この記事のポイント ・同じ品質2種類の製品展開で、患者に求められる価格帯のシステムを選択できるのが魅力。 |
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5年連続1)でインプラント体の世界販売本数第1位を誇る、オステムインプラントをご存じだろうか。80ヶ国以上の国と地域で使用され、インプラント世界シェア率TOP3に突入し、アジア・太平洋部門で1位を取得2)するなど、世界中の歯科医師にその高い品質と安全性を認められているインプラントシステムだ。
その人気の理由は、驚きの品質や安全性を保ったまま、各歯科医院の患者層に合わせて設定できる幅広い価格設定にあるのかもしれない。
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1)Dental Implants Market Analysis & Segment Forecast, 2020-2030および2021インプラントマーケット動向/販売本数分析レポートより
2)South Korea Dental Implants Market Analysis 2021-2027およびDental Implant& Final Abutment Market Growth, China, 2017-2027
知れば納得!オステムインプラントの品質と安全性
オステムインプラントは、幅広いタイプのインプラントシステムを取り扱っており、各国で承認3)を得ている。
たとえば、① 初期固定に優れたボーンレベル・インターナルタイプ・インプラントシステムや、優れた清掃性をもちインプラント周囲炎のリスクが低いティッシュレベル・インターナルタイプ・インプラントシステム、審美性に優れていながら初期固定が得られやすいボーンレベル・エクスターナルタイプ・インプラントシステム、② 骨との結合力が高い表面性状であるSA(Sand-blasted with alumina and Acid-etched)、③ 経年変化に強いプラットフォームスイッチング法であるプラットフォーム部分にくびれている形状など。
さらに、欧米人とは特性が異なるアジア人の骨格に合わせて開発するなど、オステムインプラント独自の豊富なサイズを展開している。
オステムインプラントが展開するインプラント体
これら納得感の高い機能面の特徴に加え、品質や安全性に関しては販売本数5年連続第1位という実績が物語っているだろう。
3)米国FDAの承認、EUの品質認証CE 、国際標準化機構の品質マネジメントシステムの認証(ISO9001)など
医院に合わせて設定できる価格とは?
当社のインプラントシステムは、「TS」と「ET」の2種類を主軸としている。TSは韓国釜山工場のOSSTEM,Inc.(韓国)製、ETが米国ペンシルベニア州工場の HIOSSEN,Inc.(米国)製である以外、形態の差異はあれど製品の品質や安全性に大きな違いはない。
では、どう使い分けるのか?それは、患者提供時の価格設定にある。歯科診療に高額の対価を支払うことに抵抗が少ない米国においては、ETを主軸とするHIOSSEN,Inc.のネームバリューが力を発揮し、インプラント治療に抵抗が少なく、幅広い層への対応が必要な韓国においては、TSを主軸とするOSSTEM,Inc.の安価な価格設定の需要が高まる。
つまりこれは大きな魅力で、安全性を保ちながら、先生の歯科医院の患者層にあわせたシステムの取り入れが可能ということだ。各詳細は、資料請求の上ご確認いただきたい。
さらに詳しく!システムの特長をご紹介
① 初期固定に優れたインプラント体
インプラント体は、結合様式の異なる3種類のインプラントシステムを確立(図1)。表面処理は、「RBM Surface(Resorbables Blast Media)」→「SA Surface(Sand blasted with alumina and Acid etched)」→ 「HA Surface(Hydroxyapatite coating)」→「NH Surface(Nano-Hydroxyapatite with an SA surface)」へと進化させてきた。
図1 インプラント体とアバットメントとの結合様式が異なる代表的な3種類のインプラントシステム。左から、① TS System(骨レベル・内側結合/ET Systemと同様) 、② SS System(歯肉レベル・内側結合)、③ US System(骨レベル・外側結合)。
日本法人は、TS SA、TS HA、SS SA、US SA、TS SA3.0、TS SA ExtraShort、MS SA、HIOSSEN,Inc.(米国)製のETⅢ SA、ETⅣ SA、ETⅢ・Ⅳ NH を導入している。
図2 TS系(骨レベル・内側結合/ET Systemと同様) 各種インプラント体
② 世界初の乾燥式親水性表面「NH」
オステムインプラント骨科学研究所では、2013年に世界初4)となる乾燥式親水性表面「NH」技術を開発・搭載した。この技術は、SAとHA表面処理技術の長所のみを集約したもので、インプラントを溶液に保管しなくても優秀な血液の濡れ性を維持しながら骨を早く形成する表面技術。
骨科学研究所は、体内吸収が可能で人の骨と同じ結晶化度を持つ無機物成分の燐灰石を、10nm以下というナノ単位でSA表面に薄くコーティングした。その結果、骨癒着性能がSA表面に対し30%以上向上し、HAコーティングで断続的に発生するコーティング膜の剥離問題も解決した5)。
このNHの超親水性表面と優れた新生骨形成促進機能によって、硬い骨質の患者はもちろん弱い骨質の患者に対しても、インプラント手術の高い成功率が期待されている。
図3 「NH」=Nano Hydroxyapatite のイメージ
4)特許第5757943号:網状又は島状の低結晶水酸化アパタイトでコーティングされたインプラント及びそのコーティング方法。特許第6383738号:インプラントの表面処理方法。
③ 上部アバットメント&コンポーネント
オステムは豊富なインプラントシステムを提供している。
図4 TS Systemのアバットメントとコンポーネント
④ オステム独自のサージカルガイド「OneGuide®︎システム」
「OneGuide」はデジタルシミュレーションにより患者に固有な「One Guideテンプレート」を作製し、装着して手術を行うサージカルガイドシステムであり、正確かつ安全なインプラント治療を可能とする(図5)。
図5 OneGuide システムの流れ
<OneGuideを使用する手術用キット>
OneGuideキット
TS・ETⅢ埋入専用ドリルなどの構成品からなる(図6)。
図6 OneGuideキット
OneCAS キット
上顎洞粘膜挙上術用のドリルなどの構成品からなる。
図7 OneCAS キット
One485キット
ショートインプラントの埋入専用ドリルなどの構成品からなる(図8)。
図8 One485キット
OneMS キット
直径が細い暫間用インプラント「MS SAインプラント」(2021年、右図)等の骨幅が狭い部位への埋入専用ドリルの構成品からなる(図9)。
図9 OneMS キット
⑤ 非吸収性骨再生用材料 OssBuilder®︎ TSシステム
2018年には、非吸収性骨再生用材料として OssBuilder®︎ TSシステムの販売を開始。欠損した歯槽骨や顎骨に対するGBR法と組合わせて骨補填材を充填した患部を被覆し、骨組織の再生を図るスペースを確保する目的で使用される(図10)。
図10 非吸収性骨再生用材料 OssBuilder®︎ TSシステムの使用イメージ
⑥ オステム独自の骨補填材 A-Oss®︎
2020年にはオステム独自の骨補填材 A-Oss®︎ が承認されている。主成分は骨の成分であるハイドロキシアパタイト(HA)で、ヒト海綿骨と同様に、大孔や微小孔を多数有した多孔質体である、ウシ骨(大腿骨)に脱タンパク・ウイルス不活化処理して製された。
GTR法では、本品表面の微小構造が骨芽細胞付着のために適した環境を提供し、多孔性構造が末梢血管の成長や骨堆積のための十分なスペースとなることで、骨の再形成が促される(図11)。
図11 オステム A-OSS®︎の使用イメージ
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ソウルにGlobal hub、釜山と米国ペンシルベニア州に製造工場を有するOSSTEM IMPLANT Co., Ltd. の現地法人数は、32ヶ国36拠点。2006年に第1期海外法人として登録された日本法人である株式会社OSSTEM JAPANは主要拠点の一つとして注目され、日本でも市場シェアを着実に伸ばしている。
インプラントの王道をすべて搭載し、我々アジア人への幅広い対応力も誇るオステムインプラントは、インプラントの研究と共にユニットチェアやCBCTなど歯科臨床に使用される様々な歯科用機器の開発にも全力で取り組んでいるGlobal Total Dental Solutions Providerとして活躍している。
歯科医師であれば一度手に取って確認してみたくなるインプラント製品ではないだろうか。
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