インプラント臨床家のためのトリートメントガイドシリーズVol. 7では、歯槽堤増生術にスポットを当てる。本書は2008年のコンセンサスと最新の文献レビューに基づき、歯槽堤増生に利用されるテクニックや骨採取法を詳説。そしてさまざまな程度の骨萎縮に対する自家骨や移植材料を用いた上顎洞底挙上術、GBR法などについて12の臨床ケースで示す。エビデンスに基づいた適切なリハビリテーションを実現させるための実際的な指針となる一冊。
1章 イントロダクション
H. Terheyden、L. Cordaro/(訳)中村留理子、勝山英明
2章 歯槽堤増生術の合意声明と文献レビュー
(訳)塩田 真、今 一裕
2.1 2008年コンセンサス会議において策定された合意声明と治療ガイドライン
2.1.1 合意声明
2.1.2 治療ガイドライン
2.1.3 治療結果
2.2 文献レビュー
L. Cordaro
2.2.1 選択された研究
2.2.2 部分欠損患者
2.2.3 無歯顎患者
2.3 システマティックレビューの引用文献
3章 術前評価と計画
L. Cordaro/(訳)塩田 真、三田 稔
3.1 解剖
3.1.1 インプラント埋入における骨質と骨量
3.1.2 無歯顎の上下顎における骨吸収のパターン
3.1.3 隣在歯の骨の状況
3.1.4 隣在歯の歯周組織の評価
3.1.5 解剖学的限界とリスク
3.2 医学的既往歴
3.2.1 外科処置と補綴処置の成功を阻害するリスクファクター
3.2.2 医学的合併症のリスクが高い全身状態
3.3 臨床検査とプランニング用器材
3.3.1 研究用模型と診断用ワックスアップ
3.3.2 X線検査と計画
3.4 段階的再建に代わる方法
3.4.1 歯の欠損様式と骨欠損のタイプ
4章 歯槽堤増生法
H. Terheyden、L. Cordaro/(訳)黒嶋伸一郎、澤瀬 隆
4.1 GBR法の原理
4.2 歯槽堤増生のためのフラップデザインと外科手術のアクセス
4.3 自家骨ブロック移植の治癒
4.4 口腔内からの自家骨採取
4.4.1 下顎枝からの骨採取
4.4.2 下顎前歯部(オトガイ部)からの骨採取
4.5 口腔外からの自家骨採取
4.5.1 腸骨移植
4.5.2 頭蓋骨
4.5.3 その他の口腔外領域
4.6 骨量と骨質
4.7 生体材料:骨補填材とメンブレンの選択
4.8 混合移植骨
4.9 プレートおよびスクリューを用いたブロック骨の固定
4.10 移植骨の早期における吸収防止
4.11 同時骨増生法と段階的骨増生法
4.12 審美領域における歯槽堤増生のための外科的治療計画
4.13 増生プロトコール
4.13.1 裂開型骨欠損と開窓
4.13.2 水平的な歯槽堤増生を行うためのオンレーグラフト(段階的骨増生)
4.13.3 水平的な歯槽堤増生を行うためのリッジスプリッティング
4.13.4 垂直的歯槽堤増生術
4.13.5 垂直的増生を行うためのシェルテクニック
4.13.6 垂直的増生のためのインターポジショナルグラフト
4.13.7 垂直的・水平的歯槽堤増生を行うための回転インターポジショナルグラフト
4.13.8 上顎に垂直的歯槽堤増生を行うためのインターポジショナルグラフト(Le FortⅠ型)
4.14 適切な増生プロトコール選択のためのガイドライン
4.15 創部の感染防止と抗生剤
4.16 投薬と術後のケア
4.17 暫間補綴装置
5章 骨増生部位におけるインプラント埋入および治療結果
H. Terheyden、L. Cordaro/(訳)塩田 真、今北千春
5.1 骨増生部位におけるインプラント埋入
5.1.1 ブロック骨やGBR法による骨再建の治癒期間
5.1.2 リエントリー手術と骨接合器具の除去
5.2 インプラント埋入後の治療結果
5.2.1 インプラント残存率
5.2.2 材料と術式による増生効果の違い
5.2.3 材料と手技の違いによる合併症発生率
6章 臨床ケース報告
6.1 自家骨ブロック移植と骨誘導再生法(GBR法)を用いた
上顎前歯部の水平的増生
D. Buser、U. Belser/(訳)小林茉莉
6.2 単独歯欠損補綴のために顆粒状他家骨移植材を使用した
