インプラント臨床家のためのトリートメントガイドシリーズVol.4では、無歯顎患者における荷重プロトコールに焦点を当てる。最新のコンセンサスに基づき、患者の状態と要求を考慮した適切な治療計画と、実際の処置、メインテナンスをステップごとに解説する。本書ではこれまで学術的考察のなかったコンピュータによる治療計画、ガイデッドサージェリー、CAD/CAMを利用した症例を初めてケース報告に取り上げている。
■1章 イントロダクション
D. Wismeijer/(訳)勝山英明
■2章 第4回ITIコンセンサス会議議事録:インプラント歯学における荷重プロトコール
G.O. Gallucci、D. Morton、H.P. Weber、D. Wismeijer/(訳)塩田 真、高 尚
2.1 無歯顎患者における骨内インプラントの荷重プロトコールに関して推奨される臨床術式
2.1.1 用語の定義
2.2 合意声明
2.3 無歯顎患者に対するコンピュータテクノロジーとCAD/CAMに関する合意声明
2.3.1 インプラント外科におけるコンピュータテクノロジーの応用
2.3.2 インプラントにおけるコンピュータ支援設計とコンピュータ支援製造
2.4 結論
■3章 無歯顎患者における術前評価と補綴治療計画
D. Wismeijer、P. Casentini、M. Chiapasco/(訳)塩田 真、高 尚
3.1 初期診査
3.2 具体的な治療計画
3.3 インプラント補綴デザインの提案
■4章 無歯顎歯列弓に対する治療法の選択肢
P. Casentini、D. Wismeijer、M. Chiapasco/(訳)太田幹夫、伊藤明代、藤田貴久、山本茂樹、山田 了
4.1 下顎無歯顎:インプラント支持オーバーデンチャー
4.1.1 2本の連結しないインプラントとオーバーデンチャー
4.1.2 2本の連結したインプラントとオーバーデンチャー
4.1.3 4本(あるいはそれ以上の)連結したインプラントとオーバーデンチャー
4.1.4 下顎無歯顎における固定性補綴
4.1.5 4本の連結したインプラントと固定性補綴
4.1.6 5本以上の連結したインプラントと固定性補綴
4.2 上顎無歯顎
4.2.1 2本の連結または連結しないインプラントとオーバーデンチャー
4.2.2 4~6本の連結しないインプラントとオーバーデンチャー
4.2.3 4~6本の連結したインプラントとオーバーデンチャー
4.2.4 4~6本の連結インプラントとFDP(固定性歯科補綴物)
4.2.5 6ヵ所以上の分割連結インプラントとFDP(固定性歯科補綴物)
■5章 適切な荷重プロトコールの選択のためのガイドライン
G.O. Gallucci/(訳)高橋 賢、田中倫子、大須賀敬悟、渋川義宏、山田 了
5.1 無歯顎患者におけるインプラント荷重プロトコール
5.2 上顎無歯顎
5.2.1 上顎オーバーデンチャーにおける通常荷重
5.2.2 上顎オーバーデンチャーにおける早期荷重
5.2.3 上顎オーバーデンチャーにおける即時荷重
5.2.4 上顎固定性リハビリテーションにおける通常荷重
5.2.5 上顎固定性リハビリテーションにおける早期荷重
5.2.6 上顎固定性リハビリテーションにおける即時荷重
5.3 下顎無歯顎
5.3.1 下顎オーバーデンチャーにおける通常荷重
5.3.2 下顎オーバーデンチャーにおける早期荷重
5.3.3 下顎オーバーデンチャーにおける即時荷重
5.3.4 下顎固定性リハビリテーションにおける通常荷重
5.3.5 下顎固定性リハビリテーションにおける早期荷重
5.3.6 下顎固定性リハビリテーションにおける即時荷重
5.4 治療調節因子とリスクファクター
5.5 合併症のリスク
5.6 補綴治療の難易度
5.7 結論
■6章 臨床ケース報告
6.1 早期荷重と通常荷重
6.1.1 下顎に埋入された2本のインプラントへの早期荷重とリテンティブアンカーに支持されたRDP(可撤性歯科補綴物)による最終修復
A.G.T. Payne、A. Tawse-Smith、R.K. De Silva、W.J. Duncan/(訳)黒江敏史
