もうすぐ今年も終わりですね。年末年始を有意義に過ごしたいとお考えの先生は、オンラインセミナーで学びを深めるのはいかがでしょうか?
今回は500本以上ある幅広いジャンルのセミナーの中から、おすすめセミナーを厳選してご紹介します。ぜひ、この機会に気になるセミナーをチェックしてみてください。
「Dr. Yoshi Terauchiの根管治療〜グローバルスタンダードの“Endodontics”を体得せよ!」寺内吉継先生
私の海外講演でもっとも多いのが「破折器具の除去」です。次が「MTAの根管充填」です。そして2日間講演になると「Nonsurgical retreatment」というタイトルになります。
Nonsurgical retreatmentには「破折器具の除去」や「MTAの根管充填」も含まれますが、これらのトピックスの引用元大本なっているのが、私も著者として名前を連ねさせていただいている、北米大学のエンド教科書「Endodontics Principles and Practice」、そして専門医のプログラム(大学院)で用いられている「Pathways of the Pulp」、さらに欧州で使用されている「Endodontic Advances and Evidence-Based Clinical Guidelines」です。
今回は、上記のような欧米の歯内療法専門医育成のための教科書で取り上げられている「Nonsurgical/Surgical Retreatment」をメイントピックに、外傷歯への対処方法やバイタルセラピーなど、さまざまな治療方法をエビデンスベースに紹介していきます。さらには、それらの処置方法の成功率などを比較することで、最善の治療方法を紐解き、グローバルスタンダードな治療方法を6回に分けて解説していきます。
いつも私が海外で実施しているハンズオンコースと講演の内容を日本語に翻訳し、さらにデンタルアーツアカデミーで行った外国人キーオピニオンリーダーのハンズオンコースのエッセンスを詰め込んだ内容です。
【2024年1月18日(木)20:00〜第2回配信!第1回は録画配信中!】お申し込みはこちらから
「『矯正専門開業医がもの申す』成長期の上顎前突症例、その1期治療は有益か?」大坪邦彦先生
小児の上顎前突症例、どのように診断して1期治療を開始しますか?その1期治療は患者さんに有益でしたか?
本セミナーでは、成長期の上顎前突症の機能的矯正装置による治療例を多数紹介し、開始時期や終了時期、ClassⅡdiv2症例、適用症と禁忌症、埋伏歯症例、先天欠如症例を伴う症例、装置の選択等について私見を述べたいと思います。
「Dr. 水口の『難症例の解決法』&『症例相談会!』」水口稔之先生
■ Dr. 水口の「難症例の解決法」
こんな難症例の解決法をご紹介します!
・上顎前歯部に全く骨がない症例
・究極に放置された症例とその理由とは?
・私が経験した最も難しい症例
・重度歯周病が進行した症例はどれが残るか?
■ Dr. 水口の「症例相談会!」
自身の目の前にある症例に対し、治療計画を立て、手術方法を選択する場合、自身の計画が果たして本当に正しいのか、アドバイスを得たいと考える術者は多いのではないだろうか?また、手術の結果が悪く、リカバリーをする場合においては、「なぜ失敗したのか?」「今後どうするのがベストなのか?」ということについて、経験豊富な術者に問いたいと考える方も多いのではないかと思われる。
演者は、日頃から低侵襲のインプラント手術を心がけ、難症例への対応において独自のさまざまなアイディアで解決している。
今回のセミナーでは、視聴者からの症例相談を受け付け、3つの症例に対し、セミナー内で詳しく回答する。また、時間の関係上、セミナー内で回答できない場合は、すべての症例に対し、後日メールにてアドバイスを行いたいと考えている。
今回の試みによって、多くの先生方の臨床のヒントになることを願う。
「基礎から疑う小児歯科&も~っと教えて!翔先生!授乳、離乳、BLW」山田翔先生
■ 基礎から疑う小児歯科
・授乳は反射なのか?
・乳児嚥下とは?
・舌小帯のイマ、固いものが顎を育てる?
・小児歯科の基礎とされる
「常識」を再度検証する内容です!
■ も~っと教えて!翔先生!授乳、離乳、BLW
前回のセミナーでは、科学的根拠に基づく授乳や離乳、BLWについて日常臨床でお役立ていただける内容をお伝えしました。
今回の企画では、上記について皆さまからいただいたご意見・ご質問を中心に考察をしていきたいと思います。たくさんのご意見・ご質問をお待ちしております!
【2024年1月10日(水)20:00〜配信!】お申し込みはこちらから
「マイクロエンドのすべらない話」三橋晃先生
「何件も歯医者に行ったが、どこに行っても抜歯して義歯かインプラントしかない。」「もう半年以上、根の治療をしているのに痛みが消失しない。」「体調によって歯茎におできが出たり引いたりをもう3年ほど繰り返している」患者さんからこのような訴えを聞いたことはありませんか?これらの訴えは、マイクロスコープの力を借り、拡大視野で診断・治療をすることで解決できるかもしれません。治る歯(保存可)・治らない歯(抜歯)がちゃんと診断できるのです。
本セミナーの対象者は、マイクロスコープをすでに導入している、または導入しようと考えている先生です。
・マイクロエンドでも残せない歯は?
・自費エンドの初診時イントロダクションの実際(破折診断までの流れ)
・マイクロエンドの実力をステップアップ(うまくなりたい)
・患者さんの心に響く説明方法
・マイクロエンドのMUST BUYなツール、インストルメント、マテリアルの紹介
など、90分盛りだくさんの内容です。
マイクロエンドの世界でご自身のスキルを向上させ、手に入れた技術で患者さんを感動させてあげましょう。ぜひ、このセミナーで新たなステージへの扉を開いてみてください。
【2024年1月12日(金)20:00~配信!】お申し込みはこちらから
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WHITE CROSSでは、今後もさまざまな講師の先生をお招きし、あらゆるセミナー動画を配信していく予定です。
最近は対面によるセミナーも増えているかと思います。リアルセミナーとオンラインセミナーとでは、ともに異なるメリット・デメリットがあります。先生にはぜひ双方のメリットを享受し、その時々でより有益な学びが得られるように使い分けていただきたいです。
執筆者
WHITE CROSS編集部
臨床経験のある歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科関連企業出身者などの歯科医療従事者を中心に構成されており、 専門家の目線で多数の記事を執筆している。数多くの取材経験を通して得たネットワークをもとに、 歯科医療界の役に立つ情報を発信中。