これまでの連載では、新規開業から継承、分院展開、理念策定など、クリニックの広報に関わる内容について、さまざまな事例を踏まえてお伝えしてきました。
最終回となる今回は、メディカルアドバンスが考える広報の在り方と当社の目標をお伝えいたします。
これまでのあゆみ
看板やホームページをはじめとして、医療機関の広告手法はさまざまです。
その中で、メディカルアドバンスは内覧会という機会をつくり、医療機関と地域の方々を結ぶ仕事に特化をしてきました。
おかげさまで、これまで全国で2,400件（2019年1月時点）を超える医療機関の方々とお仕事をご一緒させていただいています。
この数字からもご想像いただけるように、ご開業や継承、リニューアル開院などクリニックの転機を考えたときに、「内覧会を開催する」もしくは「開催を検討する」という先生が年々多くなっていることをこの十数年で実感しています。
ちなみに、内覧会という広報手段は医療機関に限ったことではなく、不動産業界などをはじめとして業界を問わず広く存在しています。
実際に、当社も医療機関の内覧会を運営している際に、「新しい家でもできるの？」「診療所が内覧会ってどういうこと？」というお声を度々耳にしてきました。
そして、インターネット・SNSでの情報発信やバーチャルでの体験が日常化している昨今だからこそ、「実際に自分の目で見てみる、体験してみる」「人と直接会って話をする」ことの有効性を実感される方も多いのではないでしょうか？
私たちがアナログな広報手段である内覧会をいまだに手掛けているのは、そこに理由があります。
内覧会を通じて、ホームページや看板だけでは分からなかった、先生方・スタッフさんの人柄に触れ、患者さん自身が医療機関を決める。これこそ内覧会が果たす大きな意義だと思っています。
ご開業後に私たちができること
メディカルアドバンスでは、先生方の大事なご開業時に、より良いスタートダッシュが切れるように話し合いを重ね、開業に関わる皆さんの一丸となって内覧会を成功させてきました。
その中で、先生方から内覧会のご相談だけでなく、採用のこと、スタッフ育成の悩み、クリニック経営のこと、患者さんの定着など、様々なご相談をお受けすることも増えてきました。
なんとか先生の力になりたい…内覧会当日だけではなく、その前後も末永くサポートしていきたいという想いから、研修事業をスタートさせました。
内覧会を通じて多くのクリニックを見てきたからこそ感じる「クリニック経営に必要なこと」。内覧会を通じて多くの来場者と関わってきたからこそわかる「患者さんの気持ち」。
メディカルアドバンスならではの経験を活かしたプログラムで、トータルサポートします。
歯科医療の未来を担う先生方へ
歯科医院の経営について、早いうちから考えることはとても大切です。と言っても、自分が実現したいこと、目標を考えるのはなかなか難しいのではないでしょうか？
歯科医師としての知識や技術は大学でも教わりますが、歯科医院の院長、つまり経営者となるには、まったく別の勉強が必要です。
そこで私たちは、リーダーシップや時間管理、人材育成などをきちんと学ぶことができるよう、「歯科未来大学」という企画を立ち上げました。
歯科未来大学では、すでに開業を経験された先生、またそれにかかわる異業種の方を講師として迎え、これからの未来を担う先生方のお手伝いができればと考えています。
第1回 歯科未来大学の様子
2019年3月9日（土曜日）に、第2回の歯科未来大学が開催されます。
さいごに
メディカルアドバンスの根底にあるのは、創業時から変わらず「先生方のお困りごとに寄り添いたい」という想いです。
【内覧会のメディカルアドバンス】から【トータルサポートできるメディカルアドバンス】を目指して、これからもいろいろな分野にチャレンジしていきたいと思います。
［メディカルアドバンスについて］
株式会社メディカルアドバンス＜本社＞
東京都港区芝4-9-1ヒューリック芝4丁目ビル7階
03-5798-2030
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