いわゆる顎関節症は、特定の病気を示す病名ではなく、顎関節の周囲に様々な症状を示す複数の病気の集団名称です。円板後部組織(図1)の障害(仮称)は、病態と原因が明らかにされた顎関節症に含まれる一病気です…
執筆者
岩手医科大学歯学部卒業後、4年間病院歯科に勤務し、その後岩手医大歯学部補綴科に3年間勤務。大学では、主に義歯と咬合理論について勉強。走査型電子顕微鏡を扱う機会に恵まれ、後の研究に助けとなる。
趣味は専門書を読むこととスポーツ(ラグビー、登山、山スキー)で、日常臨床の中で生じた課題とスポーツ歯学に関心を持ち研究を続けている。