6.1.2 下顎に埋入された2本のインプラントへの通常荷重とロケーターに支持されたRDP(可撤性歯科補綴物)による最終修復
A. Boeckler、D. Morton/(訳)黒江敏史
6.1.3 下顎に埋入された2本のインプラントへの通常荷重とバーに支持されたRDP(可撤性歯科補綴物)による最終修復
H.J.A. Meijer/(訳)黒江敏史
6.1.4 下顎に埋入された6本のインプラントへの通常荷重とフルアーチのメタルセラミックFDP(固定性歯科補綴物)による最終修復
A. Boeckler、D. Morton/(訳)吉村治範
6.1.5 段階的に埋入された8本のインプラントへの早期荷重による「治療不可の」上顎天然歯列から分割フルアーチFDP(固定性歯科補綴物)への移行
L. Cordaro/(訳)吉村治範
6.1.6 上顎に埋入された8本のインプラントへの通常荷重とフルアーチのゴールドセラミックFDP(固定性歯科補綴物)による最終修復
M. Chiapasco/(訳)吉村治範
6.2 即時荷重
6.2.1 下顎無歯顎に埋入された2本のインプラントへの即時荷重とバーに支持されたRDP(可撤性歯科補綴物)による最終修復
G.T. Stoker/(訳)中島 康
6.2.2 下顎無歯顎に埋入された4本のインプラントへの即時荷重とフルアーチメタルフレームワークのFDP(固定性歯科補綴物)による最終修復
P. Tortamano、M.S. Bello-Silva、L.O.A. Camargo/(訳)中島 康
6.2.3 傾斜埋入のコンセプトを含めた上顎における6本のインプラントへの即時荷重とフルアーチのゴールド/セラミックFDP(固定性歯科補綴物)による最終修復
P. Casentini/(訳)中島 康
6.2.4 上顎に埋入された6本のインプラントへの即時荷重とフルアーチのCAD/CAMジルコニアFPD(固定性歯科補綴物)による最終修復
P. Casentini/(訳)中島 康
6.2.5 下顎4本と上顎6本のインプラントへの即時荷重およびフルアーチメタルフレームワークとフルアーチCAD/CAMジルコニアフレームワークのFDP(固定性歯科補綴物)による最終修復
P. Casentini/(訳)林 秀一
6.2.6 上顎8本と下顎6本のインプラントへの即時荷重および3ユニットと4ユニットのFDP(固定性歯科補綴物)による最終修復
G.O. Gallucci、J.P. Bernard、U.C. Belser/(訳)林 秀一
6.2.7 デジタルプランニングとガイデッドサージェリーを駆使した下顎6本と上顎6本のインプラントへの即時荷重およびフルアーチCAD/CAMメタルフレームワークのFDP(固定性歯科補綴物)による最終修復
A. Tahmaseb、R. De Clerck、D. Wismeijer/(訳)林 秀一
■7章 無歯顎患者におけるインプラント補綴修復後の合併症
P. Casentini、D. Wismeijer、M. Chiapasco、G.O. Gallucci/(訳)船越栄次、山下素史、柴戸和夏穂、石川悠子、堀田慎一郎、武井宣暁、笹田雄也、高尾康祐
7.1 軟組織の合併症
(訳)船越栄次、山下素史
7.2 メインテナンスに関する事項
(訳)船越栄次、柴戸和夏穂
7.3 維持機構の失敗
(訳)船越栄次、石川悠子
7.4 補綴物の破損
(訳)船越栄次、堀田慎一郎
7.5 インプラント周囲炎による骨喪失
(訳)船越栄次、武井宣暁
7.6 過重負担あるいはパッシブフィットの欠如による骨喪失
(訳)船越栄次、笹田雄也
7.7 インプラントの破折
(訳)船越栄次、高尾康祐
7.8 不適切な治療計画による合併症
(訳)船越栄次、高尾康祐
■8章 結論
D. Wismeijer、G.O. Gallucci/(訳)船越栄次、山下素史、柴戸和夏穂、石川悠子、堀田慎一郎、武井宣暁、笹田雄也、高尾康祐
8.1 第4回ITIコンセンサス会議議事録
(訳)船越栄次、山下素史、柴戸和夏穂
8.2 患者に対する考慮
(訳)船越栄次、石川悠子、堀田慎一郎
8.3 治療難易度―SAC分類
(訳)船越栄次、武井宣暁、笹田雄也
8.4 将来的展望
(訳)船越栄次、高尾康祐
■9章 引用/参考文献
