あなたは歯科・医療関係者ですか?

WHITE CROSSは、歯科・医療現場で働く方を対象に、良質な歯科医療情報の提供を目的とした会員制サイトです。

歯内療法 失敗回避のためのポイント47

歯内療法 失敗回避のためのポイント47の画像です
失敗回避のための47のポイントを押さえて、「どうしても治らない」といった悩みを解決!!<BR> 何度も治療を行っても、患者の疼痛、違和感が消えないなど歯科医師にとって歯内療法は悩み深い治療です。今の自分の術式を見直したい、もっと良い術式はないのか、治らない原因を知りたい。本書は診断編で17ポイント、治療編で22ポイント、外科的歯内療法編では8ポイント、合計47のポイントを取り上げ、失敗を避ける要点や今まで気づかなかった、わからなかった歯内療法の問題に対する解決法を示しています。
序文
著者略歴
歯内療法を考える

第1部 診断編(DiagnosticEdition)

DiagnosticEdition1
歯内療法学の過去、現在、未来
I.歯内療法学のドグマ
II.歯内疾患の病因論のパラダイム・シフト
III.細菌検査の意義を考える
IV.根管内の細菌量と検査
V.細菌検査の臨床的位置づけ

DiagnosticEdition2
「歯を診て人を診ず」にならないための治療方針
I.治療計画を立案する際の原則
II.治療方針の決定

DiagnosticEdition3
一口腔単位の治療方針の決定と実際の治療
I.一口腔単位の治療方針の決定
II.実際の症例
III.実際の治療方針
IV.実際の治療
V.予後

DiagnosticEdition4
患者への説明は「言語」と「感覚」をフル活用する
I.患者のモチベーションとは
II.「触覚」を利用したTBI
III.予防のパラドックス

DiagnosticEdition5
歯内療法学のEBMとNBMの接点を探ろう
I.EBMとは何か
II.NBMから得られるもの

DiagnosticEdition6
患歯のリスクをどう解釈するか
I.リスクと予後を考える
II.患歯のリスク度から予後を予測する
III.リスク評価する項目と解釈
IV.患歯ごとのリスク評価

DiagnosticEdition7
根尖性歯周炎のリスク指標を考える
I.リスク指標に関する諸説
II.実際のハイリスク症例

DiagnosticEdition8
X線写真の限界を知り読影力を向上させる
I.X線写真読影の限界
II.実際の症例でも異なる根管数
III.読影力向上のためのポイント
IV.歯根破折のX線写真鑑別
V.根管系の形態学

DiagnosticEdition9
三次元画像診断を行う前に知っておきたいこと
I.歯科用CTの特徴
II.被爆線量
III.有用性
IV.デンタルX線写真と三次元CT画像の比較
V.歯科用CTによるX線不透過像の診断
VI.購入への課題

DiagnosticEdition10
術野の拡大とともに肉眼での手技向上を目指す
I.拡大鏡とマイクロスコープ
II.肉眼下での手技の向上

DiagnosticEdition11
どのように歯髄の診断と歯痛の解釈をするか
I.歯髄の診断法と信頼性
II.経過観察か,断髄か,抜髄か
III.生活歯の「歯痛」の解釈
IV.自発痛と打診痛の信頼度
V.自発痛の解釈
VI.打診痛の解釈

DiagnosticEdition12
歯髄保存をあきらめる指標とは
I.歯髄保存の可否
II.不可逆性歯髄炎と診断した症例
III.直接覆髄後に歯髄が失活した症例

DiagnosticEdition13
可逆性歯髄炎と不可逆性歯髄炎の診断を考える
I.歯髄炎の診断
II.可逆性歯髄炎の症状
III.不可逆性歯髄炎の症状
IV.可逆性歯髄炎と不可逆性歯髄炎の分岐点
V.歯髄炎は複数の指標から診断する

DiagnosticEdition14
歯髄炎や歯科疾患以外の原因で起きる歯痛
I.咬合が関与する歯痛
II.破折歯症候群
III.中心位病
IV.非歯原性疼痛
V.実際の診断と治療
VI.帯状疱疹による歯痛

DiagnosticEdition15
咬合が原因の歯内疾患を考える
I.咬合異常を見極める
II.睡眠時ブラキシズム
III.咬耗の診査
IV.ブラキサーの症例

