診査・診断こそ歯科診療のすべての根底をなす。三次元診断ができるCBCT画像は、現在の歯科臨床に必要不可欠なものとなった。1章では、導入として歯科用CBCTの仕組みとその特徴の解説を行う。2章では、歯科医師の日常臨床でとくにCBCT診断が有用な歯周治療、歯内療法、小外科・抜歯、矯正治療とインプラント3項目(上顎前歯部、上顎臼歯部、下顎前・臼歯部)の計7項目にわけ、診査・診断の勘所をATLAS形式で解説。
序文
糸瀬正通

執筆者一覧

1章　CBCTとは?

1.1.　CBCTを解き明かす
・CBCTにより変わる歯科診療
柳　智哉

2章　CBCTを臨床でフル活用するには?

2.1.　総論と歯周治療
・歯周治療・歯周外科処置におけるCBCTの有効活用法
水上哲也

2.2.　歯内療法
・三次元的な病変の診断と根管単位での治療戦略が可能!
安東俊夫/葛西秀夫

2.3.　抜歯・小外科
・CBCTで変わる抜歯難易度の基準
荒木秀文/泥谷高博

2.4.　矯正治療
・矯正治療の診査・診断も三次元の時代へ
金成雅彦

2.5.　上顎前歯部インプラント
・CBCTを用いた補綴主導型インプラント治療
島田昌明

2.6.　上顎臼歯部インプラント
・CBCTにより上顎洞の三次元的な把握が可能に
吉村理恵

2.7.　下顎インプラント
・安心・安全で予知性のあるインプラント治療に不可欠なCBCT
林　美穂

索引

おわりに
山道信之

執筆者略歴