段階法骨誘導再生法(GBR法)
E. Lewis、F. Lozano/(訳)北條正秋
6.3 審美領域における単独歯欠損部の垂直的骨増生に顆粒状自家骨移植と
チタン強化型e-PTFEメンブレンを用いた骨誘導再生法(GBR法)
P. Casentini/(訳)新村昌弘
6.4 下顎臼歯部における水平的歯槽堤増生術のための
自家骨ブロック移植と骨誘導再生法(GBR法)
D. Buser、B. Schmid/(訳)月岡庸之
6.5 上顎無歯顎に対する腸骨稜からの自家骨移植を用いた
前歯部ブロック移植と両側上顎洞底挙上術
W. D. Polido、P. E. Pittas do Canto/(訳)小川雅子
6.6 自動車事故後の、固定性補綴を行うための歯槽堤保存術とインプラント埋入
M. Roccuzzo/(訳)林 秀一
6.7 重度歯周病の部分欠損患者における、上顎の水平的、垂直的増生を目的とした
シェルテクニック
Luca Cordaro/(訳)笹田雄也、船越栄次
6.8 非症候性部分無歯症治療における、腸骨移植による水平的増生
D. Weingart/(訳)柴戸和夏穂、船越栄次
6.9 ピエゾエレクトリックデバイスを用いたブロック骨移植による
固定性インプラント補綴のための両側性水平的歯槽堤増生
Y.-D. Kwon/(訳)周藤 巧、船越栄次
6.10 重度の吸収を認める上顎無歯顎への腸骨・頭蓋冠ブロックのオンレーグラフト
M. Chiapasco、P. Casentini/(訳)石川悠子、高尾康祐、船越栄次
6.11 上顎前歯部の垂直的・水平的間隙への腸骨稜ブロック移植
W. D. Polido、J. E. Roehe Neto/(訳)高尾康祐、日高祥吾、船越栄次
6.12 重度歯周炎治療後の顎顔面再建のための
Le Fort Ⅰ型インターポジショナルグラフトと下顎サンドウィッチ骨切り術
H. Terheyden/(訳)武井宣暁、船越栄次
7章 合併症の管理
H. Terheyden/(訳)柴戸和夏穂、船越栄次
8章 結論
L. Cordaro、H. Terheyden/(訳)高尾康祐、船越栄次
9章 参考文献
1章 イントロダクション
H. Terheyden、L. Cordaro/(訳)中村留理子、勝山英明
2章 歯槽堤増生術の合意声明と文献レビュー
(訳)塩田 真、今 一裕
2.1 2008年コンセンサス会議において策定された合意声明と治療ガイドライン
2.1.1 合意声明
2.1.2 治療ガイドライン
2.1.3 治療結果
2.2 文献レビュー
L. Cordaro
2.2.1 選択された研究
2.2.2 部分欠損患者
2.2.3 無歯顎患者
2.3 システマティックレビューの引用文献
3章 術前評価と計画
L. Cordaro/(訳)塩田 真、三田 稔
3.1 解剖
3.1.1 インプラント埋入における骨質と骨量
3.1.2 無歯顎の上下顎における骨吸収のパターン
3.1.3 隣在歯の骨の状況
3.1.4 隣在歯の歯周組織の評価
3.1.5 解剖学的限界とリスク
3.2 医学的既往歴
3.2.1 外科処置と補綴処置の成功を阻害するリスクファクター
3.2.2 医学的合併症のリスクが高い全身状態
3.3 臨床検査とプランニング用器材
3.3.1 研究用模型と診断用ワックスアップ
3.3.2 X線検査と計画
3.4 段階的再建に代わる方法
3.4.1 歯の欠損様式と骨欠損のタイプ
4章 歯槽堤増生法
H. Terheyden、L. Cordaro/(訳)黒嶋伸一郎、澤瀬 隆
4.1 GBR法の原理
4.2 歯槽堤増生のためのフラップデザインと外科手術のアクセス
4.3 自家骨ブロック移植の治癒
4.4 口腔内からの自家骨採取
4.4.1 下顎枝からの骨採取
4.4.2 下顎前歯部(オトガイ部)からの骨採取
4.5 口腔外からの自家骨採取
4.5.1 腸骨移植
4.5.2 頭蓋骨
4.5.3 その他の口腔外領域
4.6 骨量と骨質
4.7 生体材料:骨補填材とメンブレンの選択
4.8 混合移植骨
4.9 プレートおよびスクリューを用いたブロック骨の固定
4.10 移植骨の早期における吸収防止
4.11 同時骨増生法と段階的骨増生法