DiagnosticEdition16
歯周ポケット内細菌による歯髄炎発症の可能性は
I.上行性歯髄炎
II.歯内-歯周複合病変

DiagnosticEdition17
根尖性歯周炎と難治性根尖性歯周炎の症状と治療方針を考える
I.根尖性歯周炎の症状
II.根尖性歯周炎の慢性症状
III.難治性根尖性歯周炎の症状
IV.根管治療から外科的歯内療法へ

第2部 治療編(ClinicalEdition)

ClinicalEdition1
歯内療法における基本姿勢
I.根管治療の原則
II.ルート・プレーニングの感覚
III.根管拡大の感覚

ClinicalEdition2
急患が来院したら
I.救急治療時の適切な診断と治療法
II.痛みの原因は末梢か中枢かの判断
III.根管開放はしない
IV.歯性上顎洞炎を起こした症例

ClinicalEdition3
う蝕除去時に露髄したら直接覆髄を行う
I.軟化象牙質の除去
II.直接覆髄を行った症例1
III.直接覆髄を行った症例2
IV.直接覆髄を行った症例3

ClinicalEdition4
ラバーダム防湿は必要か、無菌的処置とは何か
I.ラバーダム防湿の意義
II.歯内療法におけるラバーダム防湿の位置づけ
III.ラバーダム防湿の長所
IV.仮封時の微小漏洩による細菌感染
V.感染を考慮した複根管歯の治療とファイルの滅菌

ClinicalEdition5
麻酔薬の量はどのくらい、またどの部位にどう打てば良いか
I.浸潤麻酔
II.歯根膜内注射,髄腔内注射,骨内注射を行う場合
III.麻酔が効かないときに考えること

ClinicalEdition6
ラポールの形成と無痛治療
I.痛みは主観的なもの
II.ストレスがかかわる疾患
III.歯科恐怖症

ClinicalEdition7
ファイルのしなりを生かすため咬頭は削らない
I.作業長と咬頭との関係
II.ファイルのしなりを生かす
III.指先の感覚を生かす
IV.根管口と穿通部を間違えない

ClinicalEdition8
作業長が徐々に短くなるのはなぜか
I.作業長は変わらない
II.ストッパーの安定性を確認する
III.作業長の測定
IV.根管は湿潤して拡大する

ClinicalEdition9
根管拡大・形成の進め方とファイルの選択
I.根管の三次元的弯曲に合わせた根管拡大
II.根管形成のコツ
III.根管形成法の歴史
IV.ファイルの選択
V.ファイル操作
VI.アピカルシート形成の意義と注意点
VII.再帰ファイリング

ClinicalEdition10
器械的清掃の手順と限界(弯曲根管、石灰化、側枝)
I.器械的清掃
II.弯曲根管
III.石灰化した狭窄根管
IV.側枝をどう考えるか
V.根管形成における器械域と手用域の境目

ClinicalEdition11
根管洗浄液の選択・作用とリスク
I.次亜塩素酸ナトリウムとオキシドールの交互洗浄は有効か
II.根管の乾燥
III.次亜塩素酸ナトリウムとEDTAによる交互洗浄
IV.超音波または亜音波洗浄
V.生理食塩水または滅菌水での洗浄

ClinicalEdition12
根管貼薬剤の選択と作用・効果
I.根管貼薬の位置づけ
II.根管貼薬剤の選択
III.水酸化カルシウム
IV.ドライコットン(綿栓)
V.FC(FG)

ClinicalEdition13
根管充填を始める基準

I.根管充填を始める前に確認すること
II.根管充填の時期
III.即日根管充填(1回法)
IV.2回法

ClinicalEdition14
根管充填法
I.重要なのは根管形成
II.側方加圧充填法
III.垂直加圧充填法

ClinicalEdition15
根管充填後のリコール時のチエックポイントと補綴治療における留意点
I.リコール時のチェックポイント
II.補綴治療への留意点
III.根管治療の予後評価

ClinicalEdition16
根管形成のトラブル1
~根管形成の失敗とプレカーブの付与・トルクコントロール~
I.根管の直線化とストリップ・パーフォレーション
II.根管が直線化してしまう
III.ストリップ・パーフォレーションを起こしてしまった
IV.根管が同心円から逸脱してしまう
V.プレカーブの付与
VI.トルクコントロール

ClinicalEdition17
根管形成のトラブル2
~レッジ、ジップの形成と穿孔の発生~
I.レッジの形成
II.ジップの形成
III.穿孔の発生
IV.穿孔部の治療

