若手歯科技工士はプロフェッションとして必要な基礎技術をしっかり身につけ、つねに知識をリフレッシュする必要がある。本書はそのために上巻に咬合、クラウン・ブリッジ、パーシャルデンチャー、下巻にセラミックレストレーション、コンプリートデンチャー、インプラント技工と6つの分野の最新の実務について、それをもっとも得意とするベテラン歯科技工士たちが豊富な写真とイラストを用いて解説した。
第4部　 セラミックレストレーション　Part1 メタルセラミックス
―ハイブリッドとファイバーポスト―
42　セラミッククラウンのいろいろ
43　メタルコーピングのデザインを考える
44　マージンの変形はなぜ起きる
45　メタルカラーの設定　―かぎりなく0を目指そう
46　歯肉の変色を防ぐカラーレスクラウン
47　多色築盛法をマスターしよう
48　内部ステインテクニック
49　ハローポンティック
50　デンタルオフィスとラボのカラーコミュニケーションを確立しよう
51　シェードテイキングの基礎知識
52　光源に注意
53　歯の色をみるための「明度・彩度・色相」を知る
54　補色はシェードミスの救世主
55　色合わせのエクササイズ
56　ゴールデンプロポーション
57　形態修正のマル秘作戦
58　歯の表面性状と個性的表面形態の演出
59　メタルセラミッククラウンはここで失敗する
60　後ロウ着、前ロウ着マル秘作戦
61　メタルコアとファイバーポストコア　―合着と接着
62　ハイブリッド　―レジンなのかセラミックスなのか
63　ハイブリッドセラミックス
64　レジンコアを考える
65　歯科技工士も知っておきたい接着　―歯質との一体化を図る

セラミックレストレーション　Part2 オールセラミックス(CAD/CAMプレスセラミックス)
―セラミック時代の超先端技術―
66　オールセラミッククラウンの歴史と種類
67　マテリアルの種類と選択基準
68　歯科用ジルコニアの特徴を知ろう
69　CAD/CAMを利用しよう　―CAD/CAMとの関係
70　支台歯形態が成功のカギを握る　―CAD/CAM法によるオールセラミックス
71　フレームの計測設計
72　ジルコニアコーピングの調整と表面処理とポリッシング
73　メタルセラミッククラウンVSオールセラミッククラウン
74　素材の異なるオールセラミックスのコンビネーション
75　オールセラミックスの接着
76　プレスセラミックスを利用しよう
77　CAD/CAMの選択と、歯科技工における機械化との付き合い方

第5部　コンプリートデンチャー
78　総義歯臨床技工
79　個人トレー製作のガイドライン
80　個人トレーで製作した機能模型　―Functional Impressionの見方
81　咬合位(バイト)とゴシックアーチ描記の考察
82　咬合器装着の考察
83　人工歯選択のガイドライン
84　咬合様式から考慮した臼歯部人工歯選択のガイドライン
85　前歯部と臼歯部の人工歯排列のガイドライン
86　歯肉形成術
87　品質管理を目的とした重合システム
88　研磨と完成

第6部　インプラント技工
89　インプラントの種類を知ろう
90　インプラントはパーツの組み合わせだ
91　印象のメカニズムを知ろう
92　インプラントの模型づくり
93　アバットメントパーツの選択
94　既製アバットメントとカスタムアバットメントの使用方法ならびに製作方法
95　カスタムアバットメントのデザイン　―サブジンジバルカントゥア
96　CAD/CAMによるカスタムアバットメント
97　インプラントの植立と補綴の関係(ステントの製作)
98　ステントの重要性
99　インプラントブリッジ　―インプラントブリッジの種類や技工作業中の注意点
100　インプラントの義歯への応用とCAD/CAMの関係

参考文献・下巻