下顎第一大臼歯近心根は、解剖学的に遠心壁に陥凹が見られ、さらに歯根は湾曲していることから、根管治療における根管穿孔(Perforation)の好発部位として知られている。
穿孔というと、得てしてテクニッ…
執筆者
歯内療法領域に対する学習・研究を重ねるにつれ、コンセプトを習得する必要性を痛感する。現在は歯内療法を専門に診療を行う傍ら、Penn Endo Study Club in Japanに所属しペンシルバニア大学歯内療法学教室の科学的根拠に基づいた世界基準の歯内療法について研鑽を重ねている。また認定医として患者や臨床医への啓発活動にも携わっている。