マイクロスコープを用いた拡大視野下における歯周形成外科処置のすべてを網羅した2002年刊行の『ペリオドンタル・マイクロサージェリー』の進化版。本著では、歯肉(軟組織)形態に応じたアプローチ法について、根面被覆術、歯間乳頭再建術、歯槽堤増大術からインプラント治療で生じた歯肉退縮等のリカバリー法まで、豊富な写真とイラストを用いてわかりやすく解説。ペリオドンタル・マイクロサージェリーの決定版といえる書!<br/>
序文

PART1　診断編

1.歯肉の審美(gingival aesthetic)とは

2.gingival aestheticの基本的概念
1)審美的観点からの歯肉形態の診方
・垂直的歯肉ライン
・水平的歯肉ライン
2)審美的に問題のある歯肉形態とは
歯肉の審美の診方(垂直的・水平的歯肉ラインからの評価)
Kokichらの報告から:一般人は歯肉形態よりも歯冠形態に目がいく
3)欠損歯槽堤の評価
歯槽堤のタイプに応じた増大法の分類(Suzukiの分類)
参考症例:Suzukiの分類に基づき対応したケース

3.基本的診査
1)軟組織増大のための診査
2)手術のイメージづくり
手術のイメージづくりに重要な3要素

PART2　切開・剥離・縫合の基本編

ペリオドンタル・マイクロサージェリーの基本概念　
1.切開の基本
1)垂直切開と斜切開
切開・剥離・縫合の基本

2.剥離の基本　
1)部分層弁　
移植後に起こる治癒過程
2)部分層弁の手技　
(1)オープンフラップの形成
　オープンフラップの形成のポイント
(2)エンベロープフラップの形成
　エンベロープフラップの形成のポイント

3.結合組織採取のための剥離　
1)上皮を含んだ結合組織の採取　
上皮を含んだ結合組織の採取のポイント
2)上皮を含まない結合組織の採取
上皮を含まない結合組織の採取のポイント

4.縫合の基本
1)縫合術式と結紮法
geometric suture

5.拡大図でみるgeometric sutureの基本手技

PART3　臨床実践編:天然歯

根面被覆術:エンベロープテクニックの考え方
根面被覆術:エンベロープテクニック

根面被覆術:ランガーテクニック変法の考え方　
根面被覆術:ランガーテクニック変法　

根面被覆術:subpedicle connective tissue graftの考え方
根面被覆術:subpedicle connective tissue graft(1)　
根面被覆術:subpedicle connective tissue graft(2)　
根面被覆術:エンベロープ&ランガーテクニック変法

歯槽堤増大術の考え方:基本編
歯槽堤増大術:天然歯ブリッジのポンティックサイト(1)　
歯槽堤増大術:天然歯ブリッジのポンティックサイト(2)　
歯槽堤増大術:天然歯ブリッジのポンティックサイト(3)　

歯槽堤増大術の考え方:応用編(1)　補綴前処置　
補綴前処置としての歯槽堤増大術(1)
補綴前処置としての歯槽堤増大術(2)　
補綴前処置としての歯槽堤増大術(3)　

歯槽堤増大術の考え方:応用編(2)　補綴後処置　
補綴後処置としての歯槽堤増大術(1)　
補綴後処置としての歯槽堤増大術(2)　

歯槽堤増大術の考え方:応用編(3)　補綴後のリカバリー
補綴後のリカバリーとしての歯槽堤増大術(1)　　
補綴後のリカバリーとしての歯槽堤増大術(2)　　
補綴後のリカバリーとしての歯槽堤増大術(3)　　

歯間乳頭再建術の考え方　　
歯間乳頭再建術(1)　　
歯間乳頭再建術(2)　　

PART4　臨床実践編:インプラント

インプラント周囲の軟組織増大の考え方
インプラント周囲の軟組織増大　

インプラントのリカバリーの考え方　
インプラントのリカバリー(1)　
インプラントのリカバリー(2)　
インプラントのリカバリー(3)　　
インプラントのリカバリー(4)　

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