2023年8月更新
日本全国に29ある歯学部。国が指定する日本の歯科医学教育におけるカリキュラムは、6年間の教育うちの約6割で、残りの4割は各大学の個性に任されているようです。
これから歯学部受験を考えている学生さんはご自身の個性にぴったり合う大学選びの参考に。卒業生は母校の魅力の再確認に。各大学が個性を発揮するその4割の魅力を特集しました。
今回は千葉県松戸市にキャンパスを構える、日本大学松戸歯学部をご紹介します。
キャンパス紹介
アクセス
松戸駅は上野駅から常磐線にて20分、品川駅からは上野東京ラインで35分と、都心からも好アクセスな駅です。日本大学松戸歯学部の校舎へは松戸駅からバスで約20分。また、武蔵野線やつくばエクスプレスの南流山駅からも直通のバスが通っています。
松戸駅からキャンパス行きのバスに乗ると、住み心地のよさそうな閑静な住宅街が広がります。歯科医師を目指して、日々真剣に学びながら、たまの息抜きに上野の美術館などに訪れてみる。そんな学生生活に想いを馳せます。
都心から電車で約30分の松戸市の西側に位置する校舎からは富士山や筑波山が見え、またわずか700mほどのところには江戸川が流れる自然豊かな環境です。この都会と自然とのバランスが、日本大学松戸歯学部の魅力です。
キャンパス
日本大学松戸歯学部は、クラブ活動にも力を入れている大学のひとつ。コロナ禍で活動が制限される中でも、クラブ活動入会者は7割を超えています。
キャンパスには弓道場、3面のテニスコート、暖冷房完備の体育館、さらには夜間照明付きで26,000㎡の広さを持つ多目的グラウンドを保有しており、常に学生の楽しそうな声が聞こえています。ゆとりだけが魅力ではない、学び・触れ合い・憩うための場が充実したキャンパスです。
講義室
シックな雰囲気の大講堂は、まさに学び舎という雰囲気。多くのクラスメートとともに、学ぶ日々に期待が高まります。
食堂
学校関係者であればいつでも利用できる食堂には大型テレビやコピー機なども完備され、クラブのミーティングや共に学習もできる場として活用されています。大きな魅力は毎朝100円で提供されている朝食メニュー。一人暮らしでも朝食をとることができる環境が整っています。
目の前に美しい緑が広がるカウンターでは、数名の学生さんが勉強をしていました。食堂などで仲間と一緒に勉強した日々は、卒業後いつまでも残る大切な思い出になります。
そして、現在は学部創設50周年記念事業として新校舎の建設がスタートしました。新校舎はキャンパス中央に建設され、1971年の学部創設以来使用されてきた校舎に代わって、教育・研究・管理の場としての機能が集約されます。2024年4月の運用開始に向けて工事が進められています。
学科数 / 学生数
日本大学は16学部86学科、短期大学部4学科、通信教育部4学部、そして大学院19研究科を有する日本最大級の規模を誇る総合大学です。
歯学部は2つあり、東京の御茶ノ水と千葉の松戸市にそれぞれキャンパスと付属の病院を構えています。
日本大学松戸歯学部の学生数は782名(2023年5月現在)。松戸歯学部の入学者は、約7割が関東出身者ですが、アクセスの良さもあり北海道から九州・沖縄まで日本全国から学生が集まっています。実家から通学する学生の他、大学周辺で一人暮らしをする学生も多いようです。
クラブ活動など
松戸歯学部はクラブ活動が非常に盛んで、グラウンドや体育館などの施設の他にも日本拳法、少林寺拳法、柔道、剣道の各道場やトレーニングルームなどたくさんの施設が整えられています。
毎年行われるスポーツの祭典、全日本歯科学生総合体育大会(オールデンタル)でも多くの学生がしのぎを削り活躍します。様々な部活動のオリジナルのポスターが掲示されており、放課後に仲間たちと汗を流す青春時代に期待が高まります。
他にもキャンパスが一番賑やかになる秋の松戸祭(学部祭)など、松戸歯学部では多彩なイベントが用意されています。
歯学部紹介
特色1 日本で、そして世界で活躍する人材を輩出!
日本大学松戸歯学部は、日本、そして世界で活躍をする素晴らしい卒業生を数多く輩出しています。東京大学で教授として教鞭をとる卒業生、海外の歯学部で教鞭をとる卒業生、そして日本で数多くの講演会をおこなう卒業生など、枚挙にいとまがない歯科医療を牽引する人材を輩出してきた歴史があります。
また、日本全国で地域医療に貢献する卒業生も多く、卒業後はその豊かなコミュニティに身を置くことになります。歯科医療という素晴らしい医療を通じて、社会に貢献したいという思いを叶えてくれる環境です。
特色2 日本有数の歯科大学付属病院施設と多くの患者来院数に裏付けられた充実の臨床実習
臨床実習では指導医、患者さん、医療スタッフとかかわりながら診療に参加。全国歯学部付属病院の中でもトップクラスの患者数の付属病院での実習を通じて、知識・技術だけではなく、円滑なコミュニケーションスキルを身につけることができます。
また、実習の舞台となる付属病院は、歯科大学付属病院として様々な最新検査機器を備え、複雑化・多様化する医療ニーズに対応したスキルを身につけ即戦力となる歯科医師を養成します。
特色3 親身な教育と定評ある学生指導、高い国家試験合格率
日本大学松戸歯学部では、教員と学生との距離感が近く、日々丁寧な指導が行われています。学生自身が、集まって自由に勉強することができる学生セミナー室も準備されており、数名の学生に対して熱心に指導する教員の姿も見受けられました。
国家試験の合格率も高く、日々勉強するのに適した素晴らしい環境です。
卒後研修
福本雅彦松戸歯学部長からのメッセージ
松戸歯学部は2021年に創設50周年を迎え、新たなステージへと歩み始めました。
アクティブラーニングの更なる推進や講義形態の改革などを行うとともに、2024年4月から運用開始予定の新校舎では、ラーニングコモンズエリアの充実やICT環境の整備が図られています。松戸歯学部は大学の教育理念である「自主創造」を構成する3つの要素である「自ら学ぶ」「自ら考える」「自ら道をひらく」ことができる歯科医療人の育成を、全教職員が一丸となって推し進めていきます。
日本大学松戸歯学部長
福本 雅彦
入試日程
日本大学松戸歯学部では、一般選抜としてN方式(日本大学統一入試)、A方式(松戸歯学部が実施する入試)、C方式(大学入学共通テストを利用する入試)という入学試験が行われています。
特徴的な「N方式」は、日本大学内での学部(学科)間併願とともに同一学部内の複数学科併願が可能で、全国の19の主要都市に試験場を設置。受験生の負担を軽減する受験しやすい試験方式です。
その他にも学校推薦型選抜、総合型選抜、校友子女選抜、学校推薦型選抜、編入学試験などが行われています。
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パンフレット
日本大学松戸歯学部では、受験生向けのパンフレットを用意しています。たくさんの情報と魅力がぎゅっと詰まった内容です。
下記画像をクリックすると、閲覧・ダウンロードページへリンクします。
執筆者
WHITE CROSS編集部
臨床経験のある歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科関連企業出身者などの歯科医療従事者を中心に構成されており、 専門家の目線で多数の記事を執筆している。数多くの取材経験を通して得たネットワークをもとに、 歯科医療界の役に立つ情報を発信中。