1.生理的な歯の移動 ●[●=のぎへんに尾]田邦裕
2.矯正力による歯の移動 松本安司/松田充博
4-3.歯周疾患と歯の移動 北園俊司/澤田美穂/竹山雅規
4-4.歯根吸収について
1.生理的吸収と矯正力による吸収 金井鐘秀
2.歯根吸収の要因 野田修司/金井鐘秀
3.歯根吸収を示す歯の移動 浜崎広二朗
4-5.骨性癒着歯
1.骨性癒着歯 有松稔晃
2.自家歯牙移植歯の移動について 渡邊浩行/有松稔晃
Chapter 5.正常咬合と咬合異常 [深町博臣 編]
5-1.正常咬合と咬合異常 深町博臣
5-2.矯正臨床における咬合分類 深町博臣
5-3.咬合異常の原因論 有松稔晃/和島毅彦
Chapter 6.矯正臨床における分析・診断 [原省司 編]
6-1.矯正治療における診断 有松稔晃
6-2.矯正治療の目標 齋藤卓麻
6-3.治療計画の立案
1.治療開始時期と治療法 原省司
2.咬合誘導と早期の矯正治療 河野力
6-4.矯正治療における抜歯 深町博臣
6-5.診断に必要な診査・検査 山田秀樹/竹山雅規
6-6.顎位と矯正治療 山田一尋
6-7.顎顔面形態の分析 八巻正樹
6-8.顎顔面機能の分析 松岸潔
Chapter 7.矯正装置 [福田滋 編]
7-1.矯正装置の歴史 福田滋/藤田俊哉
7-2.現在使用される固定式装置
1.エッジワイズ法 稲見佳大
2.舌側弧線装置 藤田俊哉
3.拡大装置 藤田俊哉
7-3.現在使用される可撤式装置 ●[●=のぎへんに尾]田邦裕
7-4.顎外固定装置 田中慎彦
Chapter 8.矯正臨床で用いる器具と材料 [中川靖郎 編]
8-1.資料採得に必要な器具と材料 櫻庭礼子/広末善久
8-2.治療に必要な器具と材料 櫻庭礼子/広末善久
8-3.装置除去および保定に用いる器具と材料に関して 山下博史
8-4.矯正臨床で用いる材料の理工学的性質 妹尾葉子
Chapter 9.矯正臨床における技術の位置づけと習得 [澤端喜明 編]
9-1.ワイヤーベンディング実習 星隆夫
9-2.タイポドントについて 星隆夫
Chapter 10.保定の概念と方法 [池 元太郎 編]
10-1.保定に影響を及ぼす要因 樋口育伸/池 元太郎
10-2.保定の方法 大野秀徳
10-3.保定期間 小池浩夫
Chapter 11.矯正治療結果の評価 [若松進治 編]
11-1.結果と評価 有松稔晃
11-2.顔面・口腔周囲軟組織での評価 小島敏嗣
11-3.口腔模型とパノラマエックス線写真での評価 後藤尚昭
11-4.頭部エックス線規格写真を用いた評価 若松進治/澤端喜明
11-5.機能面の評価 若松進治
11-6.ケースプレゼンテーションについて 有松稔晃
Chapter 12.矯正臨床における患者心理 [与五沢文夫 編]
12-1.矯正治療を希望する患者の主訴 与五沢文夫
12-2.年齢による治療への意識の相違 早川龍
12-3.治療中における患者協力,患者意識の変化 数寄眞美
12-4.医療面接 嘉ノ海龍三
Chapter 13.連携歯科医療 [原省司 編]
13-1.矯正と他科との連携
1.口唇裂口蓋裂の治療 原省司 / 池 元太郎
2.一般歯科領域との連携 犬童寛治
3.外科的矯正治療 犬童寛治
13-2.矯正治療と顎関節症 山田一尋
13-3.矯正治療と金属アレルギー 三瀬雄次郎
13-4.矯正治療中のう蝕・歯周疾患予防処置 晝間康明
index
矯正臨床の基礎
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著者
与五沢矯正研究会
与五沢 文夫 -
出版社
クインテッセンス出版
-
ページ
472ページ
-
サイズ
A4 判変型
-
ISBN
978-4781200439
-
価格
33,000円(税込)