ClinicalEdition18
根管形成のトラブル3
~根尖部の目詰まりや残髄とオーバー・インスツルメンテーション~
I.残髄がある
II.目詰まりを起こしている
III.オーバー・インスツルメンテーションの原因
IV.アピカルシートの位置を上げる
V.治療の目安を持つ
VI.オーバー根充したら

ClinicalEdition19
再治療におけるトラブル
~補綴物が除去できない、歯に亀裂が生じている~
I.クラウン(ブリッジ)が除去できない
II.ポスト(コア)あるいはファイルが除去できない,破折してしまっている
III.ガッタパーチャ,シーラー,セメントの除去方法
IV.歯に亀裂(亀裂歯)が生じている
V.細菌感染による歯髄炎・根尖性歯周炎の可能性

ClinicalEdition20
治療器具の根管内での破折・残留とフレア・アップ
I.ファイル破折の原因
II.根管内でファイルが破折している
III.フレア・アップを起こした場合

ClinicalEdition21
有病者、小児、妊婦、高齢者に対する歯内療法の配慮
I.有病者の歯内療法
II.抗生物質を処方されている患者の歯内療法(耐性菌の問題)
III.小児の歯内療法の注意点(萌出直前の永久歯・歯列への影響)
IV.妊婦の歯内療法の注意点
V.高齢者の歯内療法の注意点

ClinicalEdition22
根管治療を繰り返すと何が起こるのか
I.繰り返しの意味
II.外科的歯内療法

第3部 外科的歯内療法編(SurgicalEdition)

SurgicalEdition1
なぜ外科的歯内療法を行うのか
I.外科的歯内療法で明らかになる原因
II.外科的歯内療法の分類
III.妥協的な歯の保存
IV.「疑わしきは除去する」が原則

SurgicalEdition2
病変部に適した切開法の選択
I.切開法の分類と切開線の決定・選択
II.歯内-歯周複合病変への切開法

SurgicalEdition3
病変部の除去
I.歯肉弁と病変部の剥離
II.再発した病変部を除去した症例

SurgicalEdition4
歯根端切除からの逆根管充填と縫合時の注意点
I.根管充填材の状況を観察する
II.逆根管充填
III.縫合と縫合糸

SurgicalEdition5
骨欠損部へ遮蔽膜を用いた組織再生誘導法を試みる
I.組織再生誘導法(GuidedTissueRegenerationMethod)の目的
II.吸収性遮蔽膜を用いた症例
III.非吸収性遮蔽膜を用いた症例
IV.PRPとβ-TCPを併用した症例

SurgicalEdition6
骨膜の損傷した根尖病変への遮蔽膜の適応
I.遮蔽膜を併用した歯根端切除術
II.歯槽膿瘍を起こした症例
III.根管治療を繰り返しても瘻孔が消失しなかった症例
IV.歯根の外部吸収から腫脹および疼痛を起こした症例
V.上顎犬歯の根管治療を4年間受けた症例
VI.根管治療後も瘻孔が消失しない症例
VII.歯肉の腫れ,瘻孔の出現を繰り返した症例
VIII.根尖が口腔内に露出した症例
IX.遮蔽膜使用の判断基準

SurgicalEdition7
ヘミセクションや意図的再植などを用いた感染源除去
I.ヘミセクション
II.根尖病変が理由でヘミセクションを行った症例
III.意図的再植…207
IV.意図的再植で穿孔部の封鎖を行った症例
V.歯冠破折した患歯に意図的再植した症例
VI.意図的再植後に再感染した症例
VII.第三大臼歯を第一大臼歯へ移植した症例

SurgicalEdition8
抜歯即時インプラント埋入法
I.抜歯即時インプラント埋入の適応症
II.抜歯即時インプラント埋入を行った症例

索引

TeaTime(1) 歯学教育にもパラダイム・シフトを
TeaTime(2) 幻歯痛が強く疑われたケース
TeaTime(3) 口腔(歯科)心身症
TeaTime(4) 英語の思い出―DNAの意味とは―
TeaTime(5) 「言語」の活用と代償

歯内療法 失敗回避のためのポイント47

-なぜ痛がるのか、なぜ治らないのか-
  • 著者

    高橋 慶壮

  • 出版社

    クインテッセンス出版

  • ページ

    224ページ

  • サイズ

    A4判変型

  • ISBN

    978-4781200040

  • 価格

    14,300円(税込)

買い物かごに入れる