■巻末付録
■1章 イントロダクション
D. Wismeijer/(訳)勝山英明
■2章 第4回ITIコンセンサス会議議事録:インプラント歯学における荷重プロトコール
G.O. Gallucci、D. Morton、H.P. Weber、D. Wismeijer/(訳)塩田 真、高 尚
2.1 無歯顎患者における骨内インプラントの荷重プロトコールに関して推奨される臨床術式
2.1.1 用語の定義
2.2 合意声明
2.3 無歯顎患者に対するコンピュータテクノロジーとCAD/CAMに関する合意声明
2.3.1 インプラント外科におけるコンピュータテクノロジーの応用
2.3.2 インプラントにおけるコンピュータ支援設計とコンピュータ支援製造
2.4 結論
■3章 無歯顎患者における術前評価と補綴治療計画
D. Wismeijer、P. Casentini、M. Chiapasco/(訳)塩田 真、高 尚
3.1 初期診査
3.2 具体的な治療計画
3.3 インプラント補綴デザインの提案
■4章 無歯顎歯列弓に対する治療法の選択肢
P. Casentini、D. Wismeijer、M. Chiapasco/(訳)太田幹夫、伊藤明代、藤田貴久、山本茂樹、山田 了
4.1 下顎無歯顎:インプラント支持オーバーデンチャー
4.1.1 2本の連結しないインプラントとオーバーデンチャー
4.1.2 2本の連結したインプラントとオーバーデンチャー
4.1.3 4本(あるいはそれ以上の)連結したインプラントとオーバーデンチャー
4.1.4 下顎無歯顎における固定性補綴
4.1.5 4本の連結したインプラントと固定性補綴
4.1.6 5本以上の連結したインプラントと固定性補綴
4.2 上顎無歯顎
4.2.1 2本の連結または連結しないインプラントとオーバーデンチャー
4.2.2 4~6本の連結しないインプラントとオーバーデンチャー
4.2.3 4~6本の連結したインプラントとオーバーデンチャー
4.2.4 4~6本の連結インプラントとFDP(固定性歯科補綴物)
4.2.5 6ヵ所以上の分割連結インプラントとFDP(固定性歯科補綴物)
■5章 適切な荷重プロトコールの選択のためのガイドライン
G.O. Gallucci/(訳)高橋 賢、田中倫子、大須賀敬悟、渋川義宏、山田 了
5.1 無歯顎患者におけるインプラント荷重プロトコール
5.2 上顎無歯顎
5.2.1 上顎オーバーデンチャーにおける通常荷重
5.2.2 上顎オーバーデンチャーにおける早期荷重
5.2.3 上顎オーバーデンチャーにおける即時荷重
5.2.4 上顎固定性リハビリテーションにおける通常荷重
5.2.5 上顎固定性リハビリテーションにおける早期荷重
5.2.6 上顎固定性リハビリテーションにおける即時荷重
5.3 下顎無歯顎
5.3.1 下顎オーバーデンチャーにおける通常荷重
5.3.2 下顎オーバーデンチャーにおける早期荷重
5.3.3 下顎オーバーデンチャーにおける即時荷重
5.3.4 下顎固定性リハビリテーションにおける通常荷重
5.3.5 下顎固定性リハビリテーションにおける早期荷重
5.3.6 下顎固定性リハビリテーションにおける即時荷重
5.4 治療調節因子とリスクファクター
5.5 合併症のリスク
5.6 補綴治療の難易度
5.7 結論
■6章 臨床ケース報告
6.1 早期荷重と通常荷重
6.1.1 下顎に埋入された2本のインプラントへの早期荷重とリテンティブアンカーに支持されたRDP(可撤性歯科補綴物)による最終修復
A.G.T. Payne、A. Tawse-Smith、R.K. De Silva、W.J. Duncan/(訳)黒江敏史
6.1.2 下顎に埋入された2本のインプラントへの通常荷重とロケーターに支持されたRDP(可撤性歯科補綴物)による最終修復
A. Boeckler、D. Morton/(訳)黒江敏史
6.1.3 下顎に埋入された2本のインプラントへの通常荷重とバーに支持されたRDP(可撤性歯科補綴物)による最終修復
H.J.A. Meijer/(訳)黒江敏史
6.1.4 下顎に埋入された6本のインプラントへの通常荷重とフルアーチのメタルセラミックFDP(固定性歯科補綴物)による最終修復
