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ニュース 2023/12/12

「2024年、技工指示書は必然的に紙からデジタルに変わる」歯科技工の今後を弊社代表歯科医師 赤司が解説

WHITE CROSS編集部
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12月上旬に開催された日本臨床歯科CADCAM学会第9回学術大会において、WHITE CROSS株式会社代表取締役歯科医師の赤司征大が登壇し、「歯科技工の未来と求められるデジタル・プラットフォーム」をテーマに講演を行いました。

 

歯科業界全体を俯瞰しデータを分析し続けた赤司だからこそ語る、日本の歯科技工の今後についてレポートします。


赤司が語るこれからの歯科技工指示書はこちら↑

 

歯科技工の未来と求められるデジタル・プラットフォーム

今回、赤司が伝える歯科技工の未来は次の4つです。

 

① 2040年に向けて日本の労働人口が急減少していく中で、人々の健康を下支えする歯科医療の重要性が高まっていくこと。
② 歯科医療へのニーズが堅調に推移し、歯科医師・歯科技工士の仕事はなくならないこと。
③ その一方で、就業歯科技工士数が減少し、地域によっては一部の歯科技工物の受け入れができなくなり始めており、歯科技工産業は崩壊の危機を迎えていくこと。
④ その先にある「食べる」という行為で不便を強いられた人々の健康被害の可能性。

 

また、次の事実があることも明かしました。
・歯科技工を続ける上での主たる問題は「低価格、低賃金」「長時間労働」「社会的地位の低さ」である中1)、「歯科技工を大切に思い、未来を切り拓こうとする力」が確かに働いていること。

 

1)日本歯科技工士会「2021歯科技工士実態調査報告書」

 

講演の様子

テーマは「歯科技工の未来と求められるデジタル・プラットフォーム」とした


歯科医療における「部分最適に繋がるテクノロジー」として、各メーカーの光学印象・CAD/CAMなどによる独立したプラットフォーム群は歯科医療に発展に必要不可欠です。一方で、各メーカーによるさまざまなツールがその紐付けを困難にし、歯科技工に関わる多数の企業や歯科医院・歯科技工所の連携の形成が急務であると赤司は話します。


同時に、真に社会のためになる歯科技工のデジタル・プラットフォームは一企業が単独で提供できるものではなく、法律の遵守を求められる点も歯科技工のDX化が困難な理由として挙げました。

そこで赤司は「全体最適につながるテクノロジー」の一つとして、日本の法律を遵守するために担当省庁などに適時確認を取りながら開発が進められている『技工くん』を紹介しました。

 

DXによる作業効率化で歯科技工界の危機を救う『技工くん』とは

『技工くん』は、WHITE CROSSのプラットフォーム上で、歯科技工所と歯科医院を繋ぐクラウドサービスです。 

技工くんはデバイスを問わずに使用できるクラウドサービス

『技工くん』はデバイスを問わずに使用できるクラウドサービス

 

『技工くん』は、歯科医院の業務効率を高めながら、歯科技工士が集中するべき領域に集中できるように産業全体の効率化・生産性の向上を実現し、歯科技工を人々の健康に寄与する医療として維持し、高めていくために開発されており、歯科技工に関わる、「データのやり取り」「歯科技工指示書の記載・発注」「指示書の保管」「過去の指示書の検索」などに幅広く対応しています。

歯科医院への提供価値

 

 

歯科技工所への提供価値

2023年8月1日のサービスイン以降、すでに多くの歯科医院・歯科技工所への導入が進んでおり、2023年11月30日までに受発注されたインレーの27.3%、クラウンの15.7%がCAD/CAM補綴物でした。

 

サービスイン以降の「技工くん」上での受発注数・利用歯科医院/技工所数・平均受発注数の推移

サービスイン以降の『技工くん』上での受発注数・利用歯科医院/技工所数・平均受発注数の推移

 

歯科技工を包み、高めるをコンセプトとし、全体最適を目指す『技工くん』が、これからの日本の歯科医院・歯科技工所でのマストツールになると赤司は確信しています。

『技工くん』の詳細は画像をクリック

 

 
***

 

 

人々が健康に生きる上で欠かせない口腔において、技工物は生きる力を支える必要不可欠な医療製品です。

その大切な技工物を作る歯科技工産業が崩壊の危機を迎えている現在、『技工くん』のようなサービスが多くの歯科医院と歯科技工所の作業を効率化の一助になる未来が迫っています。

この記事は、経営>医院づくり

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執筆者

WHITE CROSS編集部

WHITE CROSS編集部

臨床経験のある歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科関連企業出身者などの歯科医療従事者を中心に構成されており、 専門家の目線で多数の記事を執筆している。数多くの取材経験を通して得たネットワークをもとに、 歯科医療界の役に立つ情報を発信中。

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