・日本最大の単独型臨床研修施設である「ワタナベ歯科医院」で働く若手歯科医師が伸びる秘訣は? ・実力のある歯科医師だけが、高収入を得ることができる時代に必要な教育プログラムとは? |
ワタナベ歯科医院は、日本最大の単独型臨床研修施設!
横浜市都筑区中川に構えるワタナベ歯科医院は、日本最大の単独型臨床研修施設。
院長の渡部譲治先生は、実力のある歯科医師を育成するため、自ら研修医の教育を行っている。
今回は、そんなワタナベ歯科医院で働く若手歯科医師にインタビュー。“実力のある歯科医師になるためにここに入社した”と語る彼らに、ワタナベ歯科の若手が伸びる秘訣を伺った。
デキる勤務医2名にインタビュー!なぜワタナベ歯科を選んだの?
今回、インタビューを行ったのは、卒後4年目の小口典輝先生(写真左)と卒後3年目の保井雄樹先生(写真右)。“とにかく手を動かしたかった”と語る2人の先生。学生時代にLINEグループで研修施設の情報収集を行っており、そこでワタナベ歯科医院を見つけたという。
写真左:小口典輝先生 写真右:保井雄樹先生
ーー自己紹介と現在の業務内容を教えてください
保井雄樹先生(以下、保井先生):神奈川県出身で、九州歯科大学を卒業しました。歯科医師歴は3年目です。学生時代はサッカー部に所属していました。現在は、保険診療全般、自費や外科も含めて患者さんの症例すべてを担当しています。むずかしい症例に関しては、指導医や院長にアシストをお願いしていますが、診断やその後のフォローは自分で行います。
小口典輝先生(以下、小口先生):東京都出身で、明海大学を卒業しました。歯科医師歴は4年目です。今年から新人指導も行っています。保険診療全般はもちろん、インプラント埋入や歯周外科、特にむずかしい処置では、サイナスリフトやソケットリフトにも挑戦しています。
ーー1日の業務スケジュールを教えてください
小口先生:9時から診療なので、8時半には出勤しています。休憩時間は1.5〜2時間あります。診療時間が長く、20時半まで診療を行っていますが、カルテの記入も処置時間に含まれているので、残業時間はほとんどないですね。加えて、月に2〜3回夜間当番として22時までの急患対応があります。休日は不定休ですが、週休は2.5日あります。
ーーワタナベ歯科に応募しようと思った理由や、ここで働こうと思った理由を教えてください
保井先生:研修医のときにいただけるお給料で、1人暮らしができることが条件でした。また、1年目はもう少し遊びたいと思う先生もいると思うのですが、最初から手を動かしたいという思いがあったので、ここで働こうと思いました。
小口先生:大学病院での研修は、見学がメインですよね。私もできるだけ手を動かしたいと思っていたので、それが実現できる施設を探していました。見学の時点で、実際に研修医の先生が処置をしているところが良いと思いました。
また、研修医の1年間って義務なので、逃げられないですよね。楽することもできると思うのですが、その1年間を無駄にしたくなくて。少しでも早く一人前の歯科医師として色々なことが経験したいという思いが強かったです。
ワタナベ歯科医院 外観
ワタナベ歯科の若手が伸びる秘訣①充実した教育プログラム
ーーワタナベ歯科には、どのような教育プログラムがありますか?
保井先生:マッチングに応募し、入社する前に課題を渡されました。課題の内容は、歯のスケッチと英語論文の和訳、あとは小論文でした。小論文のテーマは、「人生でいちばん辛かったこと」でしたね。このテーマは毎年変わると思います。
研修医の頃は、歯のスケッチや抜去歯を使ったエンド治療の練習、模型での支台歯の形成、仮歯作成を行います。最終的には、研修医ノートに症例をまとめて、院長にフィードバックしてもらいます。
小口先生:次の課題は、2〜3年目に、「4歯以上の欠損補綴症例」「全顎の歯周病基本治療」「埋伏抜歯の症例発表」の3つの症例発表があります。なので、3年目までには、3つの症例は必須で経験できますし、開業医で行うほとんどの処置を網羅することができます。
ーーどのようにスキルアップしていきましたか?