A. Boeckler、D. Morton/(訳)吉村治範
6.1.5 段階的に埋入された8本のインプラントへの早期荷重による「治療不可の」上顎天然歯列から分割フルアーチFDP(固定性歯科補綴物)への移行
L. Cordaro/(訳)吉村治範
6.1.6 上顎に埋入された8本のインプラントへの通常荷重とフルアーチのゴールドセラミックFDP(固定性歯科補綴物)による最終修復
M. Chiapasco/(訳)吉村治範
6.2 即時荷重
6.2.1 下顎無歯顎に埋入された2本のインプラントへの即時荷重とバーに支持されたRDP(可撤性歯科補綴物)による最終修復
G.T. Stoker/(訳)中島 康
6.2.2 下顎無歯顎に埋入された4本のインプラントへの即時荷重とフルアーチメタルフレームワークのFDP(固定性歯科補綴物)による最終修復
P. Tortamano、M.S. Bello-Silva、L.O.A. Camargo/(訳)中島 康
6.2.3 傾斜埋入のコンセプトを含めた上顎における6本のインプラントへの即時荷重とフルアーチのゴールド/セラミックFDP(固定性歯科補綴物)による最終修復
P. Casentini/(訳)中島 康
6.2.4 上顎に埋入された6本のインプラントへの即時荷重とフルアーチのCAD/CAMジルコニアFPD(固定性歯科補綴物)による最終修復
P. Casentini/(訳)中島 康
6.2.5 下顎4本と上顎6本のインプラントへの即時荷重およびフルアーチメタルフレームワークとフルアーチCAD/CAMジルコニアフレームワークのFDP(固定性歯科補綴物)による最終修復
P. Casentini/(訳)林 秀一
6.2.6 上顎8本と下顎6本のインプラントへの即時荷重および3ユニットと4ユニットのFDP(固定性歯科補綴物)による最終修復
G.O. Gallucci、J.P. Bernard、U.C. Belser/(訳)林 秀一
6.2.7 デジタルプランニングとガイデッドサージェリーを駆使した下顎6本と上顎6本のインプラントへの即時荷重およびフルアーチCAD/CAMメタルフレームワークのFDP(固定性歯科補綴物)による最終修復
A. Tahmaseb、R. De Clerck、D. Wismeijer/(訳)林 秀一
■7章 無歯顎患者におけるインプラント補綴修復後の合併症
P. Casentini、D. Wismeijer、M. Chiapasco、G.O. Gallucci/(訳)船越栄次、山下素史、柴戸和夏穂、石川悠子、堀田慎一郎、武井宣暁、笹田雄也、高尾康祐
7.1 軟組織の合併症
(訳)船越栄次、山下素史
7.2 メインテナンスに関する事項
(訳)船越栄次、柴戸和夏穂
7.3 維持機構の失敗
(訳)船越栄次、石川悠子
7.4 補綴物の破損
(訳)船越栄次、堀田慎一郎
7.5 インプラント周囲炎による骨喪失
(訳)船越栄次、武井宣暁
7.6 過重負担あるいはパッシブフィットの欠如による骨喪失
(訳)船越栄次、笹田雄也
7.7 インプラントの破折
(訳)船越栄次、高尾康祐
7.8 不適切な治療計画による合併症
(訳)船越栄次、高尾康祐
■8章 結論
D. Wismeijer、G.O. Gallucci/(訳)船越栄次、山下素史、柴戸和夏穂、石川悠子、堀田慎一郎、武井宣暁、笹田雄也、高尾康祐
8.1 第4回ITIコンセンサス会議議事録
(訳)船越栄次、山下素史、柴戸和夏穂
8.2 患者に対する考慮
(訳)船越栄次、石川悠子、堀田慎一郎
8.3 治療難易度―SAC分類
(訳)船越栄次、武井宣暁、笹田雄也
8.4 将来的展望
(訳)船越栄次、高尾康祐
■9章 引用/参考文献
■巻末付録
ITI Treatment Guide Volume 4 インプラント歯学における荷重プロトコール
無歯顎患者
-
著者
D. Wismeijer
D. Buser
U. Belser
船越 英次 -
出版社
クインテッセンス出版
-
ページ
248ページ
-
サイズ
A4判変型
-
ISBN
978-4781201719
-
価格
13,200円(税込)