4.12 審美領域における歯槽堤増生のための外科的治療計画
4.13 増生プロトコール
4.13.1 裂開型骨欠損と開窓
4.13.2 水平的な歯槽堤増生を行うためのオンレーグラフト(段階的骨増生)
4.13.3 水平的な歯槽堤増生を行うためのリッジスプリッティング
4.13.4 垂直的歯槽堤増生術
4.13.5 垂直的増生を行うためのシェルテクニック
4.13.6 垂直的増生のためのインターポジショナルグラフト
4.13.7 垂直的・水平的歯槽堤増生を行うための回転インターポジショナルグラフト
4.13.8 上顎に垂直的歯槽堤増生を行うためのインターポジショナルグラフト(Le FortⅠ型)
4.14 適切な増生プロトコール選択のためのガイドライン
4.15 創部の感染防止と抗生剤
4.16 投薬と術後のケア
4.17 暫間補綴装置
5章 骨増生部位におけるインプラント埋入および治療結果
H. Terheyden、L. Cordaro/(訳)塩田 真、今北千春
5.1 骨増生部位におけるインプラント埋入
5.1.1 ブロック骨やGBR法による骨再建の治癒期間
5.1.2 リエントリー手術と骨接合器具の除去
5.2 インプラント埋入後の治療結果
5.2.1 インプラント残存率
5.2.2 材料と術式による増生効果の違い
5.2.3 材料と手技の違いによる合併症発生率
6章 臨床ケース報告
6.1 自家骨ブロック移植と骨誘導再生法(GBR法)を用いた
上顎前歯部の水平的増生
D. Buser、U. Belser/(訳)小林茉莉
6.2 単独歯欠損補綴のために顆粒状他家骨移植材を使用した
段階法骨誘導再生法(GBR法)
E. Lewis、F. Lozano/(訳)北條正秋
6.3 審美領域における単独歯欠損部の垂直的骨増生に顆粒状自家骨移植と
チタン強化型e-PTFEメンブレンを用いた骨誘導再生法(GBR法)
P. Casentini/(訳)新村昌弘
6.4 下顎臼歯部における水平的歯槽堤増生術のための
自家骨ブロック移植と骨誘導再生法(GBR法)
D. Buser、B. Schmid/(訳)月岡庸之
6.5 上顎無歯顎に対する腸骨稜からの自家骨移植を用いた
前歯部ブロック移植と両側上顎洞底挙上術
W. D. Polido、P. E. Pittas do Canto/(訳)小川雅子
6.6 自動車事故後の、固定性補綴を行うための歯槽堤保存術とインプラント埋入
M. Roccuzzo/(訳)林 秀一
6.7 重度歯周病の部分欠損患者における、上顎の水平的、垂直的増生を目的とした
シェルテクニック
Luca Cordaro/(訳)笹田雄也、船越栄次
6.8 非症候性部分無歯症治療における、腸骨移植による水平的増生
D. Weingart/(訳)柴戸和夏穂、船越栄次
6.9 ピエゾエレクトリックデバイスを用いたブロック骨移植による
固定性インプラント補綴のための両側性水平的歯槽堤増生
Y.-D. Kwon/(訳)周藤 巧、船越栄次
6.10 重度の吸収を認める上顎無歯顎への腸骨・頭蓋冠ブロックのオンレーグラフト
M. Chiapasco、P. Casentini/(訳)石川悠子、高尾康祐、船越栄次
6.11 上顎前歯部の垂直的・水平的間隙への腸骨稜ブロック移植
W. D. Polido、J. E. Roehe Neto/(訳)高尾康祐、日高祥吾、船越栄次
6.12 重度歯周炎治療後の顎顔面再建のための
Le Fort Ⅰ型インターポジショナルグラフトと下顎サンドウィッチ骨切り術
H. Terheyden/(訳)武井宣暁、船越栄次
7章 合併症の管理
H. Terheyden/(訳)柴戸和夏穂、船越栄次
8章 結論
L. Cordaro、H. Terheyden/(訳)高尾康祐、船越栄次
9章 参考文献
ITI Treatment Guide Volume 7 インプラント患者への歯槽堤増生術
段階的アプローチ
-
著者
D. Buser
D. Wismeijer
黒江 敏史
勝山 英明
船越 栄次 -
出版社
クインテッセンス出版
-
ページ
232ページ
-
サイズ
A4判変型
-
ISBN
978-4781203959
-
価格
13,200円(税込)