保井先生:研修医の段階で担当医として保険診療を一通り経験します。最初は、4〜5年目の先生が指導医としてついているので、「この処置挑戦してみようか」など、自分の力量に合わせて判断をしてくれます。自費補綴物やインプラントのケースなどは、その都度相談できる環境ですし、研修医の時から数をこなしているので、処置のスキルは高まっていくと思います。
ですが、いちばん最初に自費補綴物の支台歯形成を行った際のフィードバックはシビアでした。うまく形成できていないと言われ、何度も繰り返しました。患者担当制なので、初めの頃は、「この処置、自分でやり切れるのか」と日々のプレッシャーは大きかったと思います。
研修医の冬には、埋伏抜歯を3〜4本、2年目の6月くらいには、自費補綴物製作に挑戦させてもらいました。患者さんのタイミングにもよるのですが、むずかしい処置を挑戦できる環境であるというのが大きいですね。診療中でなくても、仲の良い先生に症例のことを相談することはよくあります。
小口先生:自分自身の力量を超えている処置だと判断した場合には、口腔外科専門医であったり、歯周病専門医であったり、院内でその都度指導医に専門的な処置だけをお願いすることができます。担当患者制なので、依頼した処置以外はもちろん自分が行います。このような日々の積み重ねで、自然とスキルアップすることができます。私は、3年目でインプラント埋入ができるようになりましたね。
最初は、指導医が10〜15分で行っている処置が、自分ではすごく時間がかかってしまう上に、うまくできていないことがあり、落ち込みました。ですが、指導医の先生がアポイントを切ってアシストについてくれることもあるので、徐々に成長することができました。
ワタナベ歯科の若手が伸びる秘訣②職場環境の良さ
ーーワタナベ歯科の職場環境はどうですか?
保井先生:ワタナベ歯科に入社してすごく良いと思ったのは、アポイントの時間を自分で決められることです。慣れない処置を行う際には、アポイントの時間を多めに取ることができます。歯科医師の数が多いので、有給休暇についてもフレキシブルに調節することができます。
小口先生:3年目の1月に、自費診療などが多くなり、月収が100万円を超えました。昨年は念願のポルシェを購入することができました。自分でアポイントを決めることができるので、海外旅行にも行くことができます。実は昨日スペインから帰ってきたばかりです(笑)。
ーーワタナベ歯科の良さを、一言で表すと?
保井先生:とにかくレベルが高く、全員が勉強熱心であるところですね。将来的には、ワタナベ歯科医院よりも大きな歯科医院を経営したいです。
小口先生:一般の開業医ではあまり経験することがない、急患対応が学べるところは良いと思います。実力のある指導医の先生が多くいる充実した環境で、成長することができます。
ワタナベ歯科院長が考えるデキる若手歯科医師が育つ理由とは?
最後に、ワタナベ歯科医院の院長である渡部譲治先生に、デキる若手歯科医師が育つ理由を伺った。
まず、私自身が研修医を育成する時間を作っています。一般的には、指導医の先生がマンツーマンで教える時間を作るのはむずかしいですよね。このような時間を作り、毎年その年齢の研修医に合わせて、彼ら彼女たちを一人前にするにはどう教えればよいかを自問自答しています。
研修医の先生の中には、覚えることが多く、「どうしたら良いかわからない」と挫折することがあります。そんなときに「どうすれば良いのか」と、お互いがぶつかり合う時間や苦しんでいる時間が成長する上で大切であると考えています。
ワタナベ歯科医院院長 渡部譲治先生
また、就職先や転職先に迷う若手歯科医師に向けたメッセージも送った。
現在の歯科医師数は、団塊世代の引退後に急激に減り、将来的に歯科医師不足に陥るだろうと予測されています。そのときに生き残れるのは、“実力のある歯科医師“だけ。
30〜40代前半までは体力がある中で、ひたすたに働くことができるかもしれない。しかし先の歯科医師人生を豊かに過ごすためには、若手の内に手を動かす努力が、あなたを実力のある歯科医師に導いてくれる。どんな施設で働きたいかよく考えて行動することが大切ではないでしょうか。
ワタナベ歯科が新規採用を開始!
渡部院長の面倒見の良さや高い指導力で若手歯科医師を育成するワタナベ歯科医院が、実力をつけたい若手歯科医師の受け入れを開始。
また、単独型臨床研修施設として、定員10名の研修医も受け入れる。専用リクルートページでは、歯科医師としてのキャリアを築くためのヒントも公開されているので必見だ。
少しでも興味を持った方は採用ページをのぞいてみてはいかがだろうか。
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新年度が始まった今だからこそ読んでおきたい、新人&若手研修医や臨床研修医の「モチベーションアップ」「きちんとした歯科医師になるための心得」を学ぶ最初の一冊に最適です。
執筆者
WHITE CROSS編集部
臨床経験のある歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科関連企業出身者などの歯科医療従事者を中心に構成されており、 専門家の目線で多数の記事を執筆している。数多くの取材経験を通して得たネットワークをもとに、 歯科医療界の役に立つ情